QRコードってなんなの?
スマホで読み取るのって、知らないうちにお金がなくなったりしそうで怖い。
QRコードを読み取ると、「パっ」と画面が切り替わったり、支払いができたり、まるで魔法みたいです。
しかし、QRコードそのものは 文字を表す「符号」です。
読み取るだけで何か情報が抜かれる、というような怖いものではありません。
QRコードは誰でもかんたんに作ることができます。
一度 作って見ると、意外と怖くないものだとわかりますよ。
1. 「ありがとう」をQRコードに
今回は、スマホでも操作しやすい「QRQR(クルクル)」というアプリの「QRコード作成」を利用します。
「ありがとう」という文をQRコードにしてみます。
こちらが、できあがった「ありがとう」のQRコードです。
QRコードを保存するには、「デバイス内の写真やメディア」へのアクセスを許可します。
Androidスマートフォンの場合、QRコードは「Pictures」内に保存されていました。
1-1. 作成したQRコードを読み取る
作成したQRコードを、QRQRアプリで読み取ってみます。
QRコードを表示させた画面を別のスマホから読取りました。
もちろん、LINEアプリなど、ほかのQRコードリーダーからも読み取れます。
2. 文字列とコード(符号)を行き来する
いろいろな文字列をQRコードにしてみると、文字数によって複雑さも変わるのがわかります。
文字列をQRコードにすることを「符号化(エンコード:encode)」、
QRコードから文字列に戻すことを「復号(デコード:decode)」といいます。
ほんとに文章がコードになっているのね。
日常生活を見渡してみると、符号化されたものはたくさんありますよ。
これらの「符号」と同じで、QRコードは情報を伝えるための道具です。
とくに怖がる必要はないのです。
3. リンクをQRコードにする
QRコードでウェブページを見たり、支払いや友だち追加などができるのは、文字データの中身に意味があるからです。
それが、「リンク」です。
例えば、ウェブサービスのアドレスをQRコードにすれば、読み取ってそのページを表示してもらうことができます。
「エイチ・ティー・ティー・ピー …」と説明するよりも、手間なしですね。
名刺やショップカードに QRコードが印刷されているのは、ホームページや電子メールアドレスを読み取ってもらうためなんです。
3-1. QR決済のQRコードは口座番号
QR決済のコードはどんな中身なの?
PayPay や LINE Payなど「QR決済」も一緒です。
中身は 決済サービス会社へのリンクや会員番号などになっています。
例えば、銀行の口座振替の場合を考えてみましょう。
自分の口座番号を記入して、銀行印を押しますよね。
つまり、口座番号を指定して、本人確認ができれば、支払いに使うことができます。
QR決済も、これと一緒なんです。
銀行印に当たる本人確認は決済アプリのログインです。
アプリを起動していれば本人確認済み、とみなします。
QRコードは、口座番号と本人確認をセットにした情報なので、振替用紙に当たるわけです。
つまり、QR決済で重要なのは「自分のスマホで QRコードを読み取った」という部分です。