スマホ料金を月にだいたい7,000円ほど払っています。
ところが、知り合いに聞くと「月3,000円ぐらいで済んでいる」と言われました。
どうして、こんなに差がつくんですか?
実は、同居家族がいるかどうかで、スマホ料金の相場は大きく変わります。
ですので、単純な比較はできません。
特に自宅にインターネット回線があれば、かなりモバイル通信量を節約できるからです。
また、代替通信事業者やオンライン契約にすることで、料金を大きく減らすこともできます。
ただし、携帯ショップのサポートは受けにくくなる点には注意も必要です。
スマホ料金は 複雑ですが、まずは 料金明細の内訳の見方を知ることが大事です。
1. My auアプリから料金明細を確認する
まずは、料金明細を確認してみましょう。
最近は、料金明細の郵送は、手続きが必要で、しかも有料になりました。
せっかくスマホがあるので、料金明細はスマホで確認するのが便利です。
auの場合は、「My au」アプリを使います。
アプリ一覧の中 auサービスの中に、「My au」があります。
ただ、「My au」アプリでは、請求金額の細かい内訳はわかりません。
1-1. 内訳を見るには au IDのログインが必要
「内訳を詳しく見る」には、「ログイン」が必要です。
au で会員登録している IDやパスワード、暗証番号を入力して、はじめて自分の契約情報にアクセスできるのです。
「料金内訳」を選ぶと、基本料金や追加サービス、通話料などの内訳を確認できます。
2. 料金明細の内訳を読んでみる
ここからが いよいよ本題です。
内訳の全体を見てみます。
ずらずらっと、たくさんの項目が並んでいます。
今回は、ちょうどスマホの機種変更後だったので、通常より複雑になっています。
月の前半と後半で料金プランが変更になっていました。
項目ごとに順序を入れ替えて、まとめてみました。
前半までは「カケホ+データ定額2」だったのですが、後半からは「ピタットプラン 5G+通話定額2」になっていますね。
契約時期が違うのでプラン名称は違いますが、どちらも似たプランです。
「電話はかけ放題で、インターネット通信は少なめ」という内容です。
ただ、内訳の書き方に違いがあります。
カケホプランは、通話が主体で、データ定額は追加サービス扱いですが、
ピタットプランは、データ通信が主体で、通話定額が追加サービス扱いになっています。
来月からのスマホ料金はどうなるのかな?
カタログの料金例を見ても料金を比較しにくいです。
そこで、今月と同じ条件でどう変わるのか見てみましょう。
ちょっと割引の適用などが変わる可能性があるので、正確な金額はわかりません。
しかし、一番 大きく影響するのは、データ定額の料金です。
ここで、3000円の差がつきます。
ピタットプランは、データ通信量で3ステップの料金に分かれています。
スマホを LINEやメール、調べものなどで使っている場合は、だいたい2ステップ目(〜4GB)になることが多いです。
このステップだと、現在の料金とほとんど変わらないようです。
3. どこでスマホ料金に差がつくのか?
同じ携帯会社でもライフスタイルによっては、合わせて4000円ぐらい節約できます。
つまり、スマホ料金が3000円台になります。
どんな条件があるのか、見てみましょう。
3-1. 電話かけ放題が必要か?
1つ目のポイントは、「電話かけ放題が本当に必要か?」ということです。
スマホを活用していると、インターネット回線経由のLINE通話やZoomなどの通話が増えます。
そういえば、最近 電話をかけていないかも……。
あまり電話回線を利用していないのであれば、「電話かけ放題」を止めるとだいぶ節約できます。
あるいは、「5分以内限定のかけ放題」という折衷案もあります。
3-2. Wi-Fiがあると有利
2つ目のポイントは、データ通信量を節約することです。
データ使用量が1GB以内のもっとも安い料金段階なら、1500円の節約になります。
ただし、スマホでは、何も使わなくてもアプリやセキュリティの自動更新があります。
実際には 月1GB以内に収めるのは至難の業です。
3-3. 家族と同居するとメリットが大きい
実は、大手携帯会社(キャリア)のスマホ料金に一番 大きな差が出るのは、家族と同居しているかなんです。
まず、家族が2人以上、3人以上で、auに加入していると、それぞれ 500円、1000円という割引が付きます。
しかし、スマホ料金を考えると、家族同居のメリットは他にもあります。
家族と同居していると、自宅でインターネット回線を契約している場合が多いからです。
特に、最近は テレワーク・ウェブ会議・オンライン授業など、自宅からネットにつなぐ必要が増えているので、家族に若い世代がいるとネット回線の契約する必要性は高いです。
すると、スマホでも家庭内のWi-Fi からインターネットに接続することが多くなります。
つまり、モバイルデータは、外出時しか使わなくなり、使用量をかなり小さく抑えることができるのです。
そっかぁ、うちは一人暮らしで、インターネット回線を引いていないからなぁ……。
3-4. 家のインターネット回線料は別にかかっている
もちろん、スマホ料金とは別に、インターネット回線自体の通信料が発生します。
例えば、「au ホームルーター」だと月5170円1、「auひかり」だと月7480円2 などの料金がかかっています。
ただ、インターネットを自由に使える便利さを考えると、家族の人数が多ければ十分 割に合うのです。
いずれにしても、家庭のネット回線を活用すれば、スマホ料金は見かけ上 かなり低くなります。
さらに、auを通して、インターネット回線やモバイルルーターの契約をすると、一人ずつのスマホ料金が割引になるプラン(auスマートバリュー)の存在です。
このようなセット契約でも、スマホ料金は500円割り引かれます。
4. できるのは「かけ放題」の見直しぐらい?
つまり、一人暮らしでスマホを契約するのと、家族同居でスマホを契約するので、だいぶ状況が違います。
それを金額だけで比較するのはフェアではありません。
スマホ料金だけでみると、一人暮らしだとやや割高に見えるからです。
節約ポイントの中で取り入れやすいのは、「かけ放題」の見直しですね。
さらに、もうちょっとスマホに詳しくなると、大きくスマホ料金を節約する選択肢が出てきます。
というのも、最近は 代替通信事業者(MVNO)やオンライン契約プランも増えたからです。
自分で手続きを理解したり、トラブル対応をする必要はありますが、その分 スマホ料金を節約することもできます。