iPhone11を使っています。
iCloud写真をオフにするとき、そのまま「削除」を押してしまいました。
すると、iPhoneに 3000枚ほどあった写真が 174枚に減ってしまいました。
iPhoneから消えてしまった写真は、元に戻せないでしょうか?
以前に操作したときは、iCloudをオフにしても写真を残せた気がするのですが……。
「iCloud写真」をオフにしただけなら、iCloud(Appleサーバ)にはオリジナルの写真が残っているはずです。通常は iCloud写真をオンにするだけで、写真はまた元通り表示されます。
ただし、中には間違って 「iCloudストレージ」から写真を削除してしまっている場合もあって、戻せない恐れがあります。
1. 「iPhoneから削除」とは?
iCloud写真をオフにするときに、「iPhoneから削除」という選択肢が表示されることがあります。

これは、一部の写真が「最適化(=圧縮)」されていて、iCloudとの連携が切れると見えなくなってしまうことを意味しています。
ただし、オリジナルの写真は iCloud にちゃんと残っているなので、再度 iCloud写真 をオンにすれば、iPhone から閲覧できるようになります。
1-1. iCloudの写真を確認する
まずは iCloud内に保管されている写真を確認しましょう。
ブラウザで iCloud.com にアクセスすると、預けている写真を直接 確認できます。

2. 「ストレージの最適化」の注意点

iCloud写真をオンにしたら、写真が戻ったよ!
でも、どうして iPhoneの写真が消えたんだろう?
おそらく「iPhoneストレージを最適化」がオンになっていたからです。
最近の iPhone では、何も設定しないと自動で「iPhoneストレージを最適化」がオンになっています。
「iPhoneのストレージを最適化」にチェックが入っていると、iPhoneの空き容量が不足すると、iCloudに保管された古い写真は iPhoneから削除されてしまうようになります。

この状態で「iCloud写真」をオフにすると、小さいバージョンに圧縮された写真は、iPhoneの写真アプリで表示されなくなります。

2-1. iPhoneにオリジナル写真を戻す

今から「オリジナルをダウンロード」に変えることはできないの?
iPhone内の容量が十分にあれば、あとからでも「オリジナルをダウンロード」に変更できます。
そうすれば、iCloud内にアップロードされている写真は、もう一度 iPhone本体にダウンロード(保存)されます。
ただ、もしかすると「本体が容量不足でできない」と表示されるかもしれません。
というのも、通常 「最適化処理」で本体からオリジナル写真を削除しているのは、本体容量が足りないことが理由だからです。
まずは、不要なアプリや写真・動画などを個別に削除して、本体容量を十分に空けておきましょう。
3. 復元できないケースは?(iCloudストレージから削除)
一方、iCloudにも写真が残っていない場合もあります。
間違って iCloudストレージの管理から、「写真」を「無効化して削除」してしまった場合です。

ただし、この場合でも 30日以内なら「取り消す」ことができるはずです。
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