PayPayやLINE Payなど、QR決済のコードを読み込むと、QR決済アプリが開きます。基本的には、そこで「支払い」ボタンを押して確定しない限り、支払いは行われませんので大丈夫です。
また、事前にQR決済アプリで登録していない場合は、もっと安心で、そもそも支払い自体ができません。
1. お店側の支払いコードは支払いページへのリンク

そもそも、PayPayやLINE PayなどのQRコードには、何が書かれているの?
「QRコード」は、文字列を自由に符号化できます。QR決済アプリで利用されるQRコードも中身は、文字列です。お店用のコードと利用者用のコードで少し違いがあります。
フリーマーケットなどのお店では、お店に支払い用QRコードが掲示されている場合があります。これは、利用者のスマホでスキャンして、支払金額を入力します。
お店側の支払い用QRコードは、アプリサービスの支払いページへのリンクになっています。
例えば、LINE Payの支払いコードは「https://lin.ee/A1B2C3D」のように、お店ごとの支払いページが設定されています。


これまでも銀行振込で支払うときには、ATMで相手の口座番号を指定して振り込んでいましたよね。
口座番号にあたるのが、支払いページのURLです。
2. 間違って支払い用リンクを読み込んだらどうなる?

間違って読み込んで、支払いになってしまう心配はない?
スマホは、リンクの先頭を確認して、対応するQR決済アプリで開きます。
例えば、PayPayの支払い用コードなら、先頭は「qr.paypay.ne.jp」になっています。その後に記載されたショップの番号をPayPayアプリにわたすことで、そのお店の支払い画面が表示されます。

QR決済アプリでは、支払いコードを読み込むと、金額が表示されます。「確認」の操作をしない限り、支払われません。

もし、アプリがない場合はどうなるの?
アプリがインストールされていない場合は、アプリの紹介ページが表示されるだけです。

支払う必要があれど、まずはアプリを追加してから、もう一度 QRコードを読み取り直す必要があります。
3. 利用者が見せる支払いコードは「ただの番号」

レジで自分のスマホのQRコードを見せる場合はどうなの?
実は、支払う側がレジで見せるときのQRコードは、ただの番号になっています。QRコードを読み取っても、番号単体では何も起こりません。

レジでは、「LINE Pay」など決済サービスを選んだ上で、番号を読み取ります。すると、その人の口座から支払いがされることになります。
基本的には、支払いコードを表示する操作が、「一時的な引き落とし許可」になっています。
コードを提示するタイミングで割振られた番号には有効期限が5分だけです。決済完了や時間制限で解除されるので、知らないところで勝手に支払われる心配は まずありません。

たまたま自分がコードを表示していたタイミングで、たまたま知らないところで同じ番号で支払いをする、なんて偶然はまずないよね。番号は5分毎に変わるし。
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