パソコンでインターネットに接続するのに、これまで有線LANでつないでましたが、今回 Wi-Fi に挑戦してみました。
パソコンのWi-Fi設定をオンにして、アプリの「らくらく無線スタート」で試みました。
しかし、エラーになってつながらず、そうこうしてるうちに何かに勝手に接続したようで、びっくりして1分しないうちに切断しました。
どうも、パスワード保護のないWi-Fiスポットに接続してしまったようです。
切断するまでの間は、インターネットブラウザも起動していないし、しいて言えばメールアプリが受信してただけですが、万が一 パソコンにウィルスが入ったり、盗み見られたりしていないか心配です。
通常は、パスワード保護のないWi-Fiでインターネットに接続するのは危険があります。しかし、無線機器ではインターネット接続とは別に、一時的にオープンなWi-Fiを利用することがあります。
今回は、ルータの「らくらく無線スタート」機能の仕組みについて見てみましょう。
1. オープンなWi-Fiとセキュリティ保護
確かに、「オープン」のWi-Fiには セキュリティ保護がありません。セキュリティ保護とは、具体的には通信を暗号化して、途中経路で傍受されないようにすることです。
オープンなWi-Fiには、パスワード保護と暗号化がないため、誰でもネットワークに参加し、通信内容を傍受できてしまいます。
2. らくらく無線のオープンWi-Fi
しかし、今回のオープンなWi-Fiは、直前に操作した「らくらく無線スタート」が関係しているため、危険なものではありません。
通常は、パスワード保護されたWi-Fiに接続するためには、「暗号化キー(Wi-Fiパスワード)」を登録する必要があります。
「らくらく無線スタート」は、NECのアプリで、この面倒な入力作業を自動でしてくれます。ただ、この作業ではルータからパソコンに設定を送信する必要があり、その途中にオープンなWi-Fiを一時的に利用しています。
ルータは、PCと接続してSSIDと暗号化キーの情報を登録するために、一時的にオープンな Wi-Fiネットワークを作ります。このオープンなWi-Fiは、ルータとPCを接続するだけで、インターネットには接続しません。
PCの「らくらく無線スタート」アプリは、オープンなWi-Fi を検知すると、自動で接続し、ルータからの情報を待ち受けます。
無事 PCに Wi-FiのSSIDと暗号化キーが登録できると、オープンなWi-Fiは役目を終えます。
ルータは改めてインターネット接続用のWi-Fiを作成し、PCは接続できるようになります。
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