「+メッセージ」は、携帯電話番号でメッセージや写真を送受信できる、SMSを拡張したメッセージサービスです。
これまで、ドコモ・au・ソフトバンクの加入者同士でしか利用できなかったのですが、MVNO(いわゆる「格安SIM」)でも利用できるようになりました。
1. 「+メッセージ」はSMSみたいな「LINE(みたいな)」
「+メッセージ」の特徴は、LINEみたいなメッセージ機能が、電話番号を使ってやり取りできることです。この「LINEみたいなメッセージ」の規格を、「RCS(Rich Communication Services)」といいます。
「+メッセージ」は、GSMA で世界的に標準化されているRCS に準拠したメッセージサービスです。お客さまがメッセージを送受信する相手先の携帯電話事業者を意識することなく快適に利用できるよう、携帯電話番号だけでメッセージのやりとりができるコミュニケーションを豊かにするサービスとして、2018年5月に提供を開始しました。
報道発表資料 : ドコモのMVNOで「+メッセージ」が利用可能に | お知らせ | NTTドコモ
2. MVNOでも対応開始
これまでは、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)に加入していないと、アプリのインストールはできませんでした。
これが、2021年11月24日 MVNOにも対象範囲を拡大されることになりました。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、携帯電話番号で安心・安全にメッセージを送受信できるメッセージサービス「+メッセージ(プラスメッセージ)」をさらに多くのお客さまにご利用いただくため、2021年11月24日(水曜)からMVNOに拡大します。
報道発表資料 : ドコモのMVNOで「+メッセージ」が利用可能に | お知らせ | NTTドコモ
今日(2021年11月25日) Playストアを確認してみると、「インストール」ボタンが表示されています。
ただ、ソフトバンク版の「+メッセージ」はインストールできませんでした。
3. ソフトバンクと「+メッセージ」
どうして、ソフトバンクの「+メッセージ」はインストールできなかったのかな?
ソフトバンクは、「+メッセージ」アプリをあまり推していないように思います。
というのも、ソフトバンクでは、現在「SoftBankメール」アプリが、SMSや「+メッセージ」とのやり取り(RCS)に対応していて、「+メッセージ」は、標準のメッセージアプリではなくなっています。
SoftBankメールでも、「+メッセージ」利用者同士で、スタンプなどを使ったメッセージができます。
一応、はじめは「+メッセージ」を提供していたので、今でも「+メッセージ」アプリは公開されているものの、積極的に推進していないように見えます。
ドコモやauは、メールアプリとメッセージアプリを分けたのですが、ソフトバンクは一つのアプリに統合しています。
ソフトバンクは、「+メッセージ」の規格には対応しているものの、「+メッセージ」アプリは推していないようです。
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