メモ帳のメニューの「…」には意味がある

Windowsとりあえずのメモパソコン基礎知識
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メモ帳の画面の上にある「メニュー」には、たくさんの操作項目があります。
よく見ると、末尾「…」がついているものと、そうでないものがあるんです。

へー。
確かに、違いがあるね。

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「…」の意味

実は、この「…」には大切な意味があります。
それは「項目をクリックすると、詳細についてのウィンドウが出てくる」という意味です。

つまり、印刷や保存などの処理は、すぐには実行されません。

メニューとAltキーとCtrlキー

ちなみに、「印刷(P)… Ctrl+P」というメニューの読み方ですが、
(P)の部分は、メニューから Alt+P で選択することができます。
また、「Ctrl+P」を押せば 一発でショートカットすることができます。

  • キーボード操作でメニュー項目を選択するには、Altキー。
  • 直接実行するには、Ctrlキーを使ったショートカットキー操作。

ショートカットキーはよく見かけるけど、Altキーでメニューを選ぶこともできるんだね。

メモ帳では一貫している

ほかのメニューも、「置換」や「フォント」など、詳細ウィンドウが表示される項目に、一貫して「…」がついています。

コマンドプロンプトでも

同様の「…」メニューは、コマンドプロンプトでも見られます。

「検索(F)…」と表示され、検索ウィンドウが表示されます。

Macintosh Human Interface Guideline

「…」のメニューでの意味は、もともとは Macのガイドラインで定められていたそうです。

The ellipsis character (…) after a menu item means that the command needs more information from the user before the operation executes.

(メニュー項目の後の省略記号 (…) は、コマンドが操作を実行する前に、ユーザーからの詳細情報が必要であることを意味します。)

The Ellipsis Character in Menus (HI Guide)(1996-07-29)
出典:The Ellipsis Character in Menus (HI Guide)

1996年の文書なんだね。

ちなみに、「Print …」のように 目的語の省略を表しているようにも見えますが、そうでもないようです。
例えば、「Page Setup …」のように必ずしも目的語の省略とは読めないものもあるからです。

最近のアプリケーションでは例外も多い

しかし、最近の Windows アプリケーションのメニューを見ると、「…」は見かけなくなっています。
例えば、Microsoft Edgeのメニューにある「印刷」は、「印刷 Ctrl+P」と表示されるだけです。

「…」は見当たらないね。

Windows 7 の頃から主流になった、「タブ」メニューや、
Windows 8 移行のアプリ形式のプログラムでは、違った設計方針になっているようですね。

「ペイント」も、Windows 8.1のころから、メニューが「タブ」でまとめられた形式になっています。

「フォト」アプリは、Microsoft Edgeと同じタイプですね。

ここ最近 Windowsのアプリの形式はどんどん変わっているよね。

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