![[AdSense]収益改善のための基本方針（公式ヘルプより）](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2024/02/image-36-11.jpg)
広告収益の低下は多くのウェブサイト運営者にとって切実な問題です。
ただし、適切な対策を行うことで改善が可能です。
![[AdSense]収益改善のための基本方針（公式ヘルプより）](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2020/09/instructor-m.png){kind=icon}
基本の考え方をGoogle AdSenseの公式ヘルプからまとめてみます。
1. 収益低下の主な原因を特定する
収益低下の原因は複数ありますが、見るべきポイントは3つです。
- 表示回数（インプレッション数）
- クリック率（CTR）、
- クリック単価（CPC）、
広告収益は、この3つの掛け算で構成されます。
= IMP x CTR x CPC
ただし、最近 CPM基準に変わったので、「クリック率」の部分は直接は影響しないかもしれません。
「クリックさせる」必要はなくなったので。
2. 表示回数の低下対策
広告の表示回数は、サイトへの訪問者数が直結しています。
- サイトのSEO対策を強化する
- SNSを活用してサイトをアピールする
わりと王道の対策だね。
2-1. 事例1: SEO対策で表示回数を増やす
原因: サイトが検索エンジンに適切にインデックスされていない、または検索エンジンのランキングで上位に表示されないことが、表示回数の低下に繋がります。
解決策: Google Search Consoleを活用してサイトのSEO対策を強化しました。
メタタグの最適化、コンテンツの品質向上、内部リンクの改善などを行い、サイトの検索エンジンでの可視性を高めました。
SEO対策は、この対策さえしておけばうまくいく、というものでもないので、具体的な処方箋ではないですが……。
2-2. 事例2: SNSを活用して新規ユーザーを増やす
原因: 新規ユーザーの獲得が不十分で、サイトのトラフィックが停滞していました。これにより、広告の表示回数が減少し、収益にも影響を与えました。
解決策: ソーシャルメディアを活用してサイトのプロモーションを行い、新規ユーザーを積極的に呼び込みました。
定期的なコンテンツ更新とソーシャルメディアでの活動により、サイト訪問者数が増加し、表示回数が改善されました。
3. クリック率の低下対策
クリック率を上げるには、なるべく広告を利用者の画面に表示することです。
- 広告を目立つ位置に配置する
- サイトの動作速度を上げて離脱を防ぐ
ここはバランス調整が難しい領域。
基本的には、アドセンス広告はサイトの動作をかなり重くするから。
多ければよいというものでも、少なければよいというものでもないよね。
まぁ、閲覧者的には広告は少ないほど快適だけど。
3-1. 事例3: サイトデザインによるクリック率の変化
原因: サイトデザインがユーザーにとって魅力的ではなかったり、広告の配置が最適でなかったりすると、ユーザーが広告をクリックする機会が減少します。
解決策: サイトのデザインを改善し、広告の配置を見直しました。
視認性の高い位置に広告を配置し、ユーザーが関心を持ちやすいコンテンツに関連する広告を表示するようにしました。
3-2. 事例4: モバイルサイトの動作速度とクリック率
原因: モバイルサイトの動作速度が遅いと、途中でのサイト離脱率が高くなります。すると、広告のクリック率が低下する原因となります。
解決策: ページの読み込み速度を向上させるために、画像の最適化、キャッシュの利用、スクリプトの非同期読み込みなどの技術を導入しました。
モバイルユーザーの体験が向上し、クリック率が改善されました。
4. クリック単価の低下対策
クリック単価は、広告主の競争度合いで決まります。
改善するには、多くの広告が設置できるように受け入れることです。
- 広告のカテゴリのブロックを解除する
- レスポンシブ広告ユニットを採用する
ここは、ふだんあんまり意識しない部分だよね。
どうなんだろ。
4-1. 事例5: 広告のブロック設定によるクリック単価の低下
原因: ウェブサイト運営者が広告を過度にブロックしていたことです。
広告主、広告ネットワーク、一般カテゴリ、デリケートなカテゴリなど、多くの要素をブロックしていたため、広告枠に入札できる広告主の数が限られてしまいました。競争が少なくなると、クリック単価が下がる結果になってしまいます。
解決策: 不必要な広告ブロックを解除し、より多くの広告主に入札の機会を提供しました。これで、クリック単価が上昇し、収益が改善されました。
でも、あんまり酷い広告は載せたくないんだよね。
うまくブロックできているか自信はないけど。
4-2. 事例6: 季節性によるクリック単価の変動
原因: クリック単価は市場の需要と供給によって変動します。
特定の時期に広告主の予算が減少することがあり、それによりクリック単価が下がります。たとえば、四半期の初めや特定の季節では、広告予算が少なくなりがちです。
解決策: 広告コードをレスポンシブ広告ユニットに更新し、広告の表示を最適化しました。
レスポンシブ広告は、さまざまなデバイスや画面サイズで適切に表示されるため、より多くの広告主から入札を引き出すことができます。
季節性の変動により特定の広告主の入札が減少しても、他の広告主からの入札を受け入れることで、クリック単価の低下を緩和できます。
確かに、季節変動・セール感はあるよね。
ただ、レスポンシブ広告で、それほど改善した感覚はないけど。
収益低下には多くの原因がありますが、それぞれに対する具体的な対策方法を理解し、実行することが重要です。
![[AdSense] 報酬体系の転換（CPCからCPMへ）](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2024/02/image-36-5-320x198.jpg)
