- LINE通話中に「相手が電話を着信しました」というエラーで切れてしまうことがあります。
- 電話以外にも、アラームなどの割り込みでLINE通話が強制的に解除されてしまうことがあります。
- 相手が iPhoneの場合、LINEの「通話」設定の「iPhoneの基本通話と統合」が有効であることが多いです。
すると、ほかのアプリの影響で通話を中断することがあるのです。
1. 「相手が電話を着信しました(T55)」というエラー
LINEの電話中に電話が切れて、相手に「相手が電話を着信しました」というエラーが表示されました。
ところが、後で相手に聞いてみると着信はなかったそうです。
なぜ、なのでしょうか?
LINEを使っていると、時に「相手が電話を着信しました(T55)」というエラーメッセージが出てきて、通話が切れてしまうことがあります。
相手が電話を着信しました(T55)」というエラーは、LINE通話への割り込みが入ったことを示しています。
それは、必ずしも電話とは限りません。
たとえば、相手のスマホでアラームが鳴った場合にも、通話は自動的に切れてしまいます。
通常の設定だと、LINE通話より電話やアラームが優先される設定だからです。

一番ありがちなのは、予定していたアラームが鳴ったとか、通信状況が悪かった、ということだと思います。
2. 「iPhoneの基本通話と統合」のオン・オフ

どこで その設定が決まっているの?
LINEアプリには「iPhoneの基本通話と統合」という設定があります。
もし、LINE通話が途切れないように最優先にしたいなら、LINEアプリの「設定」ー「通話」にある「iPhoneの基本通話と統合」を「オフ」にしておきます。

ただし、今度は重要な電話でも着信を見逃してしまう可能性があるので注意が必要です。
2-1. 電話・アラームでLINEを中断するか?

どうして、アラームが原因でLINE通話が切れてしまうの?
スマートフォンは、電話、アラーム、アプリなど、多くの機能を一つの端末でこなしています。
「iPhoneの基本通話と統合」の設定は、LINE通話とこれらの機能が同時に動作したときにどのように扱うかを決めています。
この設定がオンだと、LINE通話は本体の電話機能と同じように扱われるようになります。
ですので、他の電話の着信やアラームがあると通話を中断してしまうのです。
iPhoneの基本通話と統合」を有効にすると、
- iPhoneのホーム画面でLINE通話を受けられる。
- iPhoneの連絡先からLINE通話を発信できる。
一方、「iPhoneの基本通話と統合」がオフだと、LINE通話中に他の電話の着信やアラームがあっても、LINE通話は影響を受けません。
つまり、本来、電話・アラームとは無関係にLINE通話は動作していたけれど、「iPhoneの基本通話と統合」で電話と同じように扱うようになったわけです。
しかし、当初のLINEアプリの設計では、アラームなどのほかのアプリからの割り込みを想定していなかったので、エラーメッセージは「相手が電話を着信しました」のままになっているのです。
3. データ接続が不安定な場合も
ほかに通話が不安定になる要因に、データ通信量が多いことがあります。
あまり考えにくいですが、LINE通話中に動画や音楽を再生するなどの他のアプリを使用している場合です。
スマートフォンのLINE通話とデータ通信が競合してしまうからなのですが、このとき稀に「相手が電話を着信しました」というエラーメッセージが表示されることがあるようです。
つまり、通話とは無関係のデータ通信が原因の場合もあるのです。
3-1. 「ブロック」されていた可能性はある?

着信がないのに「相手が電話を着信しました」っていうから、もしかして通話中にブロックされたのかな、と思ったよ。
ブロックによって通話が切断されることは、仕組み上ありません。
ブロックの場合は、そのときのLINE通話はそのままです。
それ以降の通話やメッセージが届かなくなります。
3-2. LINE通話のスムーズな使用のためのヒント
ここまでの使い方の注意点をまとめると、
- 設定の見直し:
「iPhoneの基本通話と統合」が有効だと、ほかのアプリの動作がLINE通話より優先されます。 - 通知とアラームの確認:
通話を始める前に、設定されているアラームや通知を確認しておくよいです。 - ネットワーク接続の確認:
通話が切れないように安定したネットワーク接続を利用する方がよいです。たとえば、Wi-Fiが利用可能なら、Wi-Fi経由で通話を行うと良いでしょう。 - 他のアプリの使用を控える:
ないとは思いますが、通話中には動画の視聴や大量のデータ通信を伴うアプリの使用は終了しておきましょう。

実際には「iPhoneの基本通話と統合」の設定を確認したら、あとはそこまで気にしなくてもよいです。


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4. FAQ
4-1. Q. 「相手が電話を着信しました」というエラーメッセージはなぜ表示されるのですか?
A. このエラーメッセージは、LINE通話中に他の電話の着信やアラームなどの割り込みがあったことを示しています。特にiPhoneユーザーが「iPhoneの基本通話と統合」の設定を有効にしている場合、これらの割り込みによってLINE通話が自動的に中断されることがあります。
4-2. Q. LINE通話が不意に切れるのはなぜですか?
A. LINE通話が不意に切れる主な理由は、他のアプリからの割り込み(電話着信やアラーム)、不安定なデータ接続、または同時に多くのデータ通信を行っていることが挙げられます。これらの割り込みは、特に「iPhoneの基本通話と統合」設定が有効な場合に通話を中断させることがあります。
4-3. Q. 「iPhoneの基本通話と統合」の設定はどうすれば変更できますか?
A. 「iPhoneの基本通話と統合」の設定を変更するには、LINEアプリを開き、「設定」→「通話」へ進んで、該当のオプションをオフにします。この設定をオフにすると、LINE通話中に他の電話の着信やアラームがあっても、LINE通話は影響を受けなくなりますが、重要な着信を見逃す可能性もあるため注意が必要です。
4-4. Q. LINE通話をスムーズに利用するためのヒントはありますか?
A. LINE通話の利用をスムーズにするためには、以下のヒントが役立ちます:
- 「iPhoneの基本通話と統合」の設定を確認し、必要に応じてオフにする。
- 通話を開始する前に、設定されているアラームや通知を確認しておく。
- 安定したネットワーク接続を利用する。可能であれば、Wi-Fi経由で通話を行う。
- 通話中は、動画視聴や大量データ通信を伴う他のアプリの使用を控える。
これらの対策により、LINE通話中の不意な中断を減らすことができます。