YouTubeチャンネルにも「ハンドル」という「@で始まるチャンネル固有名」を決められるようになりました。
これは、YouTubeのユーザー同士(チャンネル同士)のやり取りをしやすくする機能です。
チャンネルURLが探しやすくなるだけでなく、InstagramやTwitterのように、タイトルやコメントでの「タグ付け」で使うことができます。


YouTubeチャンネルを運営しているなら、わかりやすいハンドルを設定すると、告知しやすくなります。
反対に、YouTubeは視聴するだけというのであれば、設定しないでも問題ありません。


一般ユーザーにとって一番大きい変更点は、コメントのメンションが、名前からハンドルに変わることかもね。
「ハンドルは間もなくリリースされます」
「YouTube Studio」アプリを見ていたら、「今すぐハンドルを選択〜」という通知が表示されました。


今すぐハンドルを選択して周囲と差をつけ、視聴者にチャンネルを見つけて視聴してもらうちゃんすを高めましょう。ハンドルはあなただけのものです。あなたのチャンネルを表現できるハンドルを選びましょう。
[閉じる] [今すぐ選択]
「YouTube ハンドルをお選びいただけるようになりました」というメールも届いていました。


「youtube.com/handle」をアクセスすると、自分がハンドルを選択できるか、確認することができます。
ハンドル機能が提供されると、@で始まる英数字を決めることができます(ほかの人と重なる場合は選べません)。
ハンドルはチャンネル名とは別に設定される
ハンドルの概要 – YouTube ヘルプ
固有の短いチャンネル識別子で、
「@」から始まります
(例: @youtubecreators)。


ただし、まだハンドルを選べない Googleアカウントもありました(2022-10-15 11:00時点)。
YouTubeは、今後数週間ですべてのチャンネルにハンドルを段階的に導入します。
YouTube ハンドル よくある質問


もしかしたら、チャンネル登録者の人数によって、順次 リリースされているかもしれません。
ハンドルを確認・変更するには?(チャンネル設定)
チャンネルのハンドルは、「チャンネル設定」から確認・変更することができます。
▼ YouTubeアプリの右上アイコン(プロフィール)から、
▼「チャンネル」、
▼「鉛筆アイコン(編集)」、
の順にタップしていきます。


ただし、まだハンドル機能が提供されていないチャンネルでは、チャンネル設定を見ても「ハンドル」「チャンネルURL」の項目がありませんでした。




ハンドルの表示は「今年中」とあるし、もうちょっと時間がかかるんだね。
ハンドルの意味は?


「ハンドル」って何のために使うの?
ハンドルの目的は、
▼ ショート動画に表示
▼ 動画内でタグ付けしてもらう
▼ YouTubeで探しやすい
ということです。


主に、TikTokのような動画を通した交流・コラボができるようにした変更ですね。
ハンドルは一意
「ハンドル」は、ショート動画での交流を活発にするために導入されたと思いますが、これまでのYouTubeの機能でも活用されます。それは、チャンネルURLとメンションです。
「ハンドル」の特徴は、「固有性・一意性(ユニーク性)」です。
つまり、他の人と重複するハンドルは取得できません。
「チャンネル名」は他人と重なる名前でも自由に付けられます。
また自由に変更できるので、その時々でチャンネル名の一部に「告知」を含めるような運用もできます。
一方、「ハンドル」は、すでに他のチャンネルが使用しているものは選べません。
自由に変更できる「チャンネル名」と、
チャンネル固有の「ハンドル」ができるわけです。


確かに、InstagramやTikTokっぽいね。
カスタムURLからハンドルへ(外部リンク)
ハンドルは、重なりがなくなるので、チャンネルURLにも利用できます。
これまで、ウェブページなどで自分のYouTubeチャンネルを紹介する場合、通常 リンクURLはかなりランダムな文字列になっていました。


例えば、ちいラボのチャンネルへのリンクは、
https://www.youtube.com/channel/UCmxiAMzMsEnN6m_1seVpiMA
という長いURLでした。
それが、ハンドルを登録すると、
https://www.youtube.com/@chiilabo
となります。
もちろん、これまでも URLをわかりやすくするために「カスタムURL」という仕組みがありました。
カスタム URL は、視聴者と共有できる、覚えやすいチャンネル URL です。カスタム URL はチャンネル名に基づいて作成されます。
カスタム URL の概要 – YouTube ヘルプ
むしろ、「ハンドル」は、今までの「カスタムURL」を発展させたものとも言えます。
YouTube内部の交流でも より活用できるようになったわけです。
コメントとメンション
ハンドルは、コメントでも利用されるようになります。
コメント・返信などの「メンション」は、@チャンネル名 ではなく、@ハンドル で指定するようになる。


YouTubeには、動画の下に「コメント」欄があり、自由に意見のやり取りができるようになっています。
特定のコメントに対して、返信(リプライ)をする場合、これまでは相手の名前(チャンネル名)で指定していました。この相手を指定してコメントすることを「メンション(言及)」といいます。
ところが、チャンネル名前は自由に変更できます。
頻繁に名前を変える相手だと、誰に返信したコメントなのかわからなくなってしまうことも少なくありませんでした。


特に、攻撃的な表現や、紋切り型のコメントを投稿するアカウントは、よく名前を変えて、コメント欄の流れをわかりにくくさせているように思います。
これが、「ハンドル」になると重複はできないので、「なりすまし」を防ぐことが期待できます。


TwitterやInstagramでも、コメントの発信者の表示に(重複して取得できない)「ユーザー名」を利用しています。「なりすまし」をチェックする、かんたんな目印になっています。
YouTubeはSNS
YouTubeは、一般に「動画投稿サイト」と考える人が多いですが、
実際には「動画を介したSNS」として設計されています。
より交流の仕組みが充実したわけです。


動画SNSとしては、TikTokやInstagramのリールが台頭しています。
YouTubeも交流の機能を増やそうと工夫しているですね。
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