- 2024年2月より、Gmail宛ての大量メール送信者に適用される新しいガイドラインが施行されます。
- これらの変更は、迷惑メールと不正なメッセージの増加に対処するために設けられました。
以前、Googleは 検索に表示するには、HTTPSに対応するように要求したことがありました。
今回は、そのメール版ということですね。
これで、一気にメールのセキュリティ保護が進むね。
1. Gmailにメールを送るには?7項目
Gmailの新しいポリシー応は、迷惑メールを減らし、より安全でスパムのないコミュニケーション経路を守るためのものです。
以下は、Gmailへメールを送る際に遵守すべき主な要点です。
すべきこと | 目的 | 具体的な手順 |
---|---|---|
メール認証の設定 | メールが承認されたサーバーから送信されたことを確認する。 | SPF、DKIM、DMARC、ARCの設定を各送信ドメインで行う。ドメインプロバイダーの管理画面から設定を追加。 |
DNSレコードの有効性確認 | 送信ドメインの信頼性を高める。 | DNS設定で、正しいAレコード(前方参照)とPTRレコード(逆参照)を設定する。 |
TLSによるメール伝送 | メールのプライバシーとデータセキュリティを保護する。 | メールサーバーがTLSをサポートしていることを確認し、必要に応じて設定を更新する。 |
スパム率の監視 | スパムとして分類されるリスクを低減する。 | Postmaster Toolsを使用してドメインのスパム率を定期的にチェックし、0.1%以下に保つ。 |
メールフォーマットの標準化 | 受信者との誤解を防ぎ、メールの配信性を向上させる。 | RFC 5322に準拠したメール構造(ヘッダ、本文、添付ファイル)を使用する。 |
なりすましの禁止 | メールがスパムとしてマークされるのを防ぐ。 | メールの送信元情報を正確にし、他のドメインや送信者を模倣しない。 |
ワンクリックでの登録解除オプションの提供 | 受信者が不要なメールの受信を容易に停止できるようにする。 | すべての商用および宣伝メールに、明確で簡単にアクセスできる登録解除リンクを含める。 |
これらの要件に適合しない大量メール送信者は、メールの配信率が大幅に低下する可能性があるようです。
メール送信者は、受信者に響くメールを提供することが重要です。
2. Gmailの新しいポリシーの目的
Gmail が2024年2月から新しいメール送信者ガイドラインを実施する主な目的は、ユーザーの受信箱をより安全でスパムが少ない環境にすることです。
いまやメールはコミュニケーションの重要な一部になっています。
しかし、最近 送られてくるメールは、ほとんどがスパム(迷惑メール)です。
そこで、Gmailは、大量にメールを送るには、メールの認証強化、簡単な登録解除オプションの提供、そして定められたスパム率のしきい値を超えないことを要求しています。
こちらもどうぞ。
[mixhost] 独自メールでDMARC設定をした
Gmailが「セキュリティ対応していないメールサーバからのメールを受け取らない(だいぶ意訳)」というので、メール設定を見直しています。DMARCレコードを追加しました。前回はこちら。つまり、DMARCってなに?簡単に言えば、「DMARC」は、メールのなりすましを防ぎ、安全なメールのやり取りを支援するための「ルール」です。このルールを決めておくと、メールが本物であることを確認し、偽物のメールをブロックして、そのメールがどう扱われたかを教えてくれるレポートが動きます。DMARCに...
「スマホがウイルスにかかってしまう」絶対にやってはダメな操作とは?【不明なアプリ】
「不在のために荷物を持ち帰りました」などという偽メッセージがよく来ます。無視しておけばよいのですが、どんな操作をすると危険なのでしょうか?ポイント迷惑メッセージのリンクを間違って押しても、慌てる必要はありません。それだけでスマホが乗っ取られるようなことは滅多にないからです。ただし、「不明なアプリのインストール」だけは許可してはいけません。「偽メッセージのリンクを押さない」の意味まずはメッセージのリンク、つまり下線付きのアドレスを押さないことが基本です。しかし、間違って押してし...
QRコードを読み込むと、関連記事を確認できます。