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【iPhoneの基礎】ライブラリとコレクション

【iPhoneの基礎】ライブラリとコレクション
  • iPhoneのデータは「ライブラリ」の中に保存されていて、その中から特定のデータを選んで作ったグループを「コレクション」といいます。
  • 例えば、写真アプリでは「写真ライブラリ」の中から「家族旅行」という写真のグループを作って、これを「アルバム」というコレクションで管理できます。
  • ただし、ライブラリから削除したデータはコレクションからも消えてしまうので注意が必要です。
【iPhoneの基礎】ライブラリとコレクション

大事なデータを間違って消さないためには、「コレクション」の仕組みを知っておくことが大切です。

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1. ライブラリとコレクション

iPhone内のデータは、「ライブラリ」と「コレクション」という考え方で管理されています。

  • 「ライブラリ」は、あなたのiPhoneに保存されているすべてのデータを保管する容れものです。
  • 一方、「コレクション」は、ライブラリの中から特定のデータをピックアップしたグループ分けです。
ライブラリとコレクション

具体的なアプリごとに「ライブラリ」と「コレクション」の違いを見てみましょう。

1-1. アルバム

写真アプリでは、あなたが撮影したり、保存したりしたすべての写真は「写真ライブラリ」に含まれます。
一方、「アルバム」がコレクションの一例です。

参照:[iPhone] 写真を「アルバム」に整理したい(フォルダ管理との違い)
参照:[iPhone] 写真を「アルバム」に整理したい(フォルダ管理との違い)

写真全体から家族旅行の写真だけを選べば、「家族旅行」という小さなグループに整理できます。

1-2. プレイリスト

音楽アプリでは、「プレイリスト」がコレクションに相当します。
ミュージックライブラリ」の中からお気に入りの曲をピックアップしておけば、聴きたいときに探しやすいです。

1-3. 連絡先リスト

連絡先アプリでは、「リスト」がコレクションとして機能します。
例えば、連絡先から仕事関係のものだけを、「仕事関係」というリストに集めます。

1-4. ホーム画面

アプリを配置した「ホーム画面」もコレクションと同じように考えられます。
アプリライブラリ」の中から、よく使うアプリを選んで配置するからです。

参照:[iPhone] アプリの物置き(App ライブラリ)
参照:[iPhone] アプリの物置き(App ライブラリ)
ホーム画面

ライブラリに原本があるんだから、コレクションには必要なものだけを選んでおくのがいいんだね。

ホーム画面

iPhoneやiPadは、音楽プレーヤーである iPod から進化したことも関係しているかもしれません。
音楽では、自分の好きな曲の「選集」を作るのが一般的ですよね。

2. フォルダとの違い(掛け持ちできる)

コレクションは、パソコンの「フォルダ」とは違う概念なので要注意です。

コレクションとフォルダは、どちらもデータを整理するために使用されますが、重要な違いがあります。

ポイント
  • フォルダはファイルシステム上の構造である。
    1つのデータは、原則 1つのフォルダにしか入れられない。
  • コレクションはデータの仮想的なグループ化を提供する。
    コレクションはデータではなく、それらへの「参照」を持っている。

2-1. フォルダは、書類を入れる「箱」のようなものです。

一つの書類は、一つのフォルダにしか入れることができません。

たとえば、

あなたが書類を整理するとき、「家族の書類」「仕事の書類」「趣味の書類」などのフォルダを作って、関連する書類をそのフォルダに入れます。

もし、ある書類を別のフォルダに移動させたい場合は、その書類を元のフォルダから取り出して、新しいフォルダに物理的に移動させる必要があります。

2-2. コレクションは、書類の「目録」のようなものです。

書類を探すときは、その目録を見れば本棚のどこにあるかすぐにわかります。
一つの書類は、複数の目録に属することができます。

たとえば、

あなたが書類を整理するとき、「家族の書類」「仕事の書類」「趣味の書類」などの目録を作ったとします。

例えば、「仕事の家族関係の書類」は、「家族の書類」と「仕事の書類」の両方に入れておくことで、必要なときに探しやすくなります。

コレクションは、書類の「目録」のようなものです。

これが「参照を持つ」という仮想的なグループ化の意味です。

要素フォルダコレクション
保存場所データはファイルシステム内に住所(パス:Path)があるデータはすべてライブラリ内に保管される
共有元のデータへのリンク(ショートカット)を作成する同じデータを複数のコレクションに入れられる
管理フォルダ内のファイルを削除すると、ファイル自体がファイルシステムから削除されるコレクションからデータを削除しても、元のデータは影響を受けない。
ライブラリからデータを削除すると、すべてのコレクションから削除される。

3. コレクションからの削除とライブラリからの削除は全然違う

この「コレクション」の概念が大事になるのは、データを削除するときです。

  • コレクションから項目を削除すると、そのコレクションからデータへの参照が取り除かれますが、元のデータはライブラリに残ります。
  • ライブラリから項目を削除すると、そのデータ自体が端末から完全に削除されます。

例えば、「写真ライブラリ」から写真を削除すると、その写真はiPhoneから完全に消去され、他のアルバムからも削除されます。

コレクションからの削除とライブラリからの削除は全然違う

「もう写真をアルバムに整理できたから、ライブラリからはいらない」と思って元の写真を消してしまうと、アルバムからもなくなってしまうんだね。

このように、「ライブラリ」はiPhone内のデータ全体を表し、「コレクション」はライブラリの中から特定のデータを選んで作ったグループを表します。
iPhoneの中のデータをスムーズに見つけ出すには、コレクションを上手に活用するのがコツです。

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