- 多くの無料アプリには「広告」が表示されます。
中には別のアプリを宣伝するものも多くあります。 - 広告と気づかずに「インストール」をタップしていると、スマホにはどんどん別の無料アプリが追加されてしまいます。
- 徐々に執拗な広告が増え、中には詐欺広告に巻き込まれる危険も増えてしまいます。

迷惑な広告に引っかからないためには、むやみに「インストール」ボタンを押さないようにしましょう。
1. 無料アプリの代償(広告の表示)
最近、スマートフォンでアプリを使う上で、避けては通れない問題の一つが、「アプリ内広告」だと思います。
「アプリ内広告」がより執拗になっているからです。
スマートフォンにはたくさんの便利な「アプリ」が用意されています。
SNSやニュースアプリなどを通じて、世界中の情報を簡単に得ることができます。
これらのアプリの多くは、無料で提供されています。
しかし、便利なサービスが無料で提供されているのは、主に広告を表示しているからです。


とはいえ、それはこのサイトでも同じだよね。
程度の問題はあるけど。
2. アプリ内広告は連鎖的に増える
広告自体は、これまでもテレビや新聞にもありました。
しかし、アプリ内広告には従来の広告とは異なる性質があります。
それは「広告が連鎖的に増えること」です。
例えば、SNSやニュースアプリなどで、よく使われるアプリにも広告が含まれています。
このアプリ内広告の中には、無料アプリのおすすめが少なくありません。
無料アプリをインストールすると、それにも広告が表示されます。

無料アプリ内の広告が別の無料アプリのインストールを促し、それがまた別の広告を表示していく、というように連鎖的にアプリが増えてしまいがちなのです。

※YouTubeのアプリ内広告の例

2-1. より執拗な広告を表示する
無料アプリの中には、本来の機能やサービスを提供するのではなく、別の広告を表示させることを目的としたアプリも少なくありません。
しかも、わざわざ広告によって利用者を増やそうとする無料アプリは、かけた広告費を回収するために、より執拗な広告を表示する傾向があります。
頻繁な通知や画面切替によって、むりやり広告を表示したり、閉じるボタンをわかりにくくしたりするのです。

すると、利用者が注意しないと、どんどん別の無料アプリをインストールしてしまうようになります。

まるで「わらしべ長者」のように、どんどん執拗な広告を表示するアプリへと進んでしまいます。


2-2. 詐欺広告も出やすくなる
さらに、アプリ内広告の中には詐欺や情報を盗み取るようなものまであります。
広告を押しただけで、「ウイルスに感染した!」と騙すような偽サイトに誘導されることもあります。

スマートフォンに表示される広告が増えれば増えるほど、詐欺広告に出会うリスクも増えていきます。
つまり、最初はSNSやニュースなどに表示された広告がきっかけに、次第に利用者にとって危険な状態へと進んでしまうことがあるのです。

無料アプリを利用する代償として、こうしたリスクにさらされていることを知っておくことが大事です。
3. 迷惑な広告に対処するには「インストール」ボタンを押さない
もちろん、広告を表示する側にも大きな責任があります。
利用者のプライバシーを尊重し、適切な広告を配信することが求められています。
また、利用者の意図しない行動を誘発するような広告や、詐欺的な広告は問題です。
しかし、現状ではこうした迷惑な広告が横行しています。
ネット広告の問題に対処するためには、利用者自身が広告の危険性を認識する必要があります。
特にアプリを「インストール」するときには慎重に操作することが重要です。

不要なアプリが追加されてしまったら、早めに削除(アンインストール)しましょう。


