Instagramアプリに、コロナウイルスに関するお知らせが表示されました。
試しに「mhlw.go.jpにアクセス」をタッチしてみると、ブラウザに切り替わり、厚生労働省のウェブページが表示されました。
1. 広告とお知らせは違う仕組み
「おやっ?」と思ったのが、その表示の仕方です。
Instagramには、有料で広告を掲載する仕組みがあります。「広告」は他の投稿に並んで表示されますが、投稿者名の下に「広告」と明示されます。
有料で広告を投稿するメリットは、フォローされていない相手にも幅広くアピールすることができることです。
1-1. Instagramのお知らせ
一方、この コロナウイルスに関するお知らせ は、広告とは別ものです。タイムラインの一番上に表示される情報は、Instagramしか掲載できません。
Instagramを使っていると、他にもいろいろな「お知らせ」が表示されます。
Instagramは、自由にお知らせを表示させることができます。
2. メディア化するSNS
Instagram は、写真と文章を投稿してコミュニケーションをするサービスです。基本的には、興味のある相手やテーマをフォローして、投稿を閲覧します。
しかし、自分がフォローしていない情報を見ることもあります。その一つが「広告」です。それに加えて、Instagramは「お知らせ」によって利用者全体に広報することができます。
日本でのInstagram利用者数は、2019年6月時点で3,300万人と言われています。
これだけたくさんの人に同時に情報を伝えることができるのです。
このようなSNSは、Instagramだけではありません。
他にも、厚生労働省がコロナ対策の告知で、LINEメッセージを活用したことがありました。
↓ いきなりLINEメッセージが届いて、びっくりした人もいたのでは。
また、2020年のアメリカ合衆国の大統領選では、トランプ大統領のTwitterでの投稿をめぐって「注意書き」や「アカウント停止」が話題になっています。
このように SNSプラットフォームは、「マスメディア」として社会の中で影響力が大きくなっています。そのSNSの影響力は、そこに多数の利用者がいることによって生まれているんですね。
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