- スマートフォンのバッテリー交換を実際にやってみました。
スマートフォンの分解は初めてだったのですが、だいたい 1時間半ほどでできました。 - 一番大変だったのは「剥がす」作業でした。
背面カバーやバッテリーが接着されているので、破損しないように気をつけながら剥がすのに神経を使います。 - (後日談)ただし、互換バッテリーには粗悪品も多いようです。
たった 6ヶ月でバッテリーが膨らんできて再交換が必要でした。

2000円ぐらいの予算で、慣れたら 30分ほどでできそうです。
ただ、バッテリーは安全性に直結する部品なので、プロに任せた方が安心かなとも思いました。

もう少し バッテリーの特性・注意点について勉強しないと、だね。
作業にあたっては「自己責任」でお願いします。
本体を分解するので故障、異常が起こる可能性があります。
メーカーの修理保証もなくなってしまいます。
必要な道具と作業の確認
作業としては、「分解してバッテリーを交換して、戻すだけ」です。
とはいえ、正しい手順で分解・復元しないと、破損や故障の恐れがしてしまいます。


YouTubeなどで動画検索1しても、分解の手順はわかるよ。
必要なものは、スマートフォン本体、バッテリー、修理用具、ドライヤーです。

たまたま見つけた DEPALAIの型番HB366481ECWを購入しました。
修理用具は、交換用バッテリーとセットになっていたものがそのまま使えました。
同様のバッテリーは、ほかにも売られています。
約 6ヶ月後に、交換したバッテリーが膨らんできました。
廉価なバッテリー(といっても、1,900円で購入したので、相場でしたが)には粗悪品も含まれているようです。
DEPALAI製では同様の事例も見つかりました2。
ちなみに、スマートフォンの古いバッテリーの最大容量は 約57% まで劣化していました。

バックカバーを外す
まず、スマートフォンを分解した経験がないと、どこから開けたら良いのか見当がつきませんでした。
はじめ、下の縁から開けるのかと勘違いしていたのですが、上の細い線から開けるのが正解でした。
バックカバーはかなり薄いです。

注意点は、2つ。
➤ 背面カバーの縁が 接着剤で止められていること、
➤ 指紋センサーが配線でつながっていること、です。

Huawei P20 lite の背面カバーは ガラスコーティングされているので、慎重に作業しないと 簡単に破損してしまいます3。ドライヤーとピック、あとは硬いカードなどを使って外していきます。
まずは、ドライヤーで熱して、接着を弱めながら外していきます。

吸盤リングで上に引っ張ると、すこし縁に隙間ができます。
そこからピックを使って、縁を止めている接着剤を少しずつ切り離していきます。


ベタベタした黒いゴムみたいな感じです。
指紋センサーのコードでつながっているので、ゆっくりとカバーを開けます。

バッテリーを外すための分解
まずは、背面カバーを外すために、指紋センサーのケーブルを外します。
ちょっと怖いですが、指でピッと引き抜けます。

バッテリーを取り外すには、その上にある2つのケーブルを外す必要があります。
カバーで保護されているので、まずはネジを外します。

カバーを外すと、黒いプラスチック部品も取れてしまいました。
これは、側面ボタンの隙間を埋める部品です。


向きや方向が大事です。
つけていてもすぐに外れるので、ネジなどと一緒に保管しておきましょう。
上部のメインボードと底面の部品をつなぐケーブルを外します。

指でもできると思いますが、「スパッジャー(プラスチックへら)」という工具で外しました。
バッテリーを外す
ここまで来たら、あとはバッテリーを外すだけ。
ただ、このバッテリーがかなり強力な両面テープで接着されていました。

バッテリーを外す過程で、だいぶ折れ曲がってしまいました。

バッテリーの扱いって、このあたりが怖いよね。
バッテリーを交換して元に戻す
新しいバッテリーも両面テープで固定します。
かんたんに固定しました。

今度は、逆順で戻します。

背面カバーは接着剤を削ぎきったのでどうかと思ったのですが、まだベタベタしていたので、そのままピッタリ閉じました。
スマホケースに入れて使う分には大丈夫でしょう。

ただ、密閉していないので、防水性能は落ちているはずですね。
充電して電源ボタンを押すと、無事に起動できました。

指紋センサーの接触不良なども心配しましたが、大丈夫でした。
かかった時間と交換用バッテリーの探し方
戸惑いながらの作業だったので、かかった時間は 1時間20分ほどでした。
作業工程 | 所要時間 | 備考 |
---|---|---|
バックカバーを外す | 40分 | ドライヤーでけっこうしっかり熱する |
バッテリーを外すための分解 | 10分 | ネジは小さいのでなくさないように |
バッテリーを外す | 15分 | 粘着テープがけっこうべったりついていた |
バッテリーの交換と復元 | 10分 | 復元はわりとスムーズに進んだ |

慣れたら 40分ぐらいでできそうです。
バッテリーは Amazonなどで「Huawei P20 lite バッテリー」と検索すると、互換バッテリーが修理用具とセットで販売されています。
「HB366481ECW」という型番で、Huaweiのいくつかのスマホで共通です。
また、今回は家庭用ドライヤーを使いましたが、代わりに「ヒートガン」という用具があるようです。

けっこう大仕事だったね💦
もっと気軽にできれば、「エコ」なのになぁー。
こちらもどうぞ。




(補足)
- 3年使ったP20liteを延命する – YouTube が参考になりました。
- ちなみに2度目のバッテリー交換後、1ヶ月ちょっと経つとまたバッテリーが膨らんできました。膨らんできたタイミングも同一なのでやはりバッテリーの中身が同一だったのかという感じです。安かったですし、品質的にも完全にワケアリでしたね。 – 安物バッテリーは危険!?またまたMoto Zのバッテリーを自分で交換した話! – ShopDD
- 急ぐとこんな風に背面パネルが割れます。 – 【DIY】Huawei P20 Liteバッテリー交換方法 | とっつぁんぼうやのブログ