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ファミリーリンクのYouTube時間制限が機能していなかった?【省エネ設定の罠】

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  • 子どものスマホ利用が決めた時間より多くなっていました。
    Googleの「ファミリーリンク」で管理しているのですが、指定した時間以上に利用できているようです。
  • 「設定」の「アプリ」から「ファミリーリンク」を確認してみると、「バッテリー使用量の管理」が「最適化」になっていました。
  • また、YouTubeの「バックグラウンド再生」など「ピクチャ・イン・ピクチャ」機能を利用していると、アプリ利用時間に加算されないようになっていました。

「ファミリーリンク」だけで管理するのは諦めました。

どんな監視システムでも「抜け道」はつきものなのかもしれません。

あくまで補助と考えて機械任せにせず、子ども本人との定期的な話し合いがやはり大事ですね。

「リテラシー教育は、一日にしてならず」だね……。

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ファミリーリンクのバックグラウンド動作が制限されていた

保護者の「ファミリーリンク」では、子どものスマホ利用時間を確認することができます。
しかし、端末の利用時間アプリの利用時間の合計 にズレがあることに気づきました。

まず、1つ目の原因は、ファミリーリンク自体が動いていないことです。

ファミリーリンクの仕組みは、スマートフォンのアプリ利用時間を計測し、インターネットを通して保護者が把握できるようにしています。
子ども用の「ファミリーリンク」アプリは、バックグラウンドで動作して利用状況を逐一報告しているわけです。

しかし、バックグラウンド動作を妨げるものがあります。
その一つがバッテリーの最適化です。

バッテリーを長持ちさせるために、アプリのバックグラウンド処理を制限してしまうのです。

「ファミリーリンク」アプリの設定も確認します。

「バッテリー」をみると、「過去24時間で使用なし」になっていました。
「バッテリー使用量の管理」が「最適化」になっていました。

常にバックグラウンド処理をしてほしいので、「制限なし」に変更しました。

どうも最近のアップデートで、勝手に省エネの設定に切り替わっていたようです。

最近、気づいたらアプリのバックグラウンド処理が動作していない、ということが多いです。

基本システムのバッテリー節約機能が初期設定のままだと、意図せずにバックグラウンド処理を制限してしまうようです。

「ピクチャ・イン・ピクチャ」だと背面アプリの利用時間がカウントされる?

あと、最近の子どもの YouTubeの見方でちょっと気になっていたことがあります。
それは、なぜか YouTubeを「小窓」にしてホーム画面で見ていたことです。

YouTubeの有料プラン(YouTube Premium)の特典には、「バックグラウンド再生」があります。
YouTube動画を再生しながら別のアプリに移動すると、小さな画面で再生し続けることができる機能です。

バックグラウンド再生は、アプリの「ピクチャー イン ピクチャーPIP)」の機能を利用しています。
この機能では、「使用中の他のアプリの上に重ねて表示する」ことができます。

このときのアプリの利用時間の計測は、上のアプリなのか、下のアプリなのか。
どうも、ミニ画面にしたYouTubeアプリはアプリ利用時間に計測されないような気がします1

もしかすると YouTubeをホーム画面上に重ねて見るのは、アプリ利用時間の制限を回避するためだったのかもしれません。
「動画を全画面にしないのは、縦置きで見たいからかな」と安易に考えていたのですが、それなら そのまま見ればよいはずです。
一応 直接 本人に聞いてみると、「セットしたタイマーの残り時間を、ホーム画面の時計ウィジェットで見やすいから」というもっともな理由はありました。

ただし、ミニ画面だと計測されない、という仮説自体が勘違いの可能性も捨てきれません。
というのも、自分のスマホで検証してみたら、ちゃんと時間制限の通知が来たのです。

YouTubeの利用時間を制限した状態でミニ画面で再生したのですが、ちゃんと時間制限で灰色になっています。

自分の用の Digital Wellbeing と ファミリーリンクで処理が違うとも考えにくいです。

不思議だね。

YouTubeの「視聴時間」

ただし、YouTubeアプリでは「視聴時間」も計測しています。
YouTubeアプリの「アカウント」から「視聴時間」を確認すると、動画を再生した合計時間を確認できます。

端末ごとの利用時間ではなく、YouTubeでの動画再生時間が確認できます。
しかし、本人のYouTubeアカウントからなら確認できますが、「ファミリーリンク」からは確認できません。

それでも、強制力はありませんが、「休憩を取るように通知する」リマインダーを設定できます。

今のところ、ちゃんと子どもと話し合いながらスマホ利用をしています。

これから「反抗期」になっていくと、なかなか難しいですよね。

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(補足)

  1. Picture in PictureのAPIを読んでも利用時間との関係は見つけられませんでした。- ピクチャー イン ピクチャー(PIP)のサポート  |  Android デベロッパー  |  Android Developers
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