- Androidスマートフォンの「フォト」アプリには、「削除」だけでなく「お気に入り」や「アーカイブ」といった写真を整理する機能があります。
- また、整理する前に、ストレージの空き容量の確認をしておきましょう。
本体のストレージだけでなく、バックアップするならクラウドストレージの容量も大事です。
1. 写真の整理の前に容量を確認する
スマートフォンの写真が整理できていないのですが、どうすればよいですか?
(Androidスマートフォンで、「フォト」アプリを使っている場合)
写真の整理には、主に 2つの目的があります。
- 記憶容量(ストレージ)を空ける
- 不要な写真を消したい
まずは、スマートフォンの「ストレージ」を確認しておきましょう。
ストレージの空き容量に十分余裕があれば、無理に写真を削除する必要はないからです。
「設定」アプリの「ストレージ」を見ると、空き容量を確認できます。
1-1. ★ボタンで「お気に入り」にまとめる
スマートフォンは気軽に写真が撮影できます。
すぐに写真が増えるので、映りの悪い写真を選んで削除するのは手間です。
逆転の発想で、うまく撮れた写真を「選抜」しておく方がスムーズです。
それが「お気に入り」機能です。
「Googleフォト」で写真を一枚選ぶと、画面上部に★ボタンが表示されます。
これを押すと「お気に入り」の印になります。
「お気に入り」はアルバムの一種で、「ライブラリ」の「お気に入り」にまとめてあります。
こうしておけば、特別な写真を簡単に見つけられます。
1-2. 不要な写真を削除する
もちろん、不要な写真を削除することもできます。
写真を選択し「ゴミ箱」アイコンをタップすれば写真を削除され、記憶容量を空けることができます。
削除した写真は、「ゴミ箱」に30日(または60日)は残っていて、「復元」できます。
バックアップされているファイルは、ゴミ箱に入れてから 60 日後に完全に削除されます。
バックアップされていないファイルは 30日後に削除されます。詳細
「ゴミ箱を空にする」もありますが、この操作はやり直せません。
経験上その直後に後悔したりするものです。
60日後に自動的に消えるのを待つのがオススメです。
1-3. 削除しない整理もある(アーカイブ)
Googleフォトには、削除しない整理方法もあります。
それが「アーカイブ」です。
アーカイブに移動した写真は、通常の「フォト」には並んで表示されなくなりますが、検索で探したり後から見ることができます。
Google フォトの「アーカイブ」は、写真を非表示にする機能で、専用の「アーカイブ」フォルダに移動します。
いわば、図書館の「閉架」。
ふだん閲覧しない 写真を物置にしまっておくのです。
「写真」の「︙(メニュー)」から「アーカイブに移動」を選択します。
一覧から長押しして、まとめてアーカイブに移動することもできます。
アーカイブに移動した写真は、「ライブラリ」の「アーカイブ」から表示できます。
必要に応じて、また「アーカイブを解除」して元に戻せます。
アーカイブした写真を削除することもできます。
「削除」した後に、「やっぱり必要だった」と後悔することもあります。
不要な写真はとりあえず「アーカイブに移動」しておいて、たまにまとめて「削除」するのがオススメです。
2. 「バックアップ」機能の活用
スマートフォンの写真データは、インターネット上に保管することができます。
「Googleフォト」アプリには、Googleのクラウドストレージに自動保管する「バックアップ」機能があります。
スマートフォンが故障した場合でも、写真がインターネット上に保存してあれば、そのまま見ることができます。
スマートフォン内に大切な写真があるなら、「バックアップ」機能を有効にするのがおすすめです。
2-1. クラウドストレージ容量と月額料金
ただし、インターネット上に預けられるデータには限りがあります。
Googleの場合は、無料会員の場合は 15ギガまで。
「アカウントの保存容量」でどれぐらい消費しているか確認できます。
容量が足りなくなったらどうなるの?
容量が足りない場合は、バックアップ停止の警告が出て来ます。
月額料金を支払えば増やせますが、勝手に請求が来るわけではありません。
ただし、容量不足の状態で2年以上経過すると写真が消されることもあるので、要注意です1。
2-2. クラウドストレージ容量を節約するには
クラウドストレージの容量を節約するには、2つの方法があります。
- 不要な写真・動画を削除する
- すべてバックアップではなく手動にする
Googleフォトで「削除」した写真は、本体だけでなくクラウドストレージからも削除されます。
ですので、不要な写真・動画を削除すれば、その分容量を空けることができます。
2-3. 手動でバックアップする写真を選ぶ
もう一つは、「手動によるバックアップ」。
Googleフォトの自動バックアップを無効にして、個別の写真をバックアップできます。
写真の上にある「アップロード(雲のマーク)」を押すと、クラウド上に送ることができます。
「自動バックアップ」を無効にしていると、アップロード済みの写真は下に雲のマークが追加されます。
(補足)
- 保存容量の上限を超過した状態が 2 年以上続くと、コンテンツが削除されることがあります。 – 表示されない写真や動画を探す – パソコン – Google フォト ヘルプ