「システム終了」は、一度 システム(iOS)の上で動作している すべてのプログラム・アプリを完全に終了します。「シャットダウン」のことです。
アプリの一時的な不調を戻すのによく使われます。
iPhoneでは「設定」の「一般」から操作する方法と、ボタンを長押しして操作する方法があります。

電源ボタンからのシャットダウンと同じなんだね。
1. 「設定」から「システム終了」
「設定」ー「一般」から「システム終了」を選択し、右にずらします。

これで iPhoneを電源オフにできます。
「システム終了」は、英語版では「Shut Down(シャットダウン)」です。


ちなみに、一つ上にある「iPhone をリセット」は、データを消去して「初期化」する操作です。間違って実行しないように要注意ですね。
2. ボタンの長押しで「電源オフ」

あれ?
iPhoneって電源ボタンを長押ししたら、「電源オフ」になるんじゃなかった?
どう違うの?
「システム終了」と「電源オフ」は同じ操作です。
安全に iPhoneの電源をオフにします。
ただし、「電源オフ」の操作は iPhoneの種類によって多少 異なります。
2-1. ホームボタンが廃止されたから
iPhone X(2017年) では、画面下中央にあったホームボタンが廃止されました。
これは歴代の iPhoneのデザインの中で大きな変化です。
ボタンの数が1つ減ったことで、それまでの機種と操作の違いが大きくなりました。

iPhoneの種類 | 電源オフの操作 | ボタンの特徴 |
---|---|---|
iPhone 5 以前 | 電源ボタンの長押し | 電源ボタンは上部にある |
iPhone 6〜8 iPhone SE(2) | サイドボタンの長押し | 電源ボタンの代わりに サイドボタンがついた |
iPhone X | サイドボタンと 音量ボタンの同時長押し | ホームボタンがなくなった |
過去の iPhone(iPhone 8まで)は電源ボタン(あるいはサイドボタン)を長押しすれば、電源オフ スライダが表示されました。
しかし、新しい iPhone(iPhone X以降)では、左右のボタンを同時に長押ししないといけません。
音量調節ボタン(どちらでもよい)とサイドボタンを長押しすると、電源オフ スライダが表示されます。

2つのボタンを同時に押すのは、意外と気づきにくいかも。
そういえば、最近 iPhone を電源オフにしていなかったねー。
iPhone X から大きく変わっていたんだね。
iPhone X で「サイドボタンの長押し」をすると、 「Siri の呼び出し」になります。
これは、これまでホームボタンの長押しの機能でした。
あと、ややこしいことに「サイドボタンと音量上げボタンの同時押し(短め)」は、スクリーンショットの撮影です。
2-2. 設定の「システム終了」は iOS 11で追加された
実は、「設定」に「システム終了」が追加されたのは、このiPhone X の登場のタイミングです。 iOS 11 の新機能として、追加されました。
左右のボタンの同時長押しは、あまり直感的ではないために、共通の操作が必要になったのでしょう。

どの iPhone でも同じ操作でできるので、電話口などで家族に説明するときにも便利だね。

ボタン操作ではなく、画面操作から「シャットダウン」するのは、パソコンなどではもともと一般的ですね。
3. iPhoneの「強制終了」
ちなみに、iPhoneが全く反応しない場合には、
両方の音量調節ボタンとサイドボタンの3つを同時長押しすると、
Appleロゴが表示され、強制的に再起動できます。
ただし、システムの途中の処理をむりやり中断するので、例えば 更新中などにするとシステムが破損する原因になることがあります。

画面が動かなくても内部で処理が進んでいる場合もあります。
「強制終了」前には 一晩ぐらい様子を見てからの方が安心です。
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