
スマホを使っていたら、いきなり「迷惑電話の疑い」なんて出てきたんだけど、どうすればよいの?
スマートフォンを使っていると、たまに着信時に「迷惑電話の疑い」というメッセージが出てくることがあります。
今回は、Androidスマートフォンの電話番号の管理のしくみについて見てみましょう。
1. こんな通知が表示された!
びっくりしながら試しに電話に出てみると、このときは通信会社からの営業の電話でした。


営業電話が「迷惑電話」かどうかはなんとも言えませんが、必ずしもオレオレ詐欺のような電話というわけではないようです。
注意する必要はあるものの、迷惑電話とは限らない
通話が終わると、実際に迷惑電話だったどうかを確認するメッセージが表示されます。

もし、迷惑電話だった場合は、「番号をブロック」できますし、そうでなければ「迷惑電話ではない」と報告することができます。
2. スマートフォンが「迷惑電話」と認識する仕組み

ところで、どうしてスマートフォンは 初めてかかってきた電話番号なのに「迷惑電話」と疑ったの?
実は、電話アプリによっては「迷惑電話を通報」する仕組みがあります。
着信履歴を長押しするメニューに「ブロックして迷惑電話として報告」という項目があります。

電話アプリは、着信のときに電話番号を自分の連絡先に照らし合わせて、相手の名前を表示しますが、連絡先に登録していない場合でも、会社やお店の名前がGoogleマップなどに登録されていれば表示されます。
他の人からの「迷惑電話」という通報もサーバーで管理されていて、「迷惑電話の疑い」と表示されるのです。とはいえ、一度の通報で必ず「迷惑電話の疑い」になるわけではありません。

「投票」みたいなもので、報告が多くなると「迷惑電話の疑い」と表示されるようになります
営業電話を受けた人が「次からかけてほしくない」という意味で、「ブロックして迷惑電話として報告」をするのが積み重なると、今回のように「迷惑電話の疑い」と表示されることになるのです。
ちなみに、個人的に着信拒否にしたいだけの場合は、迷惑電話として報告のチェックを外して、「ブロック」すればよいことになります。
3. まとめ:連絡帳がインターネットで管理される
Androidスマートフォンの電話番号の情報は、スマートフォン本体とGoogleのサーバーで管理されています。Googleで管理する連絡帳の情報は、自分の登録した情報だけでなく、Googleマップなどで登録されている情報も含めて表示されます。
ちなみに、Googleマップの店舗情報は、「Googleビジネスプロフィール」というサービスで登録できます。
「迷惑電話」情報もGoogleのサーバーに集積されているので、それをもとに「迷惑電話の疑い」と表示されます。
このような「通報」の仕組みは、セキュリティアプリを入れている場合、二重になります。セキュリティアプリの会社も、不審な電話番号を収集して、間違って受けないように注意メッセージを表示することがあります。

自分が登録していないのに「勝手に」迷惑電話と表示されるので びっくりするね。
このような仕組みになっているのか。
こちらもどうぞ。


