ちいラボエッセイ

インターネット広告の品質管理という「公害問題」 #非営利

インターネット広告の品質管理という「公害問題」

インターネット広告は公害問題のように、誰も責任を取らない状態で不適切な広告が蔓延しています。広告ネットワークを介した現在の仕組みでは、メディアによる広告品質の管理が困難な状況です。プライバシー保護や詐欺防止の観点から、インターネット広告に対する適切な法規制の整備が求められています。ネット広告は品質がよくない、と諦めてはいけないのかもね。インターネット広告の「公害」現在のインターネット広告には、誇大広告や詐欺のような不適切なものが多く含まれています。スマートフォンでの警告と紛ら...
もともと「修飾キー」はキーコードを「修正」していた いろんな周辺機器

もともと「修飾キー」はキーコードを「修正」していた

キーボードには、他のキーと組み合わせることで追加の機能を持たせる「修飾キー」という特殊なキーがあります。もっとも使われる修飾キーはShiftキーで、タイプライター時代から大文字と小文字を切り替える機能を持っています。ControlキーとAltキーなどは、効率的に操作するための「シュートカットキー」で活用されます。歴史的には、キーコードを「変更」する意味合いがありましたが、現在は組み合わせパターンとして使われます。キーボードの修飾キーキーボードにはいくつか「修飾キー(modif...
Altキーは何のためにあるの? いろんな周辺機器

Altキーは何のためにあるの?

「Alt(オルト)」キーは、他のキーと組み合わせることで追加機能を持たせる「装飾キー」。「Alternateオルタネート(代替する)」を意味し、マウスやタッチ操作のなかった時代に、限られたキーで多様な操作をできるようにするためのキーでした。似たような装飾キーに、ShiftキーやControlキーがあります。
「瞬記」を始めてみた(頭に浮かんだことを書き留める習慣) ちいラボエッセイ

「瞬記」を始めてみた(頭に浮かんだことを書き留める習慣)

「瞬記」は、その瞬間に頭に浮かんだことを自由に書き留める習慣です。ノートと万年筆、そして決まった時間があれば誰でも始められます。継続すると、自分の内面や些細な日常の面白さに気づくことができます。
「プログラム」と「AI」の違い(従来型プログラムと機械学習ベースのAIプログラム) AIの話題

「プログラム」と「AI」の違い(従来型プログラムと機械学習ベースのAIプログラム)

従来型プログラムは決まった手順に従い予測可能な結果を出しますが、AIプログラムはデータから学習し新しい状況に対応できるのが特徴です。人間に打ち勝つようなコンピュータプログラムは、チェスのDeep Blueから囲碁のAlphaGoへと進化しました。現在のAIブームは、コンピュータの性能の向上、ビッグデータの出現、深層学習の登場によって、過去のブームよりも社会に大きな影響がありました。YouTube動画でも話しています。チェスの名人Deep Blueと囲碁の達人AlphaGoコン...
タッチの先の宇宙(スマートフォン概論) ちいラボエッセイ

タッチの先の宇宙(スマートフォン概論)

スマートフォンの基礎についての概説を書いています。執筆途中です(2024-07-16)。話の順序で迷い中。目次
LINEが普及し、プラメが普及しなかった理由を考える ちいラボエッセイ

LINEが普及し、プラメが普及しなかった理由を考える

「LINE」は、スマートフォンの普及と呼応して、従来のメールやSMSにはない独自性でユーザー層を広げました。初期のユーザーが周りの人に「利用を促す」構造が発生し、強固なネットワーク効果が生まれたのです。一方、「+メッセージ」は後発でLINEの優れた機能を取り入れましたが、SMSにも対応したことがかえって普及を妨げてしまいました。SMSからRCSにスムーズに導入できる仕組みですが、すでにSMSの利用者層が少なくなっていたからです。アプリの普及には、利便性と導入圧力のバランスが必...
アリストテレスの四原因説 ちいラボエッセイ

アリストテレスの四原因説

アリストテレスの「四原因説(しげんいんせつ)」は、物事が存在する理由を4つの観点から説明しようとする考え方です。作用因 (そのモノを作ったもの): 物事を直接的に引き起こすもの。例えば、壺を作る際の職人の手仕事がこれにあたります。質量因 (そのモノの材料): 物事を構成する材料や素材。壺であれば、粘土がこの質量因に当たります。目的因 (そのモノが目指すもの): 物事が目指す目的や機能。壺の場合、水や物を入れるためという目的があります。形相因 (そのモノの特徴):物事の特徴的な...
どうしてスマホを学ぶのが「難しい」のか?(3つの特徴) ちいラボエッセイ

どうしてスマホを学ぶのが「難しい」のか?(3つの特徴)

スマホは操作自体は直感的で「誰でも使える」のに、トラブルに対処しようとするとどうして難しいのか、じっくり考えてみました。どうも、スマホというのは「複雑で入り組んだシステム」だから、のようです。たとえば、プログラミングでは、ある程度以上コードが長く複雑になると、急にメンテナンスが難しくなることがあります。そこで大事なことは、なるべく「シンプル」に保つこと。これはスマホにも通じるのかな、と思います。スマホを教える立場でも、常に新しいことを学ぶ難しさを感じます。基本的な操作はできて...
良いニュースと悪いニュースの伝え方(バッテリ充電制御ユーティリティ) ちいラボエッセイ

良いニュースと悪いニュースの伝え方(バッテリ充電制御ユーティリティ)

富士通の古いパソコンを使っている方で「バッテリー充電制御ユーティリティ」の通知を見て、「使い続けてよいのか心配」という相談がよくあります。実際にはメッセージをよく読むと、据え置き状態で使う分には問題ないことが書かれています。しかし、事務的な文章で読みにくいのです。ソフトウェアからの通知も、ユーザーとのコミュニケーションの一つ。デザインを工夫して適切に伝えることが大切だと感じました。バッテリーが劣化して危険なの?「古いパソコンに表示が出てきて、このまま使っても大丈夫か心配」とい...
外国企業の情報サービスとどう付き合う? ちいラボエッセイ

外国企業の情報サービスとどう付き合う?

中国に行くと、ふだん日本で使っているアプリが利用できなくて驚くことがあります。これは中国政府が外国とのインターネット通信を制限しているからです。その結果、中国国内では独自の情報サービスが普及しています。一方、日本や米国は、情報サービスを自由に提供できる一方、外国企業への依存度が高まりやすいという問題もあります。これは、情報流通の自由と国内産業の保護が絡み合う難しいテーマだよね。外国企業の情報サービスを排除する仕組み国が違うと「当たり前」が変わります。日本で普及しているアプリで...
うまく伝えるためのレシピ (ひらまりさんの「売れるチラシの作り方」セミナーが良かった) #非営利

うまく伝えるためのレシピ (ひらまりさんの「売れるチラシの作り方」セミナーが良かった)

広告プランナーの ひらまり さんの「売れるチラシの作り方」Zoomセミナーを受講しました。チラシ作りだけでなく、情報の伝え方全般にわたって参考になったので、後半に自分用のメモをまとめておきます。自分なりの理解なので、ひらまりさんのセミナーの構成とは順不同で、ニュアンスも違っています。オリジナルにご興味がある方は、Xの「ひらまり🌼広告プランナー(hiramari8)」さんをフォローしてみてください。ひらまりさんの「売れるチラシの作り方」Zoomセミナーとは?今回 参加を決めたの...
個人ブログに残された領域は「同人誌」なのかもしれない ちいラボエッセイ

個人ブログに残された領域は「同人誌」なのかもしれない

一時は台頭した個人ブログですが、いずれ出版業界での「同人誌」のような位置づけになっていくと思います。インターネットの歴史を振り返ると、純粋な情報共有の場から始まり、商業化が進むとともに企業ドメインが優勢になってきました。インターネットは一般の人が使うものへと成熟し、「なんでもあり」の自由な場所から、権威や規制によって「守られるべき情報空間」に変貌してきているのです。純粋な情報共有の時代インターネットの歴史を振り返ると、その役割と情報の量・質が大きく変化してきたことがわかります...
「あのお店に行けば間違いない」というメンタル・アベイラビリティ(E-E-A-Tと選ばれるお店の共通点) ちいラボエッセイ

「あのお店に行けば間違いない」というメンタル・アベイラビリティ(E-E-A-Tと選ばれるお店の共通点)

ふだん教室運営とサイト運営の両方を考えているのですが、ふと「お店やサービスの認知もSEOも、結局のところ同じだな」と、思いました。SEOで検索順位1位を獲得するというと、ついアルゴリズムに適応することを考えてしまいます。しかし、お店づくりでもウェブサイトでも「なにかのときに一番に思い浮かぶ存在になれるか」というのは一緒なのかもしれません。本来の「権威性(Authoritativeness)」っていうのは、これなのかもね。1番最初に思い浮かぶインターネットの世界では、Webサイ...
プログラミングを経験すると不具合に対処しやすくなる(プログラミング教育のメリット) ちいラボエッセイ

プログラミングを経験すると不具合に対処しやすくなる(プログラミング教育のメリット)

コンピューターと付き合う上で、プログラミングの経験は役に立ちます。プログラムを作ってみると、バグなしで完璧に動くコードを書くのは非常に難しいことがわかるからです。 プログラムの不完全さを理解していれば、コンピューターやアプリが思い通りに動かなくても、少なくとも落ち着いて対処できます。ちょっとした見過ごしで「大惨事」だったりします。これは、プログラミング教育のもたらす重要なメリットだと思います。コンピューターは正確に動く?プログラミング教育のメリットの1つとして、プログラムを不...
アプリ内広告が連鎖的に増えるので「インストール」はむやみに押さない #非営利

アプリ内広告が連鎖的に増えるので「インストール」はむやみに押さない

多くの無料アプリには「広告」が表示されます。中には別のアプリを宣伝するものも多くあります。広告と気づかずに「インストール」をタップしていると、スマホにはどんどん別の無料アプリが追加されてしまいます。徐々に執拗な広告が増え、中には詐欺広告に巻き込まれる危険も増えてしまいます。迷惑な広告に引っかからないためには、むやみに「インストール」ボタンを押さないようにしましょう。無料アプリの代償(広告の表示)最近、スマートフォンでアプリを使う上で、避けては通れない問題の一つが、「アプリ内広...
生成AIはデータとコードが一体化しているようなものでは?(コードを注入されるリスク) AIの話題

生成AIはデータとコードが一体化しているようなものでは?(コードを注入されるリスク)

生成AIシステムは一般的なプログラム以上に深刻な脆弱性を抱えているように思えます。それは悪意のあるユーザーによって、システムの動作を不正に操られる可能性。AIの動作を決める学習データが容易にインプットできるためです。最近、『情報セキュリティの敗北史: 脆弱性はどこから来たのか』という本を読んでいます。コンピュータの歴史を振り返ると、生成AIの「安全機構」の弱さが心配になりました。そもそも自然言語って、入力チェックが可能なのかな?原理的に。ノイマン型コンピュータの脆弱性プログラ...
九九表に含まれないものの素数ではない奇数(pythonの集合演算) ちいラボエッセイ

九九表に含まれないものの素数ではない奇数(pythonの集合演算)

81までの九九表外の素数ではない奇数は全部で 9個あって、51と57に気をつければ、あとは素数ではないとすぐ見分けがつく数ばかりだということがわかりました。ちなみに、81までの素数は、{2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, 31, 37, 41, 43, 47, 53, 59, 61, 67, 71, 73, 79}の22個で、はじめの4つ以外の18個はすべて九九表外です。問題1から順番に素数を挙げていたら、間違えて「57」を言ってしまいまし...
インターネット検索の機能不全と情報エコシステムの断絶(MFA) AIの話題

インターネット検索の機能不全と情報エコシステムの断絶(MFA)

最近、インターネット検索が「物足りない」と感じることが増えました。自分以外にもそういう声をよく聞きます。これは「情報エコシステムの断絶」という文脈でとらえてみると、わかりやすいかもしれません。人為的なアルゴリズム変更によって、大手以外のサイトをまとめて「駆除」しようとしたせいで、かえってニッチが生まれ、質の悪いサイトが増殖したようなのです。広告表示のためにハリボテ情報を上げまくる人々と、気に食わない情報をすぐに叩く人々が可視化されてしまって、情報の流通が阻害されているみたい。...
【雑感】文脈と記憶から生成されるもの「勇者ヒンメルならそうしたってことだよ」(Generative Pre-trained) AIの話題

【雑感】文脈と記憶から生成されるもの「勇者ヒンメルならそうしたってことだよ」(Generative Pre-trained)

ふと、フリーレンの「勇者ヒンメルならそうしたってことだよ」という台詞が、生成AIの仕組みにちょっと似ているな、と思いました。AIの特徴の一つは、無限に学習した記憶から取り出すことです。これは、誰と判別できずとも、過去の誰かの行動パターンを模倣していることに近いです。たまたまかもしれないけど、フリーレンも生成AIも同じ2023年にヒットしたのは面白いよね。生成AIの学習プロセスAIが大量のデータから学習するプロセスは、フリーレンのようなエルフが1000年以上の長い寿命を通じて蓄...
機械学習のAIは「人間のような感情」を持たない AIの話題

機械学習のAIは「人間のような感情」を持たない

考えてみれば、生成AIは悲しい存在である。人は、生物だから「生きる本能」によって駆動している。だから、自己のために動いている。一方、「機械学習」によるAIは、「評価」によって駆動している。これは、他者によるものである。 この違いは根本的で、だから AIには、「人間のような感情」は発生しないだろう。AIが「感情」のような「複雑な反応」を持つ可能性はありますが、人間とは根本的に異なるものになると思います。「生命」につながっていないからです。例えていえば、炭素以外の元素による「有機...
おそらく、もうすぐ検索しなくなる AIの話題

おそらく、もうすぐ検索しなくなる

最近、流行りに乗っかって、生成AIを使うことが増えました。すると、かつては容易だった検索結果の確認が、急に煩わしく感じるようになってしまいました。MS-DOSを懐しみつつも古い話ですが、Windowsの登場当初は、まだ多くの人々がMS-DOSの速さと使い勝手を好んでいました。しかし、時が経つにつれて、Windowsへの移行は進みました。結局、技術に精通する一部の人々を除き、GUIが主流に(それも圧倒的に)なったのです。直感的なインターフェースへの傾倒時代の流れで、情報探索の手...
便利さの裏側で忘れられていく能力たち(生成AIとの付き合い方) AIの話題

便利さの裏側で忘れられていく能力たち(生成AIとの付き合い方)

私たちの生活は数々の便利なツールに支えられています。これらは疑いなく仕事や勉強を助けてくれる一方で、「脳の足腰」がじわじわ弱っている気がします。ワープロに頼ると漢字は読めるけど、書けなくなる。検索エンジンに頼ると調べられるけど、思い出せなくなる。 生成AIに頼ると手直しできるけど、1から考えられなくなりそう。漢字を忘れる指先パソコンやスマホで文章を打つと、「変換」キーのおかげで難しい漢字もパッと出てきます。しかし、その便利さがちょっと憎いときも。たまに紙に漢字を書こうとすると...
固い頭に3Dは厳しい?(ティアキンの「ウルトラハンド」に思うこと) #PR含む

固い頭に3Dは厳しい?(ティアキンの「ウルトラハンド」に思うこと)

子どものゲームを少し遊んでみたら、頭がすごく疲れました。なかなか「メタバース」が流行らないのは、不慣れな人にとって「感覚的にしんどい」ことがあるのかもしれません。と同時に、こういうゲームに慣れている世代なら、メタバースや3Dモデリングといった技術も抵抗なく受け入れられるのだろう、とも感じました。いろんな新しい経験に挑戦して、頭を柔軟にしておきたいものですね。「大人」に3D仮想世界は疲れる?最近、子どもの Nintendo Switch用ソフト『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ...
スマホ・パソコンと「基礎」になる いろんな話題 SNS

スマホ・パソコンと「基礎」になる いろんな話題

メールとインターネットができたらよいタッチ操作:押したら離すアイコン:絵柄が「標識」。文字・ボタン代わりいろんな終わり方:ホームと戻る・アプリの終了・完全終了ロック:PINコード(スマホの暗証番号)や指紋認証・顔認証メール・メッセージ定期的にメール・メッセージを削除する必要は?誰にでも迷惑メッセージは訪れる(無差別送信)迷惑メッセージの自動選別(フィルター)LINEやZoom「友だち追加」は双方向(電話帳の登録とは違う)LINEの音声通話・ビデオ通話LINEスタンプや写真の送...
GoogleやFacebookのカスタマーサポートが「冷たい」のは?【対応の自動化とAI投資】 #PR含む

GoogleやFacebookのカスタマーサポートが「冷たい」のは?【対応の自動化とAI投資】

Google や Facebook、Amazon や Twitter といったスマートフォンで利用するサービスは、「困った時に人が対応してくれない」という「冷たい」特徴があります。しかし、「大規模無償サービス」として成功するには、この「冷たさ」への割り切りが必要だったことは理解しておくことが大事です。現在、話題になっている ChatGPTなどの AI がアメリカで発展した背景にも、大規模サービスで対応を自動化しようとする考え方が背景にあったと言えます。ある意味「サービスへの割...
どうして iPhoneのブラウザは「Safari」っていう名前なの? (Netscape, Explorer, Safari に共通する「大航海時代」) iPhone

どうして iPhoneのブラウザは「Safari」っていう名前なの? (Netscape, Explorer, Safari に共通する「大航海時代」)

どうして、iPhoneのブラウザは「Safari」っていう名前なのかな?「サファリ」って、車に乗って野生動物を観覧することでしょ?「Safari」が生まれた当時、すでに普及した他のブラウザの名前をみると、Internet Explorerや Netscape Navigatorなど「探検」のイメージが一般的でした。後発のブラウザである「Safari」の発表会では、特に「スピード感」のあるインターネット体験が強調されていたので、ブラウザ名として車で疾走する "サファリ" のイメ...
パスワードには「鍵」と「合言葉」の2つの使い方がある(ロックと認証) ちいラボエッセイ

パスワードには「鍵」と「合言葉」の2つの使い方がある(ロックと認証)

スマホやパソコンで使われるパスワード。よくよく考えてみると、2つのパターンがあることに気づきます。「ロック」のためのパスワードと「認証」のためのパスワードです。とくに「認証」のためのパスワードには、少なからず流出のリスクがあります。なるべく違うパスワードを決めておくようにしましょう。パスワードを決めるときには、どちらのパスワードなのかを意識することが大事です。ロックのためのパスワードロックのためのパスワードは、「金庫のダイヤル番号」のようなものです。例えば、「個人用のパソコン...
「プログラミング教育より国語力」説は生成AIの台頭で正しくなった【プロンプト エンジニアリング】 AIの話題

「プログラミング教育より国語力」説は生成AIの台頭で正しくなった【プロンプト エンジニアリング】

対話型AI がプログラムを生成できるようになった現在、「プログラミング教育」をどう考えたらいいのでしょう?1つは、プログラミング知識自体は、自分の思い通りのプログラムを作るためには必要ということです。ただし、「読み書き計算」のような誰でも必要な「基礎的なスキル」にはならず、これまで通り「専門的なスキル」のままになるかもしれません(大工職人のような)。もう1つは、プログラミングの技術よりも、「問いを立てる力」の方が重視されていくように思います。そもそも「問い」に気づかなければ、...
マイナンバーのややこしいこと3つ【アカウントの中でも特殊】 ちいラボエッセイ

マイナンバーのややこしいこと3つ【アカウントの中でも特殊】

マイナポイントのキャンペーンなどの影響で、シニア世代でも「マイナンバーの登録をした」という方が増えました。しかし、これまで「アカウント」の仕組みに慣れていない方が、いきなりマイナンバーを利用するのは ややこしいように思います。アカウントを上手に管理することは、現代生活では必須の知識ですね。【ややこしい1】アカウントは他人に任せられないスマホでは、いろんな「アカウント」に登録してサービスを利用します。例えば、「dアカウント」や「Googleアカウント」、「LINEアカウント」な...
「デジタル化」の時代、「ブラウザ」を知らないと困ってしまう ちいラボエッセイ

「デジタル化」の時代、「ブラウザ」を知らないと困ってしまう

最近、授業で「ブラウザ」という言葉を説明する機会がよくあります。「ブラウズ(browse)」というのは、もともと「本などをざっと見る」ことを言います。まさに、インターネットの見方と一緒。そこで、インターネットを閲覧するアプリのことを「ブラウザ」といいます。Chrome(クローム)やSafari(サファリ)などいろんな名前があります。ちょうどクルマで言えば、トヨタや日産のようなものですね。さて、どうして「ブラウザ」が大事になるかというと、それは「電子証明書」が関係しています。地...
ChatGPT と Wikipedia と Siri(検索スタイルはどうなる?) AIの話題

ChatGPT と Wikipedia と Siri(検索スタイルはどうなる?)

ChatGPT や Bard などの チャット生成AI(会話AI) が話題です。どんな質問にもすぐに回答する AI の登場は、情報検索にとってある種の「革命」的な出来事です。しかし、便利な反面、その取り扱いについて懸念点も指摘されています。ただ、これまで情報検索の歴史を振り返って見てみると、すでに同様のことを経験していることにも気づきます。完全に信頼できる情報源などない(インターネット黎明期のWikipedia)会話AI の場合、その情報の「信憑性」が問題になります。AI の...
シニアこそ「いいスマホ」を ちいラボエッセイ

シニアこそ「いいスマホ」を

「電話とメールだけだから、いいスマホはいらないよ」シニアの方からスマホの買い替えの相談を受けて、まっさきに言われるのが上のセリフ。確かに、シニア世代にとって買い替えは「頭の痛い問題」。よくわからないのをいいことに、「お高いスマホ」を売りつけられる心配があるのが伝わります。でも、私はスマホに慣れていないシニア世代ほど「いいスマホ」を選んでほしいです。長く使いたいのに、スマホを適当に選んでしまうと、その不便さは後から出てきます。スマホを持つと、友だちづきあいなど、利用する場面は徐...
意外とLINEはセキュリティ?【日常の連絡と迷惑メッセージを分離する】 ちいラボエッセイ

意外とLINEはセキュリティ?【日常の連絡と迷惑メッセージを分離する】

生徒さんと話して、LINEを使うと迷惑メールの悩みが減っている、ということにふと思い至りました。反対に、「LINEはよくわからなくて使っていない」という方ほど、頻繁に送られてくる迷惑メールが生活の支障になっているのです。LINEでは、「友だち」以外の相手からメッセージを送られません。メール・SMSを日常の連絡に使わなくなると、迷惑メッセージを見ないといけないタイミングが減ります。日常の連絡にメール・SMSを使っていると……LINEを使っていない人は、日常の連絡にメールやSMS...
ちいラボエッセイ

説明書が難しい

ルーターとか、複合プリンターとか、充電器とか、用語の意味を正しく理解しようと思うと、勉強することが芋づる式に出てきます。 機能や規格が多いですよね。どこかのタイミングで切り上げる必要があるのですが、人に教える以上は大まかな見取り図を持っておきたいものです。多くの人が使う機能と、一部の人が使う機能。説明書には均等に書かれているけれど、それを取捨選択しておくのが大切な勉強なのです。
ちいラボエッセイ

ずっと知りたかったことが分かりスッキリ

「スマホを使って数年、ずっと知りたかったことが分かりスッキリしました」スマホ教室の体験レッスン後に嬉しい、この言葉。個人レッスン中、「これは?あれは?」と、いろんな質問が溢れます。これまで分からないけど周囲に聞けずにいた疑問が、次々解決。ちいラボの体験レッスンは、このスッキリ感を体験できます。スマホは生活の一部。モヤモヤが解決すると、毎日が楽しくなりますよ。まずは、都合のよい日をお電話でお知らせくださいね。
スマホ料金が急に高くなって……。 ちいラボエッセイ

スマホ料金が急に高くなって……。

「スマホ料金が急に高くなって……。調べたら偽アプリが入っていたんです。どうしたらいいのでしょう」インターネットに記事を公開していると、こんなLINEがしばしば舞い込んで来ます。「店頭で聞いても、取り合ってもらえなくて……」うーむ。いったん落ち着いて、一緒に状況を確認していきましょう。トラブルを整理するだけで不安は減りますし、周りにも的確に相談することができます。うまく相談がまとまらない…という時には、まずは、ちいラボが聞きますよ😊こちらもどうぞ。
【注意喚起】無料通話が「当たり前」の子どもたちとキッズ携帯の通話料 ちいラボエッセイ

【注意喚起】無料通話が「当たり前」の子どもたちとキッズ携帯の通話料

「はじめての電話から LINEの無料通話」という子どもたちがいます。この世代の子どもたちにとっては、通話は「無料」が当たり前。平気で長時間の通話をする習慣が身についています。ところが、友だちがキッズ携帯だとアプリによるインターネット通話は利用できません。通常の 電話回線による通話 になってしまいます。大人世代からすると、携帯通話料は「高い」という意識がありますが、ここに世代ギャップがあるのです。無料通話の感覚で電話をしていると、10万円を超えるような電話代の請求にびっくりする...
ちいラボエッセイ

「QRコードを教えてほしい💦」

と教室に来られた年配の女性。ご家族に無料アプリを入れてもらったものの、うまく使えないと。ご自分でできるところまで様子をみると、途中に表示される広告画面で迷ってしまいます。なるほど……。いろいろ比べた私のオススメは「QRQR」。広告はないし、とにかく認識までが速い(段違いなので試してみて)。「手が震えるから無理だと諦めていたのに……。これなら私にもできそう♪」ほんと、諦めるのはもったいない!ぜひ、ちいラボでご相談くださいね。テーマは語らず
ちいラボエッセイ

パソコンの更新に時間がかかるのはHDDだからなの?

パソコンの更新に、とても時間がかかることが増えていませんか?どうもHDDの転送速度がネックになっているようです。先日、マイクロソフトが2023年までにSSDに切り替えるというニュースに驚きました。新しく製造するパソコンでは、HDDは使われなくなるそうです。参考Microsoft、2023年めどにHDDブートドライブのサポート廃止する方針か | TECH+(2022/06/13)MicrosoftがPCにHDDではなくSSDを搭載するようメーカーに要求か、切り替え期限は2023...