- iPhoneから不明な電話番号に発信したところ、「キャンセルした通話」と表示されました。
- iPhoneの「キャンセルした通話」は、発信したものの相手につながらなかった履歴です。
- 自分で通話を終了した場合だけでなく、時間切れで切断されたり、電源オフや圏外、相手から着信拒否されている場合や通話機能がないなど、様々なケースがあります。
1. なぜ、不明な電話番号に発信したら「キャンセル」になった
Apple IDの「信頼できる電話番号」に、なぜか不明な電話番号が登録されている、という相談がありました。
その不明な電話番号、かけてみるとつながりません。
呼び出し音は鳴らず、「プップップッ」という電子音のあとに自動的に電話が切れてしまいました。

通話履歴をみると「キャンセルした通話」と表示されていました。
2. 「キャンセルした通話」とは?
「キャンセルした通話」とは、発信したが相手につながらなかった通話記録です。
いろんなケースがありますが、電話をかけて相手が出なかったら、すべて「キャンセルした通話」と記録されます。
(ちなみに、留守番電話は「出てくれた」扱いになります)
3. 自分から間違え電話をすぐに切った場合
iPhoneから電話をかけた場合、「プルルルル」という呼び出し音の前に「プップップッ」という電子音があります。
たとえば、間違えて電話をかけてしまったときなど、「プップップッ」となっている間に「終了」を押せば相手に着信履歴も残りません。
呼び出し前に取りやめたことになるのです。
しかし、この場合でも自分の通話履歴には「キャンセルした通話」が残ります。
4. 相手から「着信拒否」になっている? 通話機能がない?
しかし、今回は状況が異なります。
自分で「終了」を押しているわけではないからです。
この電子音の鳴り方は、「話し中」にも似ています。
これは、相手の iPhoneで着信拒否を設定されている場合にも起こります2。
ですが、「話し中」や iPhone の着信拒否だと仮定すると、今度は表示が異なります。
それなら電話が切れたあとに「通話中または通信中」という表示が残るはずなのです。

今回の発信では、「プップップッ」という電子音のあと、すぐにダイアル画面に戻ってしまいました。
また、相手のスマートフォンが電源オフや圏外なら
「ただいま電話に出ることができません しばらく経ってからおかけください」
などのガイダンス音声があるはずです(ただし、これは携帯会社にもよります)。
5. 非通知発信してもつながらない
また、「着信拒否」されているのか確認するために、「184」をつけて非通知でも発信してみました。
それでも、同じ「プップップッ」という電子音で、切れてしまいました。
こうなると、通話機能のないデータ通信用SIMの電話番号という可能性が考えられます。

通話できないときの応答は電話回線によって異なって、なかなか断定は難しいです。

いずれにしても、やっぱり怪しい電話番号だね。

![[iPhone] 電話したら「接続できませんでした」と表示された?【拒否と圏外と着信拒否】](https://chiilabo.com/wp-content/uploads/2023/05/image-21-26-320x198.jpg)

(補足)
- iPhone での通話のキャンセルは何を意味しますか? | Applestin 著 |中くらい–
- iPhoneで相手に着信拒否されているときのケースごとの症状を解説 (2023年7月2日) – エキサイトニュース