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[Mac] カレンダーアプリで「サーバからエラーが返されました」 【Googleカレンダーと同期できない】

[Mac] カレンダーアプリで「サーバからエラーが返されました」 【Googleカレンダーと同期できない】

Macのカレンダーを起動したら、エラーメッセージが表示されました。

いろいろ試したことをメモしておきます。

ポイント
  • Googleアカウントを再認証しているうちに一度は直った。
  • 前後にシステムアップデート(macOS 11.2 → 11.2.1)があった。
  • 一度うまくいっても、しばらくしてエラーが出る(T_T)
  • 放っておくと、またエラーが消える(・・?
[Mac] カレンダーアプリで「サーバからエラーが返されました」 【Googleカレンダーと同期できない】

この記事では、解決法はわかりません。

うまくいったり、うまくいかなかったり。いろいろ試すと現象が変わるので、その経過が参考になるかもしれません。

経緯のまとめ
  • 2/3 … macOS 11.2 に更新
  • 2/9 … カレンダーアプリのエラーに気づく。
    同日 … アカウント認証をやり直して、エラーが消える。
  • 2/11 … 再度 エラーが表示される。
  • 2/13 … macOS 11.2.1に更新、エラーがなくなっている。
  • 2/24 … またしてもエラーメッセージが表示された。
    同日夕方 … カレンダーの同期できていた。
環境

MacBook Air 8,1(2018年) macOS Big Sur 11.2.1
カレンダー.app バージョン11.0 (2811.3.1)

[Mac] カレンダーアプリで「サーバからエラーが返されました」 【Googleカレンダーと同期できない】

2月15日ごろからこの記事へのアクセスが急増しているので、多くのMacで同時期に カレンダーのエラーが発生しているようです。

大規模なエラーならアップデートを待つしかないのかと、若干諦めモードです(2021年2月24日現在)。

[Mac] カレンダーアプリで「サーバからエラーが返されました」 【Googleカレンダーと同期できない】

Googleアカウントの2段階認証をオフにするとうまくいく、という話も聞きました。

対処方法としては勧められないですが、2段階認証がうまく処理できていないのかもしれません。

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1. サーバからエラーが返されました

カレンダーアプリを起動すると、エラーメッセージが表示されました(2021年2月9日)。

サーバからエラーが返されました。
サーバからエラーが返されました。

このメッセージだけだと、何のエラーかわかりませんね。

カレンダーの上にエラーのマークが表示されています。

カレンダーの左上にエラー表示
カレンダーの左上にエラー表示

ちなみに、カレンダーアプリのバージョンを見てみると、 11.0 (2811.3.1) でした。

サーバからエラーが返されました

1-1. CalDAVAccount RefreshQueueableOperation

クリックすると、Googleカレンダーへのアクセスでエラーになっているようです。

Googleカレンダーへのアクセス許可
Googleカレンダーへのアクセス許可

カレンダーを更新できませんでした。

アカウント “〜@gmail.com” へのアクセスは許可されていません。

サーバの応答: “403”

対象となる操作: CalDAVAccountRefreshQueueableOperation

カレンダー.appも Googleカレンダーも、CalDAVという規格に則って、iCal形式のデータをやり取りしています。

GoogleカレンダーにあるiCal形式のデータにアクセスしたいのに、うまくGoogleアカウントで認証できず、更新できないようです。

1-2. カレンダーアプリの設定ファイル(.plist)がおかしい?

CalDAVAccountRefreshQueueableOperation」のエラーについて検索してみるました。

iCloudでも同様のエラーがある
iCloudでも同様のエラーがある

カレンダーアプリのサーバ接続エラーは、これまでもたくさん事例があります。

2018年の情報では、iCloudカレンダーのサーバ接続エラーの対処方法として、カレンダーアプリの設定ファイルを削除する方法が紹介されていました。

カレンダーアプリの設定ファイル(.plist)がおかしい?
和訳
  1. 隠しファイルを表示する(ショートカットキー: ⇧⌘ .
  2. 「/Users/your-username/Library/Preferences/」を表示する
  3. 以下のファイルを探して削除する:
    • com.apple.CalendarAgent
    • com.apple.iCal.plist
  4. コンピュータを再起動する

