LINEは、電話・SMS・電子メールなどと違って、
1つの会社(LINEヤフー社)の提供するサービスです。
1. LINEサービス内の相手を探す
メッセージは、LINEのサービス内でやり取りされます。
そのためには、まず LINEサービス内で相手を探しておく必要があります。
LINEの場合は、「https://line.me/ti/p/〜
」というアドレスで、それぞれの利用者のプロフィールのページが用意されています。
通常は、マイQRコードや招待メッセージから表示します。
毎回 探すのは面倒なので記憶できます。
それが「友だち追加」です。
LINEの「友だちリスト」に相手のアカウントが追加されます。
2. メッセージはトークルームへ
「LINE友だち」に追加できたら、今度は相手とのメッセージができる場所(トークルーム)を作ります。
通常「相手のスマートフォンにLINEを送る」とイメージしますが、
「2人のトークルームにメッセージを入れておく」というのが実態に近いです。
自分が入室しているトークルームメッセージが入っていると、スマートフォンに「通知」が表示されます。
このため、「LINEメッセージがスマートフォンに届いた」ように利用できるのです。
通常 一度 作ったトークルームは、そのまま使っていきます。
ですので、LINEでは、相手を選んでメッセージを送っているのではなく、相手のいるトークルームを選んでいるわけなんですね。
複数人で同時にやり取りできる「グループLINE」が可能なのも、この「トークルーム」の仕組みだからです。
3. LINEのメッセージは端末内保存方式
ここまでは多くのSNSと同じなのですが、
LINEのトークルーム内のメッセージは、独特の保存のされ方をしています。
やり取りしたメッセージのデータ保存場所は、
それぞれのスマートフォンのLINEアプリ内なのです。
配送し終えたメッセージは、LINEサーバには残らないとされています。
そのため、スマートフォンの機種変更などで LINEアプリにログインし直すと、トーク履歴は空っぽです。
メッセージをデータ移行するには、事前に「トーク履歴のバックアップ」をしておいて、再ログイン後に「復元」する操作が必要なのです。
また、自分の LINEアプリでメッセージを「削除」しても、相手の方ではメッセージは残ったままです(24時間以内なら「送信取消」はあります)。