「+メッセージ」アプリの「すべて同意」と「SMSのみ」の違いは?【RCS】

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ポイント
  • +メッセージ」アプリには、「SMS」だけでなく「リッチメッセージ機能(RCS)」があります。
  • 写真の送信やスタンプ、グループチャットなどの「RCS機能」を使ってみたい場合には、「すべて同意する」を選択します。
  • 新しい機能が不要な場合は、「SMSのみ」を選択しても、「+メッセージ」アプリは利用できます
  • 「+メッセージ」では、相手によって、写真が送れたり、送れなかったりします。これは、相手が「RCS機能」を有効しているか、いないか、によって変わります。

メッセージアプリで、LINEのような機能を使うには、「すべて同意する」が必要なのです。

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「+メッセージ」に利用条件等に「同意」という画面が表示された

+メッセージ」というアプリに、赤丸で1と付いていたので、開いてみました。

すると、「利用条件等」に「すべて同意」という画面が表示されました。

これは何を選択することになっているのでしょうか? 利用しなければ、このまま選択しないでも構いませんか?

「+メッセージ」の利用規約で「すべて同意」にすると、メッセージ送信の追加機能(RCS)が利用できるようになります。

ただ、新しい機能が不要だったり、プライバシーが気になったりする場合には、これまで通り「SMSのみ」の方を選択しても構いません。

「+メッセージ」は、2018年に出てきた新しいアプリです。従来のSMSと同じだと思って使うと、微妙な違いに戸惑うことがあります。

今回は、「+メッセージ」の同意画面を通して、SMSと新しいメッセージ方式(RCS)の違いを見てみましょう。

+メッセージ(プラス・メッセージ)とは?

まずは、「+メッセージ」の画面を見てみましょう。

+メッセージは、SMSみたいに電話番号で送れるLINEみたいなキャリア共通のチャットアプリ
「+メッセージ」は SMSとLINEの特徴を持っている

パッと見て、「青いLINE」という印象ね。

「+メッセージ」は、一言で言えば、「SMSみたいに電話番号で送れる、LINEみたいな、キャリア共通のチャットアプリ」です。

+メッセージ(プラスメッセージ)」は、2018年から3大携帯事業者が提供しているメッセージアプリです。

LINEが2011年に公開されたので、その7年後に出てきたアプリということになります。

わりと最近できたんだね。

2018年5月9日、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3社は新しいメッセージングサービス「+メッセージ(プラスメッセージ)」の提供を開始しました。携帯大手キャリア3社が共同で提供するサービスとして注目を集めており、コミュニケーションアプリで覇権を握る「LINE」への対抗馬になるのではないかとも言われています。

「+メッセージ」は電話番号だけでメッセージを送れるので、相手も「+メッセージ」のユーザーであれば連絡手段のひとつとして活用できるのもポイントになります。

+メッセージの特徴

もう少し特徴を具体的にみてみます。

「+メッセージ」の特徴
「+メッセージ」の特徴

相手の電話番号で送れる

「+メッセージ」が LINE より秀でている点は、連絡先がわかりやすいことです。LINEのような「友だち追加」は必要なく、連絡帳に登録されている電話番号に、そのままメッセージを送ることができます。

スマホに登録された連絡先がそのまま利用できる
スマホに登録された連絡先がそのまま利用できる

RCSとSMSが自動的に切り替わる

相手も「+メッセージ」を利用している場合には、「RCS(Rich Communication Services:リッチメッセージ)形式」でメッセージをやり取りできます。これは、より長文のテキストや写真、スタンプなどを送信できます。

RCSとは?
RCSとは?

また、細かい点ですが、リッチメッセージは、SMS利用料はかかりません。インターネット回線で送信されるからです。

通常、モバイルデータ通信は定額プランなので、「追加料金がかからない」ということになります。

相手によって違う

ただし、「+メッセージ」には、注意点があります。それは、相手によって「RCS」になるか「SMS」になるかが自動で切り替わる点です。

よく「相手によって+メッセージで写真が送れない」という相談がありますが、これは相手が「+メッセージ」を利用していないことが原因です。

相手が「+メッセージ」を利用しているかどうかは、連絡先の「吹き出し」アイコンで確認できます。

「+メッセージ」の登録者と非登録者
「+メッセージ」の登録者と非登録者

もし、相手が「+メッセージ」に登録していない場合は、これまで通りのSMS形式で送信されます。

つまり、相手に+メッセージのマークがなければ、写真やスタンプを送ることはできないのね。

そうです。あとSMS通信料もかかります。

+メッセージの同意内容は2段階

ここまでの「+メッセージ」の特徴を踏まえて、利用条件の同意内容を見てみましょう。

「SMS利用のみ」と「すべて同意する」という選択肢があります。

2つの選択肢の違いは、「+メッセージ利用規約」に同意するかどうかです。

ちなみに、「+メッセージ利用規約」をみると、
・「既読」や「利用中」の表示
・相手へのプロフィールの表示など、
相手に自分の情報を表示することが明記されています。

