- iPhoneストレージの容量を主に占めているのは、アプリと写真・ビデオです。
- 一般的なアプリは200MB以下が多いですが、ゲームアプリは5GB以上になることもあります。
- 写真やビデオは画質や形式によってサイズが変わり、特にライブ写真はオンになっていると通常の約3倍の容量を使用します。

YouTube動画でも話しています。
1. 「iPhoneのストレージがいっぱい」という通知
iPhoneにアプリをいくつかインストールしていたら、「iPhoneのストレージがいっぱい」と表示されました。

「設定」アプリにも通知バッジがついて、対応が必要なことを示しています。


空き容量が残り1GB を切ってしまっていて、写真やスクリーンショットも撮影できない状態でした。
「iPhoneストレージ」は、iPhone本体の中にどれぐらいデータを保存できるか、という容量です。
購入した iPhoneのモデルによって異なります。


使い方にもよりますが、ストレージを占めているのは、主に アプリや写真・ビデオ。
1-1. 写真・ビデオのサイズ
容量を空けるためには ビデオ を集中的に確認するのが手っ取り早いです。
写真・ビデオは、画質や形式によって1枚あたりのサイズが変わりますが、10分ほどのビデオでも1GBになることがあります。


たとえば、一ヶ月に2回ぐらい遊びに行って 10 枚ぐらいの写真を撮るだけ使い方なら、1GBでも 2年ぐらいは使えるんだね。
でも、ビデオだと 10分も撮ったら すぐに 1GBになっちゃう……。
iPhoneのライブ写真のデータサイズは、「写真」アプリ上は表示されませんが、ちゃんとあります。
パソコンや「HashPhoto」など別のアプリで確認すると、動画部分のファイルサイズは概ね 4 〜 5 MBです1。

ライブ写真がオンだと、写真を約3分の1しか保存できなくなってしまうんですね。
1-2. アプリのサイズ
ホーム画面に同じように並んでいるアプリでも、内部のデータサイズは全く異なります。

- 一般的なアプリは、200MB以下のものが多いです。
大きいものでも だいたい 500MB(つまり、0.5GB) 〜 1 GB程度に収まります。 - しかし、ゲームアプリだと 一つで 5GB や 10GBを超えるようなものも少なくありません。

一般的なアプリでも、LINEアプリのように、アプリ内に個人データを保存するタイプのものは、利用期間が長いと数十GBになることもあります。
2. iPhoneは自動で容量を空けている
ちなみに、写真やアプリは、iPhoneの機能によって自動的に「取り除かれて」いることもあります。
これは、iPhoneには、本体の外にももう一つ保存場所があるからです。
それは、「iCloudストレージ」です。

「iCloudストレージ」には無料プランでも 5GBまで保管でき、有料プランにするとかなり大容量のデータまで保管できます(最大 12 TB / 月9,000円)。

お金はかかるけど、パソコンやiPhoneのデータが何個も丸ごと入るほどの容量にできるんだね。
Appleは、この大容量の iCloudストレージ を前提として「iPhoneのストレージを最適化」する機能をつけています。
本体ストレージが少なくなると、クラウド上に保管済みの写真・ビデオを自動的に「取り除く」仕組みがあるのです。

アプリそのものも、基本的には App Storeから再ダウンロードできます。
そこで、ユーザデータを残して、最近使っていないアプリから「取り除く」ようになっています。

2-1. 削除とオフロードの違い
これらの「取り除かれた」データは、「削除された」わけではありません。
写真、ビデオ、アプリは、iPhone本体にはサムネイルやアイコンだけがあり、実体データはクラウド上に退避されています。
これを「オフロード」といいます。
使うタイミングで、インターネット経由で取り戻すことになります。

パッとは表示できない不便さはあるけど、本体容量を空けることができるんだね。

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