- スマートフォンに入れた「クリーンアプリ」は、バッテリーを減らす原因にもなります。
- インターネットなどで表示される「メモリが足りない」というメッセージは、ただの広告。
そこで誘導されるクリーンアプリの効果は限られている上、たくさん広告を表示するからです。 - 不用意に「クリーンアプリ」を入れると、かえって処理が重くなるのです。
1. 通知アイコンに複数のクリーンアプリが
スマホのバッテリーがすぐなくなるんだけど……。
- スマートフォンは2,3年も使っていると、どうしてもバッテリーの減りが速くなります。
- しかし、経年劣化だけでなく、不要なアプリが増えてしまって、バッテリーを消耗しているケースもあります。
- 「スマートフォンが速くなる」というアプリを入れたつもりが、逆効果になっている場合も多いです。
スマートフォンを確認してみると、通知に見慣れないアイコンが並んでいます。
KYV42 au Qua phone QX(2017年発売)
いずれも「クリーンアップ」という機能のあるアプリです。
「クリーンアップ」には、主に2つの機能があります。
- 保存されているファイルをスキャンして削除する。
- 使用中のアプリを停止してメモリを解放する。
もし、このようなアプリは内部の容量に余裕がないときは、少しスペースを開けることができます。
クリーンアップは、ちょうど机の上が散らかっているのを「片付ける」ことです。
ただし、収納を増やすわけではないので、物が多すぎるとあまり効果がありません。
逆にいうと、余裕があるときは効果は感じられませんし、まったく容量が足りないときは、多少のスペースでは「焼け石に水」ということもあります。
そうなると、スマートフォンの買い替え自体が必要なことも多いです。
クリーンアプリは、スマートフォンの容量が足りなくなり始めたときには有効です。
しかし、すでによく使うアプリ以外は削除したり、データを削除するように気をつけている状態だと、これ以上 容量を増やす余地は少ないです。
使いどころが限られているんですよね。
1-1. 無料のメモリクリーンアプリは広告を表示する
さらに、無料のメモリクリーンアプリには、デメリットもあります。
それは、「広告」です。
自動的に広告情報を表示させるために、かえってデータ通信が増えてしまいます。
データ通信が増えると、バッテリーも消耗するので、かえって使いにくくなることがあります。
アプリによっては、わざと動作を遅くして有料機能を勧めているような場合もあります。
2. クリーンアプリは1つで十分
今回のスマートフォン、インストールされているアプリを確認してみると、全部で4つもありました。
これでは、クリーンアプリ自体が かえってスマートフォンの容量を圧迫してしまいます。
2-1. 不要なアプリをアンインストールする
そこで、一度 すべての不要なクリーンアプリをアンインストールすることにしました。
ホーム画面にアイコンがある場合は、長押しからドラッグしてアンインストールすることもできます(KYV42の場合)。
ホーム画面からアンインストールはできない機種もあります。
ホーム画面にないアプリや、ホーム画面からはアンインストールできない機種の場合は、Playストアからアンインストールすることもできます。
Playストアの「マイアプリ」から「インストール済み」を選ぶと、インストールされているアプリの一覧が表示されます。
「アンインストール」から削除することができます。
3. 紛らわしい広告に注意
なぜ、このようにたくさんのクリーンアプリがインストールされたのでしょうか?
実は、インターネットやYoutubeを見ていると「メモリがいっぱいです」という表示がされることがあります。
つい、心配になってアプリをインストールしたくなりますが、よく見るとこれは広告です。
本当に「スマートフォンのメモリがいっぱい」になっているわけではないのです。
ネット広告は、まだまだ未成熟な面があって、画面表示をそのまま鵜呑みにするはできません。
このような広告が出ても、必ずしもアプリをインストールする必要はありません。
もし、使っているスマートフォンに不要なクリーンアプリがたくさん入っていたら、アンインストールすると少しマシになるかもしれません。
こちらもどうぞ。