例えば、「既読」や「吹き出しマーク」などは、「利用者の情報を利用する機能」なので、ちゃんと規約で確認しているわけです。

あんまりよく読んでなかったけれど、ちゃんと個人情報を扱っている範囲がわかるように書いてあるんだね。

第3条 (本サービスの内容等)


(1) 本サービスは、次の各号に掲げる機能を提供することを主な内容とし、その詳細及びその他の機能等は、ご利用規則等及び本サービスサイト上に定めるとおりとします。なお、対応端末の種別、本アプリのバージョン、本サービス利用者の契約状態等によっては、利用できる機能に制限がある場合があります。
① メッセージ送受信機能
② 配信・既読確認機能
③ メッセージブロック機能
④ 迷惑メッセージ報告機能
⑤ 公式アカウント機能


(2) 本アプリの機能により、本アプリの連絡先に表示された携帯電話番号について本サービス又は他サービスを利用中である場合、利用中であることの表示(以下「ケイパビリティ表示」といいます。)をいたします。本サービス利用者は、ケイパビリティ表示のない携帯電話番号を利用する者に対し、SMS 又は電子メールを用いて本サービス又は他サービスへの招待を行うことができます。

(3)本サービスの利用にあたり、本サービス利用者が任意で登録したプロフィール情報は、他の本サービス利用者及び他サービス利用者(以下総称して「本サービス利用者等」といいます。)のうち本アプリの連絡先に表示された者、並びに本サービス利用者がメッセージを送信した送信先の相手にのみ公開されます。

(4)本サービス利用者は、本アプリ内のストアからダウンロードしたスタンプをメッセージ送信の際に使用することができます。なお、本アプリ内のストアで有償で提供されるコンテンツに適用される条件については、当社が別に定めるものとします。

(5)本サービス利用者は、キャリアアカウント(当社から本サービス利用者に対して、本サービスに関するお知らせを通知するアカウントをいい、以下同じとします。)に対してメッセージを送信することはできず、キャリアアカウントによるメッセージを、メッセージブロック機能によりブロックし又は迷惑メッセージ報告機能により報告することはできません。

(6)当社は、本サービス利用者にあらかじめ通知することなく、本サービスの内容及び仕様を変更し、それらの提供を停止または中止することができるものとします。

+メッセージご利用規約(PDF形式:254KB)ドコモ版

iPhoneでは「SMSのみ」はない

ちなみに、iPhone・iPadでは「SMS利用のみ」のボタンはありません。SMSのみなら、標準の「メッセージ」アプリを利用すればよいからです。

iPhone・iPadでは「SMS利用のみ」のボタンはありません。

基本的な使い方 | +メッセージ(プラスメッセージ) | サービス・機能 | NTTドコモ

「SMSのみ」を選択しても構わない

一般的なアプリの利用規約は、「同意しない」場合は、そのアプリが利用できないことがほとんどです。

しかし、「+メッセージ」では「SMSのみ」を選択しても、アプリ自体は利用することができます。

つまり、どうしても気になる場合は、「SMSのみ」の同意しておけば、これまで通りのSMSを利用できます。SMSは、アカウントの確認番号などいろんな場面で必要になるので、受信できるようにしておきましょう。

パーソナル情報を利用していますが、基本的に大手携帯事業者の運営するサービスなので、「すべて同意する」で特に問題ないと思います。

「+メッセージ」は3大キャリア限定

ちなみに、「+メッセージ」アプリは3大キャリアの利用者限定のアプリです。各携帯事業者が、それぞれアプリを提供していて、契約していないとインストールできません。

Playストアの「+メッセージ」アプリは、キャリアごとに提供されている
Playストアの「+メッセージ」アプリは、キャリアごとに提供されている

「+メッセージ」は、格安SIM事業者(MVNO)に切り替えると、利用できなくなってしまうのが、一番の難点です。

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