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[Windows] バックアップを有効にすると容量不足になるパターン

[Windows] バックアップを有効にすると容量不足になるパターン
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  • Windowsパソコンの「バックアップ」機能を有効にすると、OneDrive の容量不足が発生することがよくあります。
  • ただし、ファイルをすぐに削除するのは危険です。
    「バックアップ」は「シンボリックリンク」を使用して保存場所をOneDriveに変更する仕組みだからです。
  • 解決するには、有料プランに変更するか、正しい手順でファイルを元の場所に戻す必要があります。
[Windows] バックアップを有効にすると容量不足になるパターン

慌ててファイル削除するとデータを失う可能性があります。

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1. バックアップしたら容量不足になる?

Windowsパソコンで「OneDriveの容量が不足しています」という警告が表示されます。
バックアップ機能を有効にしたところ、突然容量不足の警告が出るようになりました。

どうすればよいでしょうか?

Windowsパソコンでよくある相談の一つに、OneDriveの容量不足を知らせる警告が表示されるという問題があります。
この問題は、通常のオンラインストレージとしての使っている途中よりも、パソコンのバックアップ機能を有効にした際によく発生します。

2. どうして容量不足になった?

Windowsの「バックアップ」機能を有効にすると、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャーなどのフォルダに保存されているデータが、自動的にOneDriveに保存されるようになります。

しかし、無料版のOneDriveの容量は15GB(Microsoftアカウントをお持ちの場合)に限られています。
これは一般的なパソコンの保存容量と比べるとかなり少ないため、バックアップを行おうとすると容量不足になることがあります。

2-1. 【注意】慌てて消さないで!

OneDriveの容量が不足すると、有料プランへの変更を促すメッセージが表示されます。

ここで重要なのは、OneDriveのバックアップは単なるコピーではないということです。
この機能は、パソコン上のデータの保存場所そのものをOneDriveに変更します。
そのため、バックアップ機能を単純にオフにしただけでは、大切なデータを失ってしまう可能性があります。

2-2. バックアップを有効したときに起こっていること

OneDriveのバックアップ機能を有効にすると、自動的にファイルが移動されます。

  • 元の場所(ローカル)
    • C:\Users\[ユーザー名]\Desktop
    • C:\Users\[ユーザー名]\Documents
    • C:\Users\[ユーザー名]\Pictures
  • 変更後の場所(OneDrive)
    • C:\Users\[ユーザー名]\OneDrive\Desktop
    • C:\Users\[ユーザー名]\OneDrive\Documents
    • C:\Users\[ユーザー名]\OneDrive\Pictures

ややこしいのが「シンボリックリンク」。
それぞれの元のフォルダは、OneDriveフォルダ内の対応するフォルダに特殊なリンクで結ばれます。

見かけ上、従来のフォルダがそのまま表示されますが、実際のファイルはOneDriveフォルダ内に存在することになります。

しかし、この仕組みを意識しないと、OneDriveを使いたくないときに困ります。
OneDriveを無効にしたり、フォルダを削除したりするときに、大事なファイルにそのままアクセスできなくなる危険性があるからです。

バックアップを有効したときに起こっていること

ユーザーは普段通りにファイルを操作できますが、実際のデータはOneDriveと同期される仕組みになっています。

3. 【対処】OneDriveのバックアップ設定をオフにする

この状況を解決するためには、まず OneDriveのバックアップ設定をオフにして、今後の自動バックアップを防ぎます。

  1. タスクバーの右下にある通知領域(システムトレイ)のOneDriveアイコンをクリックします
  2. 「設定(歯車アイコン)」をクリックし、「バックアップ」タブを選択します。
  3. 「重要なPCのフォルダ」セクションの「フォルダの管理」をクリックします。
  4. 現在バックアップされているフォルダ(デスクトップ、ドキュメント、ピクチャー)が表示されるので、停止したいフォルダの「バックアップの停止」をクリックします。
  5. 確認ダイアログの「バックアップの停止」をクリックします
【対処】OneDriveのバックアップ設定をオフにする

複雑に感じられるかもしれませんが、仕組みを理解すれば納得できる動作です。

3-1. 元の場所に移動する

バックアップを停止しても、すでにOneDriveに入っているファイルはそのままで、削除されません。
あくまで、「同期」を切っただけです。

そこで、OneDriveに保存されているデータを、元の「デスクトップ」や「ドキュメント」フォルダに戻す必要があります。

  1. タスクバーの「エクスプローラー」アイコンをクリックします
  2. 左側(ナビゲーションペイン)から「OneDrive」を選択します
  3. OneDrive内の「デスクトップ」フォルダを開きます(あるいは、「ドキュメント」や「ピクチャ」)
  4. 移動したいファイルやフォルダを選択し、移動先として「デスクトップ」を選択します。
    (パス:C:\Users\[ユーザー名]\Desktop
元の場所に移動する

大量のファイルを移動する場合は時間がかかる可能性があります。

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