- Facebookでは投稿による無料の宣伝と有料の広告サービスの2種類の宣伝方法があります。
- 投稿での宣伝はフォロワーにのみ届きますが、有料広告は新規顧客層にもリーチでき、対象を細かく設定できます。
- 広告は必ず広告であることを明示し、虚偽や誤解を招く表現、違法な商品の宣伝は禁止されています。
1. Facebookで宣伝するにはお金が必要?
Facebookの広告は有料だと聞きました。
無料の商品しか広告できないのですか?
Facebookでは、有料・無料に関わらず商品やサービスの宣伝を投稿できます。
2. 「Facebook投稿での広告」と「Facebook広告」
「Facebookで広告を出す」というと誤解が多くあります。
つい「自分で投稿して宣伝する」ことを「Facebook広告」だと勘違いしてしまいますが、これは違います。

「Facebook広告」とは、Facebookに宣伝を依頼して、より多くの人に情報を届けるしくみです。
2-1. Facebook投稿での商品宣伝
Facebook投稿で、商品やサービスの宣伝をすることは無料でできます。
ただし、その投稿は主にあなたのフォロワーに届くことになります。

たとえば、あなたのFacebookページに500人のフォロワーがいれば、その人たちが主な対象になります。
公開している投稿は、それ以外の人も見ることはできます。

しかし、それには、検索結果に表示されたり、口コミをしてもらう必要があります。
元からかなり興味がある人が対象になります。
2-2. Facebook広告のメリット
「Facebook広告」は、まだ興味が喚起されていない人にも届ける方法です。
その特徴は、フォロワー以外の新しい顧客層にリーチできること。
予算に応じて表示回数を調整し、興味や年齢、地域などで対象を絞り込むと、その利用者のタイムラインに「プロモーション」として差し込まれます。
使い方はシンプルで、投稿の下にある「投稿を宣伝」というボタンを押すだけで、広告の設定が始められます。
つまり、「Facebookのシステムを使って効率的・強制的に情報を届ける」という点が大きな特徴です。

通常の投稿は、お店の前に「看板」を出すようなもので、自分にすでに興味のある人に情報を伝えます。
一方、Facebook広告は、業者に「チラシ配布」を依頼するようなものです。
費用が必要ですが、より広い範囲に情報を届けることができます。
3. 禁止されるSNS広告(ステルスマーケティング)

SNSでの広告はダメって聞いたけど?
それは、「ステルスマーケティング」や「有害広告」の問題だと思います。
無料の範囲の投稿であっても、一般的な投稿のように見せかけて商品を紹介することは認められません。
全ての広告は広告であることを明確に示す必要があります。
とはいえ、これには必ずしも有料広告枠が必要ということではありません。
投稿内に「広告」「PR」などの記載をすることで、広告だと示すことができます。
3-1. 有害広告はダメ
また、Facebookでは、以下のような広告は禁止されています。
これは有料広告だけでなく、実態として広告になる投稿も含みます。
- 医療や健康に関する誤解を招く広告。
たとえば「すぐに痩せられる」「万病に効く」といった根拠のない効果をうたう宣伝は認められません。 - 違法な商品やサービスの広告。
偽造品や無許可の医薬品なども含まれます。 - 差別的な表現や過度に刺激的な内容、暴力的な表現を含む広告。
あらゆる利用者が快適に使えるプラットフォームを維持するためです。

Facebookの利用規約だけの話ではなく、法規範によって規制されているからです。




