MacBookで作業していたら、PCがいきなり強制終了して、再起動しました。
エラーレポートを見てみると、OneDriveアプリの同期処理でシステムが暴走してしまったようです。
小さなファイルを大量にダウンロードするケース(プログラムのフォルダごとをOneDriveにバックアップしているなど)で、エラーになりやすい傾向があるようです。
特に、OneDriveの「ファイルオンデマンド」の設定で、「今すぐすべてのOneDriveファイルをダウンロードする」を選択すると、システムが強制終了になる危険性があります。


いろんなトラブル報告を読んでみると、macOS 12.4とOneDriveのファイル管理の相性が悪いようですね。
macOS Monterey 12.4(MacBook Air 2018)
OneDrive.app 22.099.0508.0001(スタンドアロン)
突然システムが強制終了した
MacBookで作業をしていたら、急にファンが「ふぅぅん」と1秒ほど回転して、それからPCがプツンと強制終了してしまいました。




強制終了は、システムが破損してPCが起動できなくなることもあります。エラーの中でもかなり心配な部類ですね。
再起動後にエラーレポートが表示
OSは無事だったようで、そのまま再起動してサインインできましたが、エラーレポートが表示されています。


「レポート」を押して、エラーレポートの中身を見てみます。


「macOSの問題レポート」を見てみると、エラー詳細に関する部分は、先頭の数行だけです。
残りはエラー時のレジスタ、スレッド、OSの状況が記録されています。
エラーにOneDriveが関係している
問題の詳細部分から重要な箇所を、日本語にして読んでみます。
OneDriveの起動(launchd.unmanaged.OneDrive)で、
サービスの始動カウントが増えすぎて(overflow of service activation count)、
初期化プロセスが急に終了して(initproc exited)、
カーネルパニック(panic:致命的なエラーを検出)になってしまったようです。


panic(cpu 0 caller 0xffffff801091cd6b): initproc exited — exit reason namespace 7 subcode 0x1 description: overflow of service activation count during activate. Managed:1. Count:32767. Service:’user/501/com.apple.xpc.launchd.unmanaged.OneDrive File P.763′
uuid info:
Thread 1 crashed
つまり、OneDriveの動作になにか問題があるようです。
同時の大量ダウンロードでシステムが暴走する?
どうも、これは小さなファイルを多数ダウンロードする場合(プログラムフォルダのバックアップなど)に発生しやすいようです。
When downloading a large number of files OneDrive, the system hangs and reboots on Mac OS.
It doesn’t happen often. Only when a lot of small files are downloaded.
When downloading a large number of files OneDrive, the system hangs – Microsoft Community(2022-05-22)


確かに、わたしも OneDrive内に、Windows プログラムをそのままバックアップしているフォルダがあります。
特に「ファイルオンデマンド」の設定を「使用する際にダウンロードする」ではなく、「今すぐすべてのOneDriveファイルをダウンロードする」を選択する、つまり、ファイルオンデマンドを無効にすると、発生しやすくなるようです。




これにも、身に覚えがあります。
ファイルを整理するときに、ダウンロード待ち時間が長いのが気になって、「すべてダウンロード」にしていました。
※このあとOneDrive.appはアップデートされ、少し安定したように感じます。


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