会社の給与明細が Web明細になりました。
退職後でも在職中の給与明細を閲覧したり、印刷することは可能ですか?
これは会社次第なので、注意が必要です。
ウェブ明細は、アカウントでログインして、閲覧・印刷します。
従って、退職後もアカウントが有効がどうかが重要です。
1. 給与明細システムのアカウント
一般的には、会社と給与明細システムはアカウントが別になっていて、退職後も「ID・パスワード」が有効なままになっているはずです。
つまり、同じログインページからアクセスできるはずです。
しかし、会社によっては、退職時に登録が「抹消」されてしまうこともあります。
その場合は、在職中に給与明細をダウンロードしておかないと、後で確認するのが難しくなります。

給与明細の主旨としては、すぐに電子明細が見られなくなってしまうのはおかしい気がします。
とはいえ、現実にそういう企業はありますので、自己管理も必要です。
2. 給与明細・賃金台帳の保管期間
ただし、電子明細が見られなくても、会社に問い合わせれば給与明細も確認することができると思います。
会社側には 5年間は「賃金台帳」を保存することが義務付けられています。
労働基準法の第109条と労働基準法施行規則の第56条では、賃金台帳は最後に書き入れた日から起算して5年間保管することが義務づけられています。
賃金台帳の保存期間や違反した際の罰則・保存方法を解説 – バックオフィスクラウドのジンジャー(jinjer)
ちなみに、従業員にとっては、給与明細は 2〜5年間は保存しておくことがよいそうです。
給与未払いの請求や確定申告などで必要になることがあるからです。
給与明細は、現在から2年前までさかのぼって保管することが良いと言われています。理由の1つとして、給料・残業代の未払いに関しては2年前までさかのぼって請求が可能なので、給与明細はいつでも確認ができるようにしておきましょう。ローンを申請する場合も、収入の証明になるので、給与明細が必要になります。
確定申告の場合は、5年間の給与明細が必要になることもあるので、しっかり保管をしましょう。
給与明細をすぐに捨てていませんか? 保管期限と保管方法について

この辺はスマホとは別の話なので、専門外です。
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