スマホ修理でバッテリー交換の相談に行ったら、9,500円の見積もりでした。
そんなにかかるものなのでしょうか?
バッテリー発注後に来店したら、だいたい40〜60分ぐらいで交換してくれるそうです。
バッテリー交換が 1万円なら、「だいたい相場通り」だと思います。
確かに、交換用バッテリーの価格を調べると、2,000円ほどです。
しかし、作業時間や技術的な難しさ、結果に対する責任などを考えると、「法外な値段」とは言えないからです。
ただ、今のスマホが多少不便でも使える状態なら、「割高」に感じると思います。その場合は、新しいスマホを購入するための資金に取っておいた方がよいのかもしれません。
実際に自分のスマホでバッテリーを交換してみて、壊れないように修理するのは、かなり気を使うと思いました。
1. バッテリー交換の作業
スマートフォンのバッテリー交換にかかる作業を確認しましょう。
スマートフォンのバッテリーには いろんな型があるので、バッテリー交換の依頼をすると、まずはバッテリーを発注してもらうことになります。
バッテリーが届いたら、スマートフォンを持っていって「バッテリー交換」をしてもらいます。
バッテリー交換の所要時間が 1時間というのは、分解作業にかかる時間として標準的です。
というのも、スマートフォンを破損しないように慎重に分解するには、それぐらい時間がかかるものだからです。
2. 価格設定の考え方
それでも、2,000円のバッテリーに 1時間の作業で、作業料 10,000円は高くない?
消費者側としては、「原価」や「時間給」の考え方でかかった費用を計算しますよね。
知り合いに頼むならそれでもよいのですが、「生業」でやっている場合、作業時間以外にも費用がかかっているはずです。
お店の営業時間は、つねに「(売上になる)作業」で埋まっているわけではありません。最終的な利益は 他の時間帯の費用も差し引いて決まるからです。
また、分解・修理の特性として「リスク」もあります。
状態が機種によるので、いつも想定どおりの時間で作業が完了するわけではないからです。
さらに、修理を請け負う以上は、その後の安全性などの保証をする責任も生まれます。
このように、営業していると確率的に予定外の費用が発生することが考えられます。
ですので、そういった補填分も見越して価格を決めることになるわけです。
機種にもよりますが、8,000円〜12,000円という価格は、妥当だと思います。
修理は、けっこう予定通りには進まないもんね。
うーん…。でも、それなら同じスマホを中古で買うのとそんなに変わらないよ。
確かに、中古スマホは安くなっています。ただ、安い理由の一番は「バッテリーの劣化」です。
結局、中古スマホを買っても、バッテリーの問題は解決しないことが多いのです。
もし、あまりスマホを使っていなくて、「アプリの起動などで遅い」と感じることがなければ、今のスマホのバッテリーを交換するのがオススメです。しかし、そうでなければ、新しいスマホを購入する資金に当てた方がよいかもしれません。
私も自分でもスマホのバッテリー交換をやってみました。
自分のなら失敗も許されますが、これが他人のスマートフォンを扱うのなら責任重大だな、と思いました。
10,000円で「プロにお任せ」なら、むしろお得な気がします。
もっと手軽に交換できたらいいのにね。
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