WordPressのテーマ、Cocoonのアップデートがあり、2.6.1になりました。
興味深いのが、AMP・PWAが非推奨になったことです。
Cocoon設定のAMPとPWA機能を非推奨化しました。
AMP機能を有効化する(非推奨)
PWAを有効化する(非推奨)
これらは昨今のウェブ情勢を鑑みたところAMP・PWAを設定するメリットよりデメリットの方が上回ると考えられるからです。
Cocoon 2.6.1公開。段落ブロックのスタイル追加。AMP・PWA機能の非推奨化 | Cocoon
現時点で機能自体は利用できますが、後々に完全に廃止しようと思います。
ざっくりいうと、AMP や PWAは モバイル端末向けにサイト表示を高速化するための仕組みで、主にGoogleの推進していました。
AMP(Accelerated Mobile Pages)は、サイト構造を簡略化したバージョンを用意しておくこと、PWA(Progressive Web App)は、サイトデータの一部をユーザー端末にダウンロードしてもらうことで、それぞれ表示スピードを速くします。
一時期は、Google検索で上位に表示するには、これらの仕組みへの対応が必要と言われました。
しかし、徐々にモバイル端末の環境(通信・処理)が改善されたことで、いつの間にか必要なくなっています。むしろ、最近では別バージョンをメンテナンスすることのコストの方が大きくなっています。
ちいラボでは、PWAは一時期試してすぐにオフにしました(更新したデータがうまく反映されないことがあったから)が、AMPはこれまで有効にしていました。
しかし、今後 廃止される予定ということで、今のうちにオフにすることにしました。
インターネットの世界は、ほんとに技術の進歩、トレンドの移り変わりが早いですね。
ちなみに、最近 気になっているのが、「デジタル庁」のホームページ。
デザインルールを厳選し、過度な装飾を廃することで、見やすく効率的なサイトになっています。
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