- USBメモリを使って書類を管理する場合には、「バックアップ」、つまり「控え」をとっておくことが大事です。
- というのも、USBメモリは、接触不良や取り外しのミスなどで、かんたんに中身のデータが壊れてしまうことがあるからです。
- 一番シンプルな方法は、パソコン内のフォルダにも保存しておくことです。
パソコンは、USBメモリに比べて、大量のデータを保管できます。
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あれ?
メインをパソコン本体、バックアップをUSBメモリにする方が一般的じゃないの?
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確かに、USBメモリはデータ保管媒体としては、安全性にかけます。
しかし、人によって、ネットカフェやホテル、大学の情報棟など、外でパソコンを借りることが多い場合は、USBメモリをメインのデータ保管場所にする運用もあるんですよ。
パソコン教室などでも、USBメモリを保存場所にする方法で習うことが多いです。
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いつも、同じパソコンを使える環境ばかりではないんだね。
1. USBメモリをコピーするには?
USBメモリ内のそれぞれのファイルは、「ドラッグ(マウスを押したまま動かす)」することでコピーできます。
ところが、「USBドライブ」など外部ドライブそのものの場合は、 パソコン内にドラッグしても「リンクのコピー」になってしまいます。
これでは「ショートカット」ができるだけで、中身はコピーされません。
そこで、USBメモリをパソコン内に「まるごとコピー」するには、「コピー・貼り付け」を使うのがわかりやすいです。
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「エクスプローラ(書類入れ)」を起動して、「PC」から「USBドライブ」を選択します。
Windows 11では、画面上部にコピーのボタンを押します(右クリックのメニューからも「コピー」できます。)。
今度は、パソコン内の保管場所(例えば、「ドキュメント」フォルダ)を選択します。
この状態で「貼り付け」を選択すると、先程 記憶した「USBドライブ」の中身が全てコピーされます。
Ctrlキーを押しながらドラッグすれば、外部ドライブでもコピーできます。
Ctrlキー+ドラッグは、ファイル・フォルダの明示的なコピーです。
2. フォルダ名を変更する
そのままでは、いつの時点のバックアップかわかりにくいです。
そこで、フォルダ名を変更してバックアップ日時を入力しておきます。
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このようにすることで、バックアップするたびに、それぞれの時点のデータが保管されることになります。
3. データコピーのメリット・デメリット
この方法のメリットは、
- 基本的な機能(コピー)だけでデータ管理できること
- 古いデータも探すことができること
しかし、データ量が多くなるとデメリットもあります。
- 毎回 すべてコピーするので時間がかかる
- 重複するデータを保管するのでストレージ容量が必要になる
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もし、管理するデータが増えてきたら、より本格的なバックアップ方法が必要になってきます。
一般的なのは、パソコン本体を主なデータ保管場所にして、外付けHDDやクラウドストレージなどにバックアップする方法です。
とくに、クラウドストレージは、同じアカウントで設定しておくと、パソコンやスマホでデータが「同期」されるので、管理しやすくなります。
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Windows PCの場合は、マイクロソフトの提供する「OneDrive」を利用するのが、一番 かんたんです。
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