「パーソナライズ(personalize)」とは、「情報やサービスをそれぞれの個人に合わせて提示すること」です。
ただし、個人の行動履歴を収集して、興味・関心を分析するので、プライバシー侵害や「管理社会化」の懸念もあります。
主に、SNSの投稿や検索結果、ネット広告の表示などでは広く利用されています。
1. プロファイルとプライバシー
不特定多数に同じ情報を提供しても、相手にとっては不要なことが少なくありません。
そこで、インターネットサービスでは、個人の行動履歴を記録(トラッキング)して、そこから興味や関心を探ろうとしています。
提示した情報に対する利用者の反応(エンゲージ:どれぐらい引き込まれるか)を記録することで、徐々に反応の良いカテゴリの情報を増やしていきます。
しかし、勝手に個人の興味・関心を分析(プロファイル)されるのは、気味が悪い面もあります。
最近ではプライバシー保護の観点から、事前に断り書きをして、プライバシーポリシーへの「同意」が必要になってきました。
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