マカフィーのセキュリティソフト(マカフィーリブセーフ)で、迷惑メール対策の設定をしようとしたら、項目が見つからなくてびっくりしました。
2021年に迷惑メール機能が廃止されていたようです。
前と同じ感覚でいるとダメだね💦
今のセキュリティソフトは迷惑メール対策には、役に立たないの?
一応、詐欺サイトの警告とか、ちょっとは関係あります。
1. 迷惑メールフィルターの「関門」
「迷惑メール」をチェックする場所は、
▶ セキュリティソフト と
▶ メールサーバのサービス
の二通りあります。
以前は、パソコンのセキュリティソフトをメールソフトと連携させて、届いたメールをチェックさせる方が一般的でした。
ところが、最近はメールサーバでも迷惑メールフィルターの機能が一般的になっています。
2. POP から IMAPへ
どうして、メールサービスの方で迷惑メール対策をしてくれるようになったの?
この背景には、パソコンだけでなく、スマホなど複数の端末でメールを閲覧するようになったことがあります。
メールをパソコンにダウンロードして管理する(POP)と、不要なメールを削除しても、スマホの方には反映されません。二度手間になってしまいます。
そこで、メールサーバ上で直接管理する(IMAP)ことが主流になりました。
スマホやパソコンのメールアプリは、メールサーバにアクセスして直接 閲覧や編集をします。
すると、迷惑メールフィルター機能も、パソコン側で処理するのではなく、サーバ側で処理するようになるのです。
(参考)IMAP と POP とは何ですか。 – Microsoft サポート
3. 重複する機能が廃止される
マカフィーによると、サーバによる迷惑メールフィルターが普及したことを受け、2021年11月にセキュリティソフト側の迷惑メール対策機能を廃止しています。
機能が重複すると、どこでメールをブロックしているか複雑になることもありますね。
マカフィー® リブセーフやマカフィー® トータルプロテクションといった Windows 向けセキュリティ製品に搭載されていた迷惑メール対策機能を削除するという戦略的方針を決定致しました。(…)
バージョン 16.0.41 が公開される 2021 年 11 月 23 日に削除される予定です。
迷惑メール対策機能をご利用のお客様へのお知らせ | マカフィー(2021-11-01)
4. メールサーバでの迷惑メールフィルター
したがって、現在は迷惑メール対策をするなら、メールサービスに「ログイン」して、設定画面からフィルターを有効化することになります。
設定には、メールサービスでのID・パスワードが必要になります。
迷惑メールフィルターの仕組みや精度は、メールサービスによって異なります。
自分で「さらに強化する」というのも基本的には難しいです。
こちらもどうぞ。