- Android用スマートフォンで、子ども用アカウントを作るときに、一つ注意点があります。
- 一度、決めた「管理者」は、なかなか変更できない、ということです。
- 長い子育ての期間に、何があるかわかりません。
夫婦片方のアカウントをそのまま管理者にするのではなく、管理者用だけのGoogleアカウントを作っておくといざというときに困りません。
1. 子ども用アカウントの管理者は一人だけ
子ども用アカウントは、ファミリーグループに所属する必要があります。
ファミリーグループは、一人のGoogleアカウントが代表して作成・管理します。
ファミリーグループには、大人も参加でき「保護者」になれます。
しかし、あくまで「管理者」は一人だけです。
ファミリーグループには、管理者権限と保護者権限の区別があるのです。
同じ親ですが、ファミリーリンクの保護者と管理者には権限の差があります。
管理者はグループを作って、一人ずつ招待をします。
その招待をした中で保護者が作れます。管理者が出来るのは大元の設定。
メンバーの増減やグループの存続にかかわる事です。保護者は管理者が設定した範囲でしかいじれません。
【解決編】Googleファミリーリンクの管理者変更~管理者死亡時・問い合わせチャット結果~ – 死別シンママかぶちゃん奮闘記
2. 「保護者」はファミリーグループを引き継いだり、子どもを解除したりできない
これが問題になるのは、配偶者との離婚や死別などで、管理者とやり取りできない状態になった場合です。
子どものアカウントの管理ができなくなってしまうのです。
新しくファミリーグループを作って子どものアカウントを入れようと思っても、いったん今のグループからは解除してもらう必要があります。
しかし、「保護者」権限では、グループのメンバーを追加したり、削除したりできません。
保護者と管理者じゃ権限が違うわけですよ。
子供から管理解除を申し出る方法もありますが、結局は保護者(管理者)のアクセスコードが必要となります。
【解決編】Googleファミリーリンクの管理者変更~管理者死亡時・問い合わせチャット結果~ – 死別シンママかぶちゃん奮闘記
さらに、ファミリーグループは、管理者を変更して引き継ぐことはできません1。
結局、子ども用アカウントが満13歳になるまでは、管理が解除できません。
3. ファミリーグループを作るときが大事
このような事態を考えると、ファミリーグループの管理者アカウントは、保護者間で共有して管理するものを一番最初に作っておいた方がよいのかもしれません。
これから13歳以下の子供のアカウントを管理するファミリーグループを作成される方は、普段のアカウントとは別にアカウントを作って一つのアカウントを夫婦で管理していく方がいいかもしれません。
もうファミリーグループを作ってしまった管理者は万が一のために、アナログでどこかに残しておく必要があると思います。
【解決編】Googleファミリーリンクの管理者変更~管理者死亡時・問い合わせチャット結果~ – 死別シンママかぶちゃん奮闘記
ファミリーグループをスタートするときには、なかなかそこまで考えられないよね。
(補足)
- ファミリーリンクの管理者は変更できない仕様 – 【未解決→解決へ】Googleファミリーリンクの管理者変更~管理者死亡時・問い合わせチャット使いました~ – 死別シンママかぶちゃん奮闘記