- 「Jiffcy(ジフシー)」は、相手を呼び出してチャットをするアプリです。
- 静かにしないといけない状況でも、相手とリアルタイムにやり取りできる点が特徴です。
ついにLINEを超えるメッセージアプリが出てきたのかな?
なんとなくリモートで行う「筆談」みたいな感じだね。
「通話」という不思議だけど、「音声通話」とか「ビデオ通話」とか、「Call(呼び出す)」に対応しているんだね。
1. チャット時に相手を「呼び出す」
Jiffcyは、従来の電話とテキストメッセージを組み合わせた新しい連絡手段として注目を集めています。
その特徴的な機能は「テキスト通話」です1。
電話をかけるように相手を「呼び出し」てから、テキストでチャットをするというものです。
普通のメッセージアプリとは違い、相手も見ている前提。
すぐに返事の入力が見えるのが特徴です。
現在、Jiffcyの基本的な機能は無料で使えます。
最近までは「招待制」でしたが、2024年7月に一般公開されました2。
iPhone用のアプリとして提供されていて、Android用のアプリはまだありません。
2. オンラインの「筆談」(共時性)
Jiffcyは、テキストの送受信をとても速く行える技術を使っています。
お互いの入力中のテキストがリアルタイムに見えるので、テキストでありながら通話に近いコミュニケーションができます。
ただし、メッセージと違って、相手の時間を拘束するので、好きなタイミングにやり取りできるわけではないです。
SNSでも、Instagramの「ストーリーズ」やXの「スペース(音声)」、 BeReal(写真)のように、最近「時間を共有する」タイプのサービスが注目されていますね。
「いつでも」から「今だけ」のような。
3. 若い世代への電話の代替案
メッセージを送るだけでなく、「ちゃんと相手に伝わった」という手応えがほしいときはあるよね。
これまではメッセージを送っても相手が気づかない時、電話をかけるしかありませんでした
それなら、電話でも良さそうだけど。
最近の人は電話嫌いなのかねー。
若者世代を中心に「通話は緊張感があり、心理的な障壁が高い」と感じる人が増えているようです。
また、家族と同居している学生生活では、自由に声を出して通話するのが難しい状況も多くあります。
例えば、電車の中や、家族が家にいる時、深夜など。
スマートフォンで速くテキスト入力できることも、テキスト通話の前提なのかもね。
ただ、「伝言」なら既存のメッセージアプリが適しているので、併用して使うのがよさそう。
(補足)
- 英語では「call-like texting」と表記されていました。Jiffcy is a free texting app that makes texting feel like a call, and with Jiffcy text calling, you can communicate like a caller even when you can’t make a call. Introducing Jiffcy, a cutting-edge call-like texting app that’s just hit the market. – Jiffcy – call-like texting app
- 世界100ヵ国以上で使われているテキスト通話アプリ『Jiffcy』 招待制を終了、誰でも参加可能に | 株式会社穴熊のプレスリリース(2024年7月12日)