iCloud-specific calendars are not syncing… – Apple Community

ところが、わたしの環境では、com.apple.CalendarAgent は見つかりませんでした。

CalendarAgentがない
CalendarAgentがない

com.apple.iCal.plist はありました。

iCal.plistの情報
iCal.plistの情報

作成日が「今日」になっています。毎回 生成されているんですね。

iCloudの設定か、カレンダーアプリの設定か わからないので、とりあえず、削除せずにそのまま様子を見ました。

2. カレンダーアプリの環境設定の「アカウント」

メニューから「カレンダー」から、「環境設定」を表示して、「アカウント」タブを表示しました。

環境設定とアカウント
環境設定とアカウント

Gmailアカウントは2つ利用しているのですが、一つは正常で一つがエラー中です。

このことからGoogleサーバのエラーの可能性は低そうです。

「委任」タブを表示してみます。

エラーのアカウントでは、「委任」タブを表示しても「委任を更新中…」と表示され、アクセス権が表示されません。

エラーと正常なアカウントの比較
エラーと正常なアカウントの比較

「編集」ボタンを押しても、「サーバからエラーが返されました。」と表示されます。

カレンダーの要求は実行されませんでした。
カレンダーの要求は実行されませんでした。

2-1. アカウントを削除して設定し直す

メニューの「アカウント」を表示すると、「システム環境設定」の「インターネットアカウント」が表示されます。

インターネットアカウント
インターネットアカウント

一度、エラーになっているアカウントを削除してみます。

アカウントを削除する
アカウントを削除する

「Googleアカウントを追加する」して、ブラウザから認証します。

アカウントを追加する
アカウントを追加する

Googleアカウントにログインして、macOSからのアクセスを許可します。

Googleでログインする
Googleでログインする

2-2. HTTP404エラーが起きました

これで、できると思ったんですが……。

やっぱりエラーになりました。

アカウントを再設定したが読み込めない
アカウントを再設定したが読み込めない

「表示」からカレンダーリストを表示して確認してみると、エラー内容が変わっています。

カレンダーリストを表示してエラーを確認する
カレンダーリストを表示してエラーを確認する

サーバからエラーが返されました。

URL https://apidata.googleusercontent.com/caldav/v2/***%40gmail.com/user にHTTPエラー404が起きました。URLが正しいか確認してください。

[OK]

先ほどのエラーと比べてみると、

  • 403 アクセス禁止
  • 404 未検出
エラー内容を比べる
エラー内容を比べる

ちなみに、Wi-Fiをオフにしているときのエラーは、こちら。

インターネットに接続していない場合
インターネットに接続していない場合

カレンダーを更新できませんでした。

アカウント “〜@gmail.com” に接続できませんでした。ネットワークに接続できないか、接続を確立中です。

2-3. 一度 カレンダーのアカウントをオフにしてみた

ここまで、うまくいかなかったのですが、試しにエラーのGoogleアカウントの「このアカウントを使用」をオフにしてみました。

もう一度を「オン」にすると、なぜかエラーが消えました。

「このアカウントを使用」をチェック
「このアカウントを使用」をチェック

2-4. 【追記】カレンダーの共有が関係している? 【2021年2月11日】

しばらくすると、やっぱり、同じエラーになりました。

実は、この2つの仕事用と個人用のGoogleアカウントです。

  • 仕事アカウント(エラー) – 業務カレンダーを公開
  • 個人アカウント(正常) – 業務カレンダーを共有
カレンダーの共有

業務カレンダーの内容を、個人アカウントのGoogleカレンダーでも見ることができるように、共有しています。

「委任」の欄にも、業務カレンダーが表示されています。

「カレンダー」アプリでは複数のアカウントのカレンダーを同時に表示できます。同じカレンダーを参照しているのが、良くないのかもしれません。

仕事アカウントにサインインしているのは、もともとメールアプリで表示するためです。

カレンダーは重複しているので、いったん、エラーになっている仕事アカウントのカレンダー機能をオフにしました。

エラーの出ているアカウントのカレンダーをオフにした
エラーの出ているアカウントのカレンダーをオフにした
さばとら!。 iCalとGoogleカレンダーの同期でエラー頻発。
愛すべき猫たちとの飽きない日々、そしていろいろな記録。

↑ この記事でも、一度アカウントの再設定でうまくいっているのですが、しばらくしてぶり返しています。

最初、更新時間を15分に設定していましたが、またもやエラーが頻発。1時間にしてみると、ようやく落ち着いたようです。

ただし、まだ完全には同期エラーはなくならず。結局、根本的な解決にはなってませんが、しばらくこの設定で様子をみることにします。

さばとら!。 iCalとGoogleカレンダーの同期でエラー頻発。

3. 【追記】macOS Big Sur11.2.1にアップデートして落ち着いた【2021年2月19日】

これで様子をみると、しばらくしてエラーが消えました(2月13日)。

ただ、この後でmacOS 11.2.1へのシステムアップデートがあったので、それが理由なのかもしれません。

振り返ってみると、macOS 11.2(2021-02-01リリース)のアップデートを2月3日にして、その後 2月11日にエラーが発生しました。

macOS 11.2.1(2021-02-09リリース)を2月13日に実行すると、更新後にアカウント認証がありました。

時系列
  • 2/3 … macOS 11.2 に更新
  • 2/9 … カレンダーアプリのエラーに気づいて様子見
  • 2/11 … やっぱりエラーが表示される
  • 2/13 … macOS 11.2.1に更新、エラーがなくなっている

セキュリティ・アップデートの内容を読むと、アカウント関係でいえば、「Sudo」の項目ぐらいでしょうか。「sudo バージョン 1.9.5p2」に更新されています。

現在は、カレンダーアプリのエラーはなくなっています。

macOSシステム・アップデート
Googleアカウントの再認証
どちらかが奏功したのかと考えています。

3-1. 【追記】エラーマークだけは残っている(2021年2月20日)

