AdSenseの自動広告が、除外カテゴリーのページで表示されていました。Cocoon 2.4.2のアップデートで、広告表示がちゃんと制御できるようになりました。
1. Google AdSenseの広告コード
一般向けの読みものブログには、収益化のために広告をつけていますが、教室内のお知らせには広告をつけないように設定しています。ところが、いつの間にか 広告の表示を除外しているカテゴリのページなのに、AdSense広告の自動広告が表示されていることに気づきました。
WordPressでCocoonテーマを使っているのですが、広告コードは、Cocoon設定の「広告」から入力しています。
2. 広告ユニットと広告コード
ここで、ちょっとGoogle AdSenseの広告コードの変遷を振り返っておきます。
もともと Google AdSenseは、広告枠を表示したいところに、広告コードを入力していました。レクタングル広告やリンクユニット広告、関連広告など、広告のサイズや種類ごとに、サイトで選んで入れていました。

2-1. 自動広告がメインに
ところが、徐々にリンクユニットや関連広告のコードは終了し、代わりにAIが配置を最適化する、自動広告がメインになりました。
自動広告は、ページ遷移広告やアンカー広告など、効果が高い表示方法も追加されています。

2-2. 既存の広告コードでも自動広告が有効になる
基本的には、自動広告の広告コードを入れることで、自動広告が挿入されます。
しかし、既存の広告コードも自動広告になるようになっていました。
つまり、わざわざ自動広告のコードを入れていなくても、一つでも広告コードが設置されていれば、AdSenseのサイト設定で自動広告がオンにすると、自動で広告が追加されるようになりました。
これが少し厄介で、自動広告のコードを探しても、サイト内に見つからないのです。
3. サイト内の一部のページから広告を除外するには?
広告除外の仕方は、2つあります。
一つは、AdSenseで「ページ除外」に指定する方法で、
もう一つは、Cocoon 設定の「広告除外設定」から指定する方法です。
3-1. AdSenseのページ除外
AdSenseでの設定は、広告コードがあっても除外されます。

除外ページはURLから指定します。固定ページには利用できるのですが、ブログ記事の場合、追加するたびに指定するのは大変です。
3-2. Cocoonの広告設定から除外
Cocoonの広告設定からも、除外することができます。
こちらは、
▶記事ID、
▶カテゴリ、
▶記事ページ内の設定、
の3箇所で設定できます。
この方法は、Cocoon設定から挿入する広告コードを制御しています。したがって、直接 ヘッダなどに広告コードを挿入している場合には、除外できません。
Cocoon設定の「広告」には、「広告除外記事ID」と「除外カテゴリー」があります。

また、個別の記事の設定にも、「広告を除外する」という項目があります。

4. 広告除外カテゴリーなのに自動広告が入っている
記事IDや記事ページ内の設定からの除外はうまくいっていたのですが、カテゴリーからの指定がうまくいっていません。手動で入れた広告の場所には広告が入っていないのですが、自動広告が入ってしまいます。
ということで、広告コードがどこかに紛れて入っているのか、と探しました。
4-1. Site Kitプラグインのせい?
広告に関連するプラグインとしては、Site Kitを入れています。しかし、広告コードは入れない設定にしていました。
いったん、Site KitのAdSense連携を解除しましたが、それでも広告は表示されたままです。
4-2. Cocoonの広告コードを削除してみると?
そこで、Cocoonのレスポンシブ広告コードを削除してみると、ちゃんと自動広告は消えました。

ウィジェットやテーマエディタで広告コードが紛れ込んでいるのかと思いましたが、ここのコードを元に、広告IDなどを取得しているのは、間違いなさそうです。
いろいろ試してみると、手動広告の表示場所のチェックをすべて外すと、カテゴリ除外ページで広告が表示されなくなりました。
つまり、一つでも広告が設置されていると、カテゴリで除外されていても、自動広告が入ってしまうようなのです。
5. Cocoon 2.4.2にアップデートして直った
ずっと困っていたのですが、Cocoon 2.4.2にアップデートすると、直りました。
更新履歴を見ると、不具合修正の一つに「AdSense自動広告の不要なコードを削除」とあります。
不具合修正
AdSense自動広告の不要なコードを削除
Cocoon 2.4.2公開。主に不具合修正。 | Cocoon
更新後に設定をよく見ると、「広告」の中に旧バージョンにはあった「アドセンス表示方式」という項目がなくなっています。


ブログは、いろんなプラグインが関係しているので、問題の切り分けが難しいですね。
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