Googleのメッセージを起動したら、 「チャット機能」の同意画面が表示されました。
同意する前に、何が変わったのか確認してみましょう。
「メッセージ」アプリの「チャット機能」では「RCS」を利用しています。
「RCS」は、既読やスタンプ、グループチャットなどが利用できる、SMSより高機能なメッセージ機能です。
RCS機能が不要な場合は、同意をしなければ、これまで通り SMSのみ でやり取りできます。
1. Jibeの利用規約とチャット機能(RCS)
同意画面にある「プライバシーポリシー」と「利用規約」を確認します。
「プライバシーポリシー」は、通常のGoogleのものです。
それに対して、「利用規約」には「Jibe」という見慣れない単語が書かれています。
Jibe Mobileは、RCS(リッチ・コミュニケーション・サービス)の導入に力を入れている通信企業です。2015年9月にGoogleに買収され、傘下になっています。
1-1. チャット機能に同意する
「同意する」を選択すると、チャット機能が有効になります。
チャット機能を設定しています。準備ができるまでしばらくお待ちください。
2. 「チャット機能なしでメッセージアプリを使用する」とは?
よく画面を見ると、「同意する」の他に「チャット機能なしでメッセージアプリを使用する」という項目があります。
ん?
「メッセージ」と「チャット」って、同じことじゃないの?
チャット機能なしだと、SMSのやり取りはできなくなるの?
これは、先ほどのRCSが関連しています。ここで言う「チャット機能」は、SMSのやり取りではなく、RCSのことを指しています(必ずしも一般的な用法ではありません)。
つまり、Googleの「メッセージ」アプリの「チャット機能」は、Jibeで培われたRCSが組み込まれているわけです。
2-1. RCSとSMSの違い
「RCS(Rich Communicaion Services)」は、SMSの後継として設計された仕組みで、チャット形式で写真やスタンプなどを送ることができます。メッセージの既読の表示や、グループでのやり取りもできます。
Rich Communication Services(RCS)を通じたチャット機能により、相手が入力中であることを示すインジケーターの表示や、既読通知の表示、メッセージ、ファイル、高画質写真の送信などが行えます。チャット機能ではメッセージの送信時にモバイルデータが使用されます。
通信経路は、電話回線ではなく、インターネット回線になるので、送信時の通信料がかかりません。
かんたんに言えば、一つの会社に依存しないLINEみたいなサービスなのね。
国内では、ドコモ・au・ソフトバンクでも「+メッセージ」でRCSを提供しています。
デメリットとしては、対応アプリ同士でしかRCSのやり取りができないことです。多くのガラケーには、これまで通りのSMSを送ることになります。
2-2. あとからチャット機能(RCS)を無効にする
Googleの「メッセージ」アプリは、RCS機能を利用せず、これまで通り SMSだけでやり取りすることも選べます。
RCSは、スマートフォンでの「既読」や「入力中」といった操作情報を、 逐次 相手に送信しています。もし、このようなデータが自動で送られることが気になる場合は、機能を無効にすることができるのです。
「メッセージ」アプリの「設定」から、「チャット機能」を無効にします。
ただし、もし グループチャットに入っている場合は、退出してしまいます。
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