LINE公式アカウントで、お店のクーポンを送ったのですが、新しく登録してくれたお客さんからは、「届いていない」と言われました。
どういう仕組みなのか、よくわかっていません。
LINE公式アカウントでは、一斉メッセージを配信する機能があります。しかし、それでクーポンを送っても、その時点の登録者にしか送れていません。
今回のように、新しい登録者全員にクーポンを送りたいなら、「あいさつメッセージ」や「リッチメニュー」に登録しておくとよいです。
一度、「LINE公式アカウント」のメッセージや投稿の仕組みを整理しておきましょう。

メッセージ配信は、どちらかというと「バーゲン」や「期間限定キャンペーン」のように、来店を促すタイミングで使われることが多いです。
1. お客さんから見えること
「LINE公式アカウント」は、お店のためのLINEです。
まずは、登録してくれたお客さんからどう見えるのか、見てみましょう。
登録者は、メッセージを受け取るだけでなく、トーク画面の上からプロフィール、投稿一覧 を見ることができます。

例えば、プロフィールから営業時間を確認したり、投稿から近況を見たりすることができます。
ちなみに、画面下にリッチメニューがあると、入力欄がありません。左下のボタンを押すと、入力欄を表示させることができます。
2. LINE公式アカウントでできること
LINE公式アカウントは、お店の広告・宣伝と問合せ対応に利用できます。
メリットも多いですが、注意点もあります。

2-1. 良くも悪くも目に付きやすい「メッセージ配信」
LINE公式アカウントが、その一番の特徴は「メッセージ配信」です。
LINE公式アカウントに登録してもらうと、一斉にメッセージを送信することができます。日常の連絡でも使われる LINEメッセージで送られるので、通知から広告メッセージを見てもらいやすいです。
大事なのは、その時の登録者全員に送られるメッセージなので、以後の新しい登録者に表示されるわけではありません。

トークルームにずっと追加されるのかと思っていたよ
ダイレクトメールのような機能ですが、その反面 あまり頻繁に送ると受信拒否(ブロック)されてしまうこともあります。
メッセージ配信は 基本的に有料ですが、月1000通までは無料で送ることができます。

月1000通なんて、一日30回も送れるってこと?
そんなに送ることなんてある?
この「1000通」というのは、メッセージが送られた人数でカウントされます。
つまり、登録者が100人なら10回、
1000人なら1回で、使い切ることになります。
2-2. VOOM投稿はファンとの交流
「VOOM投稿」は、近況の投稿を公開する機能です。お店に興味のある相手に、LINEのプロフィールから、投稿を見てもらうことができます。
「VOOM」は、以前は「タイムライン」という名前でした。TikTokなどショートムービーが流行ってきて、名称変更になりました。

FaceBookやInstagramなど ほかのSNSと似た仕組みですね。
投稿を見るには お客さんのひと手間が必要なので、興味のある人しか見てくれない傾向があります。しかし、逆にその分 見てくれる人はお店に好意的な傾向があるなので、近況などを頻繁に投稿しても、うるさがられる心配は少ないです。

投稿には、リンクをつけて、ホームページなどで詳細を説明することもできます。
2-3. 問合せがあれば トークで返事できる
LINE公式アカウントでは、登録者とトークでやり取りすることもできます。ただし、個別のメッセージのやり取りをするには、お客さんの方から一度でもメッセージを送ってもらう必要があります。
「LINE公式に登録するだけで、お店に自分の情報が送られてしまう」と感じると思うのですが、実際にはそれだけでは、お店側は誰が登録したか わかりません。登録者の人数にはカウントされますが、アカウント名まではわからないようになっています。通常の「友だち登録」とは違うんですね。

つまり、相手のお客さんからメッセージをもらえば、こちらから個別にクーポンを送ることもできます。
クーポンは、メッセージ入力欄の左にある「+」のボタンから送ります。
3. そのほかの機能でLINE公式を使いやすくする
「LINE公式アカウント」アプリの「ホーム」を見ると、ほかにもたくさんの機能ボタンがあります。
大きく分けると、
・登録情報の管理
・リッチメニュー(トークに表示するメニュー)
・クーポンやスタンプ帳
・自動応答メッセージの登録
があります。

そのままでもLINE公式アカウントは使えますが、見てみるとさらに使いやすく設定することができます。
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