「らくらくスマートフォンの画面がつかない」という相談がありました。
通常は、電源ボタンを長押しすると起動できることが多いですが、今回は 強制再起動(電源・音量上げを32秒長押し)でもつきません。
どうも、ディスプレイの機械的な故障のようです。
うまく動かない場合にも、いろんなケース・段階があるんだね。
1. スリープと電源オフ
この場合、「電源ボタン」を長押しするだけで戻ることが多いです。
スマートフォンは「電源オフ」にしなくても、画面消灯(スリープ)するだけで、そのまま充電して使えます。
そのため、電源ボタンを長押しして起動させる操作をする機会がないことが少なくありません。
ふだん電源オフにしていなくても、スマートフォンの充電が完全になくなると自動的に電源オフになります。
充電できても起動せず、そのまま戻せないことがよくあるのです。
2. 電源オンになっているのに液晶がつかない
しかし、今回は 様子が違います。
電源ボタンを長押しすると、一瞬 ブルッと振動するのですが、画面が点灯しません。
充電ケーブルを付けると、状態ランプが赤く点灯して充電中になりますが、画面は真っ暗のまま。
充電率などは表示されませんでした。
どうも、液晶画面が反応していないようです。
らくらくスマートフォンには、強制再起動の操作もあります。
電源ボタンと音量アップボタンを同時に32秒 長押しにします(8秒だと強制終了)。
画面が動かなくなったり、電源が切れなくなったりした場合に電源ボタンと音量ボタンの上を同時に8秒以上押し、画面が消灯した後に指を離すと強制的に電源を切ることができます。
電源ボタンと音量ボタンの上を同時に32秒以上押し、起動画面が表示された後に指を離すと強制的に再起動させることができます。
https://www.docomo.ne.jp/support/manual/f42a/txt/F-42A_J_OP_01_FV_10.txt#:~:text=・電源ボタンと音量ボタン,させることができます。
強制再起動してみると、状態ランプが一瞬だけ緑で点灯しました。
反応自体はあるようなのですが、画面だけが表示されません。
こうなると考えられるのは「液晶パネルの故障」。
せめて、スマホ画面をケーブル接続でモニターに出力できれば、操作・確認できるのですが、らくらくスマートフォンは MHL(Mobile High-Definition Link)には対応していません1。
修理に出すしかなさそうです。
こちらもどうぞ。