カレンダーを起動したときのエラーメッセージは表示されなくなっているのですが、画面をみるとエラーのマークだけは残っています。

ただ、エラーマークをクリックしても、反応しません。調子が悪かったときは、エラーメッセージを確認できたのですが。

【追記】エラーマークだけは残っている(2021年2月20日)

始めから「エラーマーク」は付いていたのか、疑問に思いましたが、エラーなしの状態では表示されないはずです。

あと気づくのは、カレンダーリストを見ても、どのカレンダーにもエラーは付いていません。

【追記】エラーマークだけは残っている(2021年2月20日)

表示は抑制されているものの、アプリ内部ではすっきりしていないのかも……。

3-2. 【追記】エラー表示は一度なくなった(2021年2月21日)

本日、カレンダーアプリを表示してみると、エラーマークも消えていました。

【追記】エラー表示は一度なくなった(2021年2月21日)

4. 【追記】エラー表示が増えた(2021年2月24日10時ごろ)

カレンダーアプリを表示したら、また「サーバエラー」が表示されました。

今度は、Googleアカウント 2つともでエラーです。

【追記】エラー表示が増えた(2021年2月24日10時ごろ)

ただし、カレンダーの表示・同期はうまくいっています。

Googleカレンダーで直接入力した予定は、アプリでも反映されました。

逆に、カレンダーアプリで入力した予定も、Googleカレンダーで確認できます。

【追記】エラー表示が増えた(2021年2月24日10時ごろ)

メッセージ内容に反して、接続はできているんですよね。

4-1. iCal形式のURLをCalDAVアカウントとして追加……できず💦

実用上は動いているようなんですが、なんか気持ち悪いので、再度 Googleアカウントを削除して、設定し直してみました。

今回は「CalDAVアカウント」として追加してみます。

iCal形式のURLをCalDAVアカウントとして追加……できず💦

過去の記事を参照してみると、Googleアカウントではなく、より一般的なCalDAVアカウントとして登録する方法が紹介されていたからです。

Googleカレンダーの設定から、iCal形式の非公開URL を確認して、アドレスに入れてみました。

iCal形式のURLをCalDAVアカウントとして追加……できず💦

ところが、今回はログインできませんでした。状況が異なるようです。

iCal形式のURLをCalDAVアカウントとして追加……できず💦

アカウント名またはパスワードを確認できません。

つまり、一般的なCalDAVアカウントとして、接続できていないことになります。

4-2. Googleアカウントとして追加はできるが反映されず

仕方がないので、もう一度「Googleアカウント」として追加します。

ブラウザからGoogleアカウントにサインインして、2段階認証をします。

しかし、アカウント追加が完了しても、予定が表示されません。「カレンダーを更新」しても予定が出てこないのです。

カレンダーリストにも「Google」というアカウント名だけで、カレンダーがありません。

Googleアカウントとして追加はできるが反映されず

かえって、Googleアカウントにうまく接続できなくなりました。

Googleアカウントとして追加はできるが反映されず

うーむ、やぶ蛇でしたね。本格的に困った。

カレンダーアプリのメニューから「環境設定」の「委任」をみると、「サーバがこのアカウントの委任に対応していません」というメッセージになっています。

Googleアカウントとして追加はできるが反映されず

4-3. GoogleとAppleの情報管理の関係?

Googleカレンダーの認証方式と、macOSの認証方式が合致していないように見受けられます。

Problem with Calendar - Apple Community

↑ この回答によると、2012年頃からたびたびあるエラーのようです。

最近のmacOSの更新が影響しているのか?

それとも最近のGoogleとAppleの情報管理の変化が影響しているのか?

GoogleとAppleの情報管理の関係?

こうしてみると、最近 AppleもGoogleも大きな更新で忙しそうですね。

もう少し調査が必要です。しばらくはブラウザから直接 Googleカレンダーを操作します。

5. 【追記】時間を置くとまたつながった……(2021年2月24日19時ごろ)

今 カレンダーアプリを確認したら、アカウントが表示されて、予定も表示されています。

カレンダーの「委任」もチェックできる状態でした。

【追記】時間を置くとまたつながった……(2021年2月24日19時ごろ)

もしかして、これって Googleカレンダーのサーバにつながりにくい、という単純なことなのかな?

【追記】時間を置くとまたつながった……(2021年2月24日19時ごろ)

でも、ブラウザやAndroidスマホからは通常通りアクセスできているし……。

5-1. 【追記】今現在もエラーはない(2021年2月27日〜3月1日)

その後も引き続きカレンダーは正常に同期できています。

【追記】今現在もエラーはない(2021年2月27日〜3月1日)
【追記】今現在もエラーはない(2021年2月27日〜3月1日)

カレンダーアプリの変更はないです。

Googleカレンダーが一時的に不安定だった説に少し傾いています。

QRコードを読み込むと、関連記事を確認できます。

[Mac] カレンダーアプリで「サーバからエラーが返されました」 【Googleカレンダーと同期できない】
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