LINEのセキュリティについて調べたら、「定期的にログイン中の端末を確認した方がよい」と書いてあったのですが、実際 自分のLINEをみたら その項目がありませんでした。大丈夫でしょうか?
あるはずの設定項目がないと、びっくりしますよね。
結論からいうと、不正にログインしている端末はないので、安心して大丈夫です。
今回は、LINEの「ログイン許可」の意味について、見てみましょう。
1. 「ログイン許可」していなければ「ログイン中の端末」の項目はない
LINEアプリのアカウント設定では、「ログイン許可」を有効にしている場合に、「ログイン中の端末」の項目があります。
これは、PC版・iPad版のLINEから同じLINEアカウントにログインすると、「ログイン中の端末」に表示されます。
そもそも「ログイン許可」を無効にしている場合は、「ログイン中の端末」という項目自体が表示されません。
2. パソコンやiPad版のLINEアプリでログイン
「ログイン許可」は、パソコンやiPad版のLINEアプリでログインするときに利用する機能です。
「ログイン許可」を有効にして、パソコン版LINEアプリからLINEアカウントにログインすると、スマートフォンのLINEアプリから「ログイン中の端末」から機種や大まかな位置を確認できます。
もし、身に覚えがない端末だった場合は、不正アクセスされている可能性があります。
だいぶ以前に LINEの「乗っ取り」「なりすまし」の詐欺事件が話題になった時期がありました。
携帯電話用の無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、何者かがアカウントを乗っ取り、本人が知らない間に知人に金券を要求するという被害が相次いでいる。
LINE乗っ取りの手口とは? 「コンビニでWebMoneyのカード買って」 | ハフポスト(2014年6月23日)
このような問題があって、LINEのセキュリティは強化されました。
「ログイン許可」が初期状態で「無効」になったり、「ログイン中の端末」を把握できるようになっているため、最近は あまり聞きませんね。
この画面から表示されている端末を「ログアウト」させることができます。
「ログアウト」させたり、パソコン版LINEで「ログアウト」すると、「ログイン中の端末」からは消えます。
つまり、リアルタイムでLINEアカウントにログインしている端末がある場合に確認できます。
逆にいうと、過去にログインされていた履歴が表示されているわけではありません。
ちなみに、英語版では
・「ログイン許可」は「Allow Login」
・「ログイン中の端末」は「Devices」と表記されています。
3. LINE IAB は アプリ内ブラウザ(In App Browser)のこと
たまに、「LINEのサービスにログイン中の端末」に「LINE IAB」という見慣れない項目があることがあります。
「LINE IAB」は、「LINEのアプリ内ブラウザ(LINE In App Browser)」のことです。
LINEトークやニュースにあるウェブページへのリンクは、LINEのアプリ内ブラウザで表示されます。
とはいえ、インターネットを表示するだけで、「ログイン中の端末」に内部ブラウザが表示されるわけではありません。
LINEの内部ブラウザで、LINEストアなどにアクセスして、LINEサービスに「ログイン」していると、「ログイン中の端末」に表示されます。
4. 「パスワードでログイン」がオフにできない?
「パスワードでログイン」をタッチしても、無効にできないんだけど……
大元の「ログイン許可」自体が無効になっていると、「パスワードでログイン」は薄く表示され、タッチしても、無効にできません。
「ログイン許可」が無効だと、このままでも「パスワードでログイン」はできないので、セキュリティ的には問題ありません。
もし、表示が気になる場合は、いったん「ログイン許可」を有効にしてから、「パスワードでログイン」を無効にします。