- 「スマートフォンの電源がつかなくなった!?」という相談では、実は電源が完全にオフになっているだけ、ということも多いです。
- とくに、「バッテリー切れ」になると、自動的に電源が完全にオフになることがあります。
- そんなときは、電源ボタンを「長押し」すれば、元通りスマートフォンを「起動」できます。
電源ボタンをふつうに押しても反応しないと、「壊れた?」と思うかもしれません。
しかし、スマートフォンの正常な動作であることも多いです。
1. 電源ボタンには2つの操作がある
あれ?
電源ボタンを押しても、スマホがつかないよ💧
ちゃんと充電したのに……。
このようなときには、電源ボタンを長押しするとスマホが使えるようになることが多いです。
スマートフォンの電源ボタンには、主に2つの操作があります。
- 電源ボタンを軽く押す(クリック感があるまで)
画面が点灯したり、消灯したりします。 - 電源ボタンを長押しする(約5秒間)
スマートフォンの電源が完全にオン・オフされます。
1-1. ふだんの操作は「電源オフ」ではなく「消灯」
ふだんスマートフォンを使っているときには、電源を軽く押す操作を使っている人が多い思います。
しかし、この操作は「電源オフ」ではありません。
というのも、スマートフォンの電源は完全には切れていません。
スマートフォンの画面は消えますが、電話やメッセージなどを受信するために待機しているからです。
これを「スリープ」あるいは「スタンバイ」状態といいます。
そっか、ふだんボタンを押して「スマホの電源を切っている」と思っていたけど、画面を暗くしているだけなんだね。
2. 完全に切りたいときには電源ボタンを長押し
一方、会議やコンサートなどでスマートフォンの電源を完全に切りたいときには、「シャットダウン」をします。
このときに 電源ボタンを長押し を使います。
3. バッテリー切れのあとは「起動」が必要
でも、電源の長押しなんてしていないのに、どうして「シャットダウン」になっていたの?
スマートフォンがシャットダウンになるのは、電源ボタンの長押しの操作だけではありません。
代表的なのは、「バッテリー切れ」。
スマートフォンは、バッテリー残量が足りない状態で放置すると、自動的にシャットダウンします。
一度、完全に電源がオフになると、その後 バッテリーを充電するだけでは動かないことがあります。
バッテリーが充電されても、スマートフォンの電源がオンになるとは限らないからです1。
そこで、電源オンにするには、電源ボタンを長押しして「起動」する必要があるわけです。
それでもダメなときは、スマートフォンの故障の場合もあります。