- インターネット検索をしていたら「ロボットではないなら許可を」という画面が出てくることがあります。
- 間違って許可すると、どんどん迷惑な通知が届くようになります。
- サイトからの通知は、「設定」からオフにできます。
「設定」ー「通知」ー「アプリの設定」からブラウザを選択します。
YouTube動画でも話しています。
1. 【相談】通知が頻繁に来るようになった
こんにちは。
昨日、「NHK語学」という検索をかけていて、出てきたところの「許可」というのを押してから、「google re-captha云々」のメールやらメッセージが どこどこ入ってきてしまって困っています。
セキュリティサポートにも聞いたのですが、対象外と言われ、全くどうにもなりません。
なにか方法がありますでしょうか。
このページを開いて、「許可」ボタンを押したら、こんな青い画面になりました
「まずい」と思い、すぐに閉じたのですが、それ以来、続けざまにこんなのが送られてきます。
もし宜しければお力をお借りしたく、よろしくお願い致します。
メールやメッセージのようなアイコンが並んでいますが、これらはすべてブラウザの「通知」です。
「re-captha-version-3-31.top
」というウェブサイトからの通知が有効になってしまっているようです。
1-1. 通知画面から不要な通知をオフにする
「通知が送られてくる」と表現しましたが、実際にはブラウザの方が定期的に確認しにアクセスしている、という方が正確です。
つまり、向こうに連絡先が知られてしまっているわけではありません。
ですので、自分のスマートフォンの設定で元の状態に戻せます。
変なサイトにアクセスしにいかないように変更すればよいのです。
通知の許可は、あとから無効にすることができます。
「通知」を長押しすると、サイトを指定して「オフ」にできます。
1-2. 「設定」アプリから通知をオフにする
通知のオン・オフは、「設定」アプリからも変更できます。
設定の「通知」から「アプリ」ごとの通知を管理できます。
アプリによっては通知の種類ごとに細かく、オン・オフを管理できます。
今後、同じようなことにならないようにしたいなら、いっそ「ウェブサイトのすべての通知」をオフにしてもよいです。
ブラウザの通知機能は、主に よく見るニュースサイトの新着情報を得るのに使われます。
しかし、例えばニュースなどは 専用の「アプリ」で見る方が一般的です。
あまり役立つシーンが少ないのです。
不要ならオフにしても、支障がないでしょう。
2. 検索結果に潜む偽サイト
インターネット検索で表示される結果の中には、「偽物」が紛れています。
一見、知りたい内容があるように見せて利用者を引き込んで、全然 違うページに飛ばしてしまうのです。
今回の「〜.letocafe.ch」という一連のサイトを検索してみると、サブドメインは違うものの同様のリダイレクト ページが多数 検索結果に載っていました。
誘導先は、ランダムに変わるようです。
多くの場合 あやしい懸賞サイトやギャンブル、アダルトサイト、偽の警告ページが表示されます。
2-1. 偽のre-captha画面
偽のre-captha画面もそのような誘導先の1つでした。
このサイトでの「通知を許可」してしまうと、迷惑な通知が頻繁に送られるようになります。
実際の例では、「ウイルスが検出された」や「クレジットカード情報が流出した」などの通知が、いろんなアイコンを変えて送られてきました。
3. 迷惑な通知の目的は?
迷惑な通知は、なんのために送られてくるの?
このセキュリティ警告の通知を押すと、偽のセキュリティ診断画面になりました。
「いくつものウイルスに感染している」などと言ってきます。
そのまま「続行」を選択したところ、最終的には本物のセキュリティソフトの販売ページにアクセスしました。
もし、そのままセキュリティソフトを購入してしまうと、攻撃者の思うつぼ。
おそらく、セキュリティ会社の売上の一部が「広告費」として攻撃者に渡されるのでしょう。
つまり、どうも、セキュリティソフトの広告手数料が目的だったようです。
セキュリティソフトのアフィリエイト・プログラムに参加していて、製品が売れると売上の一部が「広告費」として流れる仕組みです。
しかし、セキュリティソフト会社と偽サイト運営者が「提携(アフィリエイト:affiliate)」している、というのも腑に落ちない話です。
企業も広告を出す場合は、売れればいいだけでなく、どんな形で誘導しているのかまでチェックしてほしいものだよね。