- QYouTubeのライブ配信でチャットに参加したいのですが、出てきません。
どうしてなのでしょうか? - A
スマートフォンのブラウザから YouTubeサイトにアクセスしている場合、ライブ配信のチャット画面が表示されません。
YouTubeアプリをインストールすれば、チャットに参加できます。
(2022-08-03時点)
同じYouTubeでも、アプリとウェブサイトで、ちょっと機能が違うんだね。
1. YouTubeのウェブサイト版とアプリ版
YouTubeに限った話ではありませんが、多くのウェブサービスには、ウェブサイト版とアプリ版が用意されています。
インターネットブラウザで ウェブサイト(youtube.com)にアクセスすると「ウェブサイト版」のYouTubeが表示されます。一方、「アプリ版」は、スマートフォンにインストールされた YouTubeアプリのことです。
初期状態でYouTubeアプリがインストールされているスマートフォンも多いです。もし、インストールされていない場合は、アプリストア(AppStoreやPlayストア)から追加することができます。
ちょっとややこしいのですが、YouTubeアプリがインストールされていると、ブラウザでyoutube.comにアクセスしたときにも、自動的にアプリに表示が切り替わることがあります。
スマートフォンには、アクセスするURLを見て、対応するアプリに受け渡す仕組みがあるからです。
2. スマートフォンのブラウザ版ではチャットが表示されない
YouTubeのライブ配信を視聴すると、通常は「低評価」と「共有」の間に「チャット」の入力欄が表示されるはずです。しかし、スマートフォンのブラウザ版では、チャット欄が表示されませんでした。
2-1. PC版ブラウザでも対応していない場合もある
パソコンの場合は?
パソコンだとYouTubeはアプリではなく、ブラウザから見ることが多いよね。
PCのブラウザからYouTubeのライブ配信にアクセスしてみると、ブラウザによって対応していないものもありました。
例えば、Safari ver.15.5では、表示されなかったです。
チャットをご利用いただけません
お使いのブラウザのバージョンが古いようです。
チャットを利用するには、ブラウザをアップデートしてください。
ただし、Chrome(PC版)ではチャット画面が表示されました。
2-2. 「PCサイト表示」なら表示できた
Chromeは、スマホからではチャットが表示されないけど、PCからだと表示されるんだね。
Androidスマートフォンでも、ブラウザ(Chrome)で「PCサイト表示」に切り替えると、チャットを表示することができました。
ただし、文字サイズが小さくなるので、ちょっと実用的ではないかもしれません。
素直にアプリを使った方がよさそうだね。
3. ウェブサイト版とアプリ版の機能が違う理由は?
ウェブサイト版とアプリ版の両方が用意されている場合、微妙に有効な機能に違いがあることが少なくありません。
ウェブサイト版は、パソコンやスマホ・タブレットなど、さまざまなデバイスからのアクセスを想定して設計する必要があります。また、機能をプログラムするのに、各ブラウザの内部の仕組み(レンダリングエンジン)を使っていく必要があります。
一方、アプリ版では、スマホに対応して用意されているので、より性能を引き出すようなプログラムを組むことができます。ユーザー情報や表示画面のボタン・画像などをスマートフォン内に保存したり、画面更新頻度を調整したりすることができるからです。
ウェブサイト版 | アプリ版 |
---|---|
インストールが不要 | インストールが必要 |
ブラウザの提供する機能でプログラム (HTMLやJavascriptなど) | OSの提供する機能でプログラム (API) |
よりセキュリティに厳格 | よりスマホの性能を引き出せる |
万人向けのウェブサイト版と、スマホに特化したアプリ版なのね。
基本的には、アプリ版の方が、ユーザー管理やリアルタイム処理などがスムーズであることが多いです。 よく使うサービスであれば、アプリをインストールしておくと良いと思います。
ただし、まだ利用者が少ないウェブサービスの場合は、ウェブサイト版にフル機能を構築するのに手一杯で、アプリ版のほうが機能が少ない場合もあります。
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