主にTwitterでサブアカウントを登録するために、Gmailをいくつか作成しているのですが、ふだんは送信は全くせず、iPhoneの Gmailアプリで 受信とメール削除のみをしている状態です。
昨年 6月に 「2年以上利用していない Gmailが削除される」という告知があったのですが、このまま 2年間過ぎると、突然 Gmail が利用できなくなる心配はありますか?
2021年6月の告知では、2年間以上利用していないGmailの「コンテンツ」が削除される、というものです。アカウントが削除される(受信やログインなどができなくなる)わけではありません。
また、コンテンツ削除の対象になっている場合には、3ヶ月前に個別の告知があります。
通常は 受信メールを定期的に確認していれば、知らないうちに削除される、ということはありません。
急にアカウントが利用できなくなるのは、悪質な規約違反の場合ぐらいです。
1. 「Gmailが削除される」とは?
2021年6月に Googleが告知していたのは、Gmailなどの保存するデータの仕組みが変更されたこと(Google One)が理由です。
GmailやGoogleドライブ、Googleフォトなどの保存容量が合算されるように変更されたことで、人によっては無料の容量をオーバーしてしまうからです。
データが削除する条件は、2つです。
コンテンツ(保存データ)が削除されるだけで、アカウントが削除されるわけではありません。
また、コンテンツ削除対象になっている場合には、3ヶ月前にはメールなどの通知があります。
Googleアカウントでは現在、GmailやGoogleドライブ、Googleフォトで使える15GBの保存容量が無料で提供されている。Googleは2021年6月1日より、各サービス(Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、図形描画、フォーム、Jamboard、サイトのファイルを含む)のポリシーを変更し、以下の対応を、早ければ2023年6月1日にも行うとのこと。いずれの場合も、コンテンツ削除の対象となる3カ月以上前に通知およびメールで知らせる。
Google、2年利用がないGmailなどのデータ削除へ。「早ければ2023年6月1日にも実施」 | マイナビニュース(2020/12/07)
2. どれくらいの期間放置すると削除されるのかはわからない
ただし、一般に、ウェブメールは、一定期間 放置すると利用停止になるのが通例です。これは、使われていないメールデータのために、メールサーバの容量が減ってしまっては困るからです。
銀行の「休眠口座」みたいなもんだね。
例えば、Yahooメールは6ヶ月、マイクロソフトは2年です。
Googleは、アカウント削除の基準について、具体的に期間や内容を示していません。以前(2008年時点)は、「9ヶ月利用実態がないと削除される」というルールがありましたが、今は この期間は明記されていません。
利用規約には、「理由によらず Googleはアカウントを削除できる」という主旨の記載があります。
3. メールアクセスは記録される
Gmailアプリでログインしているので、「放置」にはならないと思います。
iPhoneのGmailアプリは、定期的に「新着メールの受信」のアクセスをサーバに送信しています。これも、サーバには利用実態として記録されているはずだからです。
ただ、それでも心配なので、定期的に Googleから届くメールを「開封」しておけば、より安心と思います。開封処理は、メールの作成や返信などと同じように、メールサーバ内の状態を変更する操作です。
また、Gmail の利用停止になる場合でも、通常は数ヶ月前に連絡があるはずです。メールの受信確認を定期的にしておけば、不測の事態は避けられるはずです。
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