- LINEトークに届いた写真は、「ダウンロード」しておかないと、保存期間がすぎると消えてしまいます。
- LINEでダウンロードした写真は、iPhoneの端末内ユーザーデータの「写真ライブラリ」に保存されます。
- 保存した写真は「写真」アプリで確認でき、「LINEから保存」という履歴も確認できます。
1. 残したい写真は自分で管理する必要がある
LINEのトークに送られてきた写真は、時間が経つと見られなくなってしまいます。
これは、LINEサーバーには「保存期間」が設定されているからです1。
1-1. サーバー、キャッシュ、写真ライブラリ
LINEで送られてきた写真は、3つの保存場所を移し替えていくことになります。
- LINEサーバー
- LINEアプリ内のキャッシュ
- iPhoneの写真ライブラリ
LINEサーバー | LINEアプリ内 キャッシュ | 写真ライブラリ | |
---|---|---|---|
保存の目的 | 写真の一時保管と転送 | トーク画面での表示用 | ユーザーの永続的な保存 |
保存期間 | 一定期間のみ 保存期間後に自動削除 | 一時的 定期的に消去 | 永続的 ユーザーが削除するまで |
アクセス方法 | LINEアプリを通じて | LINEアプリ内のみ | 写真アプリなどから |
LINEで受け取った写真は、最初はLINEの「サーバー」に保存されています。
「サーバー」は、インターネット上のサービス運営側のコンピュータ。
そのままではいずれ消えてしまう「預かり品」のような扱いです。
ダウンロード前の写真は、LINEアプリの中でしか見ることができません。
アプリ内の一時的な保管場所(キャッシュ)に保存されているだけなので、他のアプリで使うこともできません。
2. LINEで写真をダウンロードする
そのため、見返したい写真については、ちゃんと自分の iPhone 内に保存し直しておく必要があります。
これが「写真のダウンロード」です。
LINEで受け取った写真を保存するには、写真を表示して画面右下の「ダウンロード」ボタンを押します。
- トーク内の写真をタップする
- 下部にある「ダウンロード」ボタンをタップする
- 保存が完了したら、右上の「閉じる」ボタンで元の画面に戻れる
保存した写真は、iPhoneの「写真」アプリで確認することができます。
つまり、「写真のダウンロード」とは、データの保管場所を変更し、写真の管理権をLINEからあなたに移し、一時的なデータを永続的なものに変える操作です。
ただし、保存できる写真の容量には限りがあるので、必要な写真を選んでダウンロードするのが「賢い使い方」です。
3. ダウンロードの保存場所は「写真ライブラリ」
何気ない写真の保存ですが、iPhoneのデータ保存場所には3つのパターンがあります。
- そのアプリ内のデータコンテナ
- 「ファイル」アプリに送る
- 端末内のユーザーデータ
今回は、3つ目のパターン。
LINEでダウンロードした写真は、ユーザーデータの中の「写真ライブラリ」に保存されます。
Androidスマートフォンの場合は、「Pictures」フォルダ内の「LINE」フォルダができますが、iPhoneの場合は、ファイルシステムで直接管理するようにはなっていません。
3-1. 【豆知識】写真の出所は記録される
「写真ライブラリ」は、iPhone内のアプリが共用するスペースです。
どのアプリが写真を追加したのかは、ちゃんと記録されています。
写真アプリの画像から、詳細情報を見ると「LINEから保存」という履歴も確認できるのです。
写真の出所は後から確認できるんだね。
3-2. 【補足】Androidスマートフォンの場合
ちなみに、Androidスマートフォンの場合は、「写真ライブラリ」のような特別の仕組みはありません。
ほかのファイルと同じように、ファイルシステムの中にフォルダ分けして保存されます。
Andoidスマートフォンの写真の管理では、一箇所で管理するのではなく、ファイルシステム全体を走査して写真一覧として表示しています。
(補足)
- LINEから公式発表はありませんが、ASCIIによる2016年の情報では「トークで送られた写真の保存期間は2週間となっている」とのこと。インターネット上では「30日」という記載も散見されます。- ASCII.jp:2週間で消える写真をずっと保存できるLINEアルバムの使い方