iPhoneの「インターネット共有」のボタンを見ると、同じ灰色なのに「オフ」と「検出不可能」がありました。
何が違うのでしょうか?
iPhoneのコントロールセンターには、「インターネット共有」のボタンがあります。
このボタンでオフにすると、「検出不可能」になります。
一方、「設定」アプリから「インターネット共有」の「ほかの人の接続を許可」を無効にしておくと、「オフ」になります。
どちらでも「インターネット共有」は無効になっているので、ほかの端末から接続されることはありません。
ただ、この2つの項目は連動しているわけではないので、ちょっと操作にクセがあります。
1. コントロールセンターのインターネット共有
iPhoneの「インターネット共有」をかんたんにオン・オフ、切り替えるには、コントロールセンターを使います。
iPhoneの画面右上から下にずらす(スワイプ)と、機能ボタンの並んだ「コントロールセンター」が表示されます。
通信のグループを長押し(ロングタップ)すると、通信関係の6個のボタンが表示され、その中に「インターネット共有」があります。
「インターネット共有」の無効状態の表記をよく見ると、たしかに「オフ」と「検出不可能」の2種類があります。
2. 設定アプリから「オフ」にする
コントロールセンターの「インターネット共有」からオン・オフを切り替えると、「検出可能」と「検出不可能」に切り替わります。
「インターネット共有」で「オフ」と表示されるのは、「設定」アプリから「インターネット共有」ー「ほかの人の接続を許可」を無効にした場合です。
コントロールセンター インターネット共有 | 設定アプリ ほかの人の接続を許可 | つながるか? |
オフ | 不許可 | つながらない |
検出可能 | 許可 | つながる |
検出不可能 | 許可 | つながらない |
2-1. いつの間にか「許可」に変わっている理由
ちょっと直感に反するのが、「ほかの人の接続を許可」を不許可にした状態で、「インターネット共有」ボタンでオンにして、もう一度 オフに戻すと、「ほかの人の接続を許可」は許可に変更されたままになっているということです。
「インターネット共有」のボタンは、「ほかの人の接続を許可」と連動しているのかと思っていましたが、別の項目なんですね。
3. 「オフ」にしないと危ないの?
ただ安心してほしいのは、インターネット共有は「オフ」でも「検出不可能」でも、他人につながることはない、ということです。
出先で iPadやPCなどに、iPhoneのインターネット通信を利用することが多いなら、「ほかの人の接続を許可」にしたまま、インターネット共有のオン・オフを切り替えるので十分でしょう。
もちろん、インターネット共有(テザリング)機能が不要なら、「ほかの人の接続を許可」を無効にする、つまり、インターネット共有を「オフ」にしておくほうがより安心です。
水道を、蛇口で止めるか、元栓で止めるかの違いなのかな、と思います。
3-1. ちなみに英語では「Not Discoverable」
「検出不能」ではなく、「検出不可能」というのが、ちょっと独特な和訳ですよね。
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