集客ツールとしてLINE公式を活用するのに、「L Message」というサービスを勧められたんだけど、「紐付け」ってどういうこと?
「LINE公式アカウント」は、店舗用のLINEサービスです。個人のLINEともメッセージを通してやりとりできます。
LINE公式では、メッセージのやり取りを自動化することができます。
さらに、LINE公式の機能だけでなく、他社サービスのプログラムと接続できるように LINE Messaging API という機能も提供しています。
1. L MessageとLINE公式アカウントの関係
L Message(エルメ)は、LINE公式アカウントと連携して、やり取りを自動化してくれるサービスの1つです。
とくに、DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング:個別のやり取りからサービス提案につなげる手法)を支援しています。
株式会社ミショナ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:鈴木隆宏)は、LINE公式アカウントでセールスの自動化ができる「L Message(エルメ)」を2020年6月15日より提供開始いたします。
LINEでセールスを自動化する「L Message(エルメ)」をサービス開始!|ミショナのプレスリリース(2020年6月8日)
1-1. L MessageとLINE公式アカウントを連携する
L Messageは、利用者が自分で取得した LINE公式アカウントを機能強化するものなので、本体となるLINE公式アカウントも必要です。
L Messageの管理画面から、LINE公式アカウントと接続します。
手順は、大きく5段階に分けることができます。
LINE公式アカウントとLINE Developersで、LINE Messaging API を使える状態にします。
あとは、LINE Messaging API で提供される
▶ チャネルID と
▶ チャネルシークレット を、
外部サービス側に設定します。
紛らわしいですが、
▶ Messaging APIのID・暗号キーと
▶ LINE DevelopersのチャネルのID・暗号キーは、
それぞれ別物で、両方必要です。
これで、外部サービス側の機能を使って、LINE公式アカウント を操作し、自動メッセージなどを送信できるようになります。
ちょうどメールソフトに、自分のメールアドレスとパスワードを設定するのに相当しますね。
2. 配信メッセージと料金
たくさんのメッセージを送信するには、有料プランの契約が必要になります。
ここで、ややこしいのは、メッセージ配信数の上限です。
本来 LINE公式アカウントでは、一斉送信のメッセージが有料で、個別メッセージは無料です。
しかし、LINE Messaging API を介して送信した場合、個別メッセージも有料メッセージにカウントされます。
LINE公式アカウントは、これまで1000通まで無料でしたが、2023年6月に料金体系が改定され 200通に減ることが予告されています。
エルメのような連携サービスを有効にするには、チャットを「Bot(自動応答)」にする必要があります。LINE公式アカウントから、直接 手動でのチャット返信はできなくなってしまうので、注意してください。
個別メッセージが主体の場合は、デメリットだね。
「個別メッセージの手間を省く」というのが、サービスの主眼でもあります。導入を検討するときには、その点を勘案して決めましょう。
2-1. 販売代理店にとっての収益モデル
ちなみに、L Messageには、アフィリエイト(販売代理店報酬)があります。
代理店契約の紹介で有料プランを利用すると、代理店には1人あたり「3234円〜/月」の継続報酬が発生します。
つまり、10,780円のうちの3,234円(あるいは4,312円)が、紹介者に毎月支払われる仕組みになっているようです。
保険営業みたいな感じなのかな
ただし、誰でも代理店契約をできるわけではありません。
「L Message認定講座(代理店コース)」を受講しないといけないようになっています。
「L Message認定講座(代理店コース)」の概要では、「LINE導入支援事業」の収益モデルとして、以下のモデルが提示されています。
・LINE公式アカウントの構築代行
・LINE公式アカウントの部分構築代行(リッチメニューなど)
・L Messageの紹介報酬
・レベニューシェア(売上比率の手数料)
へ〜。
作業料の価格設定はよくわからないけど、Eコマースの集客に成功すると大きいかもね。
LINE公式アカウントは、便利なツールですが、どこから手を付けたらよいか分かりにくいですね。いろんなサポートサービスがあります。
ただし、どんな集客に近道はないので、自分のビジネスにあっているか、よく吟味していくことが大事です。
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