iPhoneのシステム アップデートには、Wi-Fi接続が必要です。家庭にWi-Fiがない場合には、キャリアのWi-Fiスポットを利用する選択肢もあります。
以前に「au Wi-Fi接続ツール」について説明したことがあります。
この感想で「au Wi-Fiにつなぐのは、こんなに大変でなかった」というコメントをいただきました。
調べてみると、「au Wi-Fiアクセス」という新しいアプリが2020年9月にできていて、こちらを利用すると、スムーズに接続できることがわかりました。
今回は、新旧2つの au Wi-Fi アプリを比較してみます。
情報提供、ありがとうございます!
1. 2つの au Wi-Fiアプリ
iPhoneのAppStoreで「au wi-fi」で検索すると、2つのアプリが出てきます。以前からあるのが「au Wi-Fi接続ツール」で、2020年に追加されたのが「au Wi-Fiアクセス」です。
2. au Wi-Fiアクセスは評価が高い
まず、気づくのが評価の違いです。
新しい 「au Wi-Fiアクセス」の評価は、5段階の4以上と、高い評価になっています。
次にアプリ情報を比べてみると、販売元が違うことに気づきました。
「au Wi-Fiアクセス」は、Wire and Wireless Co.,Ltd. が販売しています。コピーライトとプライバシーポリシーも、主体は Wire and Wireless Co.,Ltd. になっています。
ワイヤ・アンド・ワイヤレスは、KDDIグループの公衆Wi-Fi専門事業者。
事業内容は、個人向けには、Wi-Fiスポットの提供とそのセキュリティ、企業向けには、店舗のWi-Fi環境の整備や、外国人観光客の集客です。
外国人観光客は、アプリでWi-Fiスポットを探すから、集客につながるんだねー。
アプリの説明を見てみると、利用対象や機能が違うことがわかります。
au Wi-Fiアクセス | au Wi-Fi接続ツール | |
au Wi-Fiスポット | au ID のログインが必要。 | au SIMのiPhone iPad(iOS9)に限定。 |
そのほか | Wi-Fiスポットの位置検索。 au スマートパスプレミアム会員限定で、フリーWi-Fiでの暗号化機能(VPN)。 | 宅内Wi-Fi機器への接続サポート。 |
ポイントになるのは、VPN機能です。
テレワークの普及で、会社の外でインターネットを使った仕事をすることが増えました。そうなると心配なのがセキュリティです。
「VPN」は、フリーWi-Fiスポットでの通信を暗号化するセキュリティ機能で、利用するには有料のセキュリティアプリの契約する必要があります。au の月額会員だと、ほかのセキュリティアプリなしで、VPN機能を使うことができるのは大きいですね。
なるほど!だから、2020年9月リリースなんですね。
au Wi-Fiアクセスが外部開発の理由も納得です。
これまで auでは、「Wi-Fiセキュリティ」アプリで、VPNサービスを提供していました。これが、au Wi-Fiスポットのプロファイル設定と合わせて、「au Wi-Fi アクセス」に統合されたのです。
「Wi-Fi セキュリティ」アプリは、2020年10月31日にサービス終了しています。
これまでのau Wi-Fi接続ツールは、KDDIによる無償サポートの状態でした。それが、セキュリティ機能と結びついたアプリになって、品質が向上しているようです。
テレワークでVPNが必要なら、スマートパスプレミアムに加入して、au Wi-Fiアクセスを使ってみようか、と思っちゃいますよね